Micro Focus Server Express™

入門書

Micro Focus™

第 2 版
2000 年 3 月

Micro Focus は、このマニュアルの内容が公正かつ正確であるよう万全を期しておりますが、 このマニュアルの内容は予告なしに随時変更されることがあります。

このマニュアルに述べられているソフトウェアはライセンスに基づいて提供され、その使用および複写は、ライセンス契約に基づいてのみ許可されます。特に、Micro Focus 社製品のいかなる用途への適合性も明示的に本契約から除外されており、Micro Focus はいかなる必然的損害に対しても一切責任を負いません。

Micro Focus® および Animator® は Micro Focus の登録商標です。

Dialog System™、ディレクトリ機能™、Application Server™、 Micro Focus™、Micro Focus COBOL™、Object COBOL™、および Server Express™ は Micro Focus の商標です。

IBM® は International Business Machines Corporation の登録商標です。

UNIX® は X/Open Company Limited の登録商標です。

Copyright© 1999-2001 Micro Focus.
All Rights Reserved

序文

このマニュアルでは、Server Express の概要、およびその機能と使用法について説明します。まずこのマニュアルを参照してから、Server Express をインストールし、他のマニュアルを参照してください。

対象読者

このマニュアルは、COBOL 言語および使用しているオペレーティングシステムに精通している読者を対象にしています。この『入門書』を参照して、『Server Express ユーザガイド』で COBOL 開発サイクルを理解してから、他のマニュアルをお読みください。

環境

Micro Focus COBOL システムは、Windows 95、Windows 98、Windows NT、および多くの UNIX システムで利用できます。

この COBOL システムに付属のマニュアルには、これらのすべての環境に該当する一般的なものと、オペレーティングシステムに固有なものがあります。ただし、オペレーティングシステム固有のマニュアルにも、一般的な内容の章が含まれています。この点については、この『入門書』の『はじめに』の章で詳しく説明します。

規則

このマニュアルでは、特に指定しないかぎり次の規則が適用されます。

• UNIX に関する部分は、UNIX System V リリース 4.0 以降と互換するすべてのオペレーティングシステムに適用し、System V Interface Definition (SVID) に準拠します。

表記規則

このマニュアルでは、次の表記規則を使用しています。

• Enter はキャリッジリターンまたは Enter キーを表します。入力するコマンドを示す個所には、Enter キーは表示されません。Enter キーは、行の最後に必ず押してあるものとします。
  
  
• 16 進数は引用符で囲まれ、その前に小文字の x または h がついています (x"9D"、h"03FF"など)。x は、16 進数が文字列を表す場合に使用します。数値を表す場合は、h を使用します。
  
  
• COMP-X および COMP-5では、PIC 99 ではなく PIC X を使用します。PIC 99 とは異なり、PIC X はデータ項目の長さを直接表すため、COMP-X の使用を明確に示し、指定したバイト数のバイナリ項目を定義できます。

コマンド行

コマンド行では次の形式を使用します。

• 斜体で表される語は、ユーザによって入力される名前を表す総称です。

  これらの語は、表示されているとおりに大文字または小文字で入力する必要があります。

• オプションとして入力するテキストは、角かっこ ([ ]) で囲みます。
  
  
• 選択する必要があるオプションは、中かっこ ({ }) で囲みます。
  
• { } や [ ] で囲まれたテキストを繰り返す場合は、その後に省略記号 (...) をつけます。特に指定がない限り、何度でも繰り返すことができます。
  
• 1 つのコマンド行が 1 ページに収まらない場合は、次の行に続けます。継続行はインデントされます。
  
  
• このマニュアルでは、特定の UNIX プラットフォームに固有の詳細について、Readme ファイルへの参照を示す場合があります。
  
  
• すべてのコマンド行形式と例は、標準の UNIX シェル、Bourne シェル用です。別のシェルを使用している場合は、UNIX のマニュアルを参照して該当の形式を確認してください。
  
  
• 環境変数を使用する例で、環境変数がそのシェルへエクスポートされていることが示されていない場合は、エクスポートされているものとみなします。
  
  
• ファンクションキーまたは Alt や Ctrl キーを使用するキーストロークの一部は UNIX プラットフォームで使用できません。付録『UNIX のキー割り当て一覧』に、このマニュアルに示されているキーストロークと対応する実際のキーストロークを示します。

注

• F1=Help は文字モードの Micro Focus ソフトウェアのすべてのメニューに表示されます。これは、現在のメニューを説明するヘルプ画面を起動します。このマニュアルでは、F1=Help について説明しません。
  
  
• 画面の表示される内容は、このマニュアルに表示されている内容と若干異なる場合があります (バージョン番号など)。この違いにより、ソフトウェアの操作に影響をおよぼすことはありません。