環境変数:アルファベット順

ヒント:Enterprise Server の環境変数を設定する方法と場所については、「環境変数の設定」、「ユーザー インターフェイスから環境変数を設定するには」、および「コマンド ラインから環境変数を設定するには」を参照してください。
A B C D E F G H l J K L M
N O P Q R S T U V W X Y Z

A

C

CAS_SRV_CANCEL

SEP によってロードされたサービス モジュールのキャンセル方式を指定します。この方式は、サービス モジュール呼び出しの完了時に要求ハンドラーに影響します。
構文
CAS_SRV_CANCEL={P|L|N|D}
パラメーター
P
物理キャンセル
L
論理キャンセル
N
キャンセルなし
D
遅延キャンセル
デフォルト
CAS_SRV_CANCEL=P
説明
Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。
CAS_SRV_CANCEL=L

CCITCPT_service-name

サービスに接続する際にクライアントが使用するホストまたはポート (あるいはその両方) を指定します。
構文
CCITCPT_serice-name=[unused], MFNODE:node-name, MFPORT:port-number
パラメーター
service-name
クライアントの接続先の CCI サービスの名前。UNIX プラットフォームでは大文字にする必要があります。
unused
カンマの前のパラメーターは CCITCPT では使用されませんが、CCITCPS との一貫性を保つためにサポートされています。
node-name
接続するホスト名または IP アドレス。
port-number
接続する TCP ポート。
デフォルト
設定されていません。クライアントは、MFDS ディレクトリでサービスの検索を試みます。
説明
この環境変数を使用して、CCI クライアントに、指定されたサービスの場所を MFDS に照会するのではなく、指定されたホストとポートに直接接続するように指示します。
CCITCPT_MYSERVICE=,MFNODE:localhst.MFPORT:3000

COB_LIVE_RECORD

ライブ レコーダー機能で作成されたライブ記録ファイル (.mfr ファイル) のパスまたはファイル名プレフィックス (あるいはその両方) を指定します。
制約事項:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
構文
COB_LIVE_RECORD=[path-name/]file-prefix
パラメーター
path-name
.mfr ファイルの場所を示すフル パス。
file-prefix
ドット (.) およびファイル拡張子の前のすべての文字で構成されるファイル プレフィックスの名前。
デフォルト
デフォルトのパスは、COBOL プロパティで定義された出力ディレクトリです。デフォルトのファイル プレフィックスはありません。
説明
ライブ記録ファイルは、作成時と同じオペレーティング システムで再生する必要があります。

Animator は、セッション間の情報を情報ファイルに登録して更新できます。

COB_LIVE_RECORD_SIZE

ライブ記録ファイルに書き込まれるイベントの保存に使用できるメモリ量を指定します。
制約事項:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
構文
COB_LIVE_RECORD_SIZE=mem-size
パラメーター
mem-size
記録ファイルに書き込まれるイベントに割り当てるメモリの量 (メガバイト (MB) 単位)。有効な値の範囲は 67 以上であり、使用可能なメモリ、ビット体系などに応じて値が決まります。
注:イベント ログはファイルへの書き込み時に圧縮されるため、これは、ディスクに保存されているライブ記録ファイルの実際のサイズではありません。
デフォルト
COB_LIVE_RECORD_SIZE=268
説明
COB_LIVE_RECORD_SIZE を設定すると、録画中のパフォーマンスが向上する場合があります。

制限に達すると、バッファーが循環されます。つまり、最新のイベント用に領域を確保するために、最も古いイベントが削除されます。

32 ビット システムの場合、適切な範囲は 500 から 1000 までです。

最適な設定を決定するには、実際に試してみるとよいかもしれません。

COB_LIVE_RECORD_SIZE=756

COBAIF

Animator で、アニメート対象プログラムのセッション (.aif) ファイルが検索される場合の検索先ディレクトリ パスを指定します。ここで指定したディレクトリ パスは、情報 (.idy) ファイルと同じディレクトリにセッション ファイルがない場合に使用されます。
制約事項:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
構文
COBAIF=path-name[:path-name[...]]
パラメーター
path-name
.aif ファイルを検索するパスの名前。
デフォルト
設定されていません。Enterprise Server は、COBIDY 環境変数が設定されている場合は、その環境変数で指定されたディレクトリ内で .aif ファイルを検索します。COBIDY が設定されていない場合、または .aif ファイルが見つからない場合は、現在のディレクトリを検索します。それでも見つからない場合、Enterprise Server は、COBIDY 環境変数で指定された最初のディレクトリ (設定されている場合) に .aif ファイルを作成します。COBIDY が設定されていない場合、Enterprise Server は現在のディレクトリに .aif ファイルを作成します。
説明
COBAIF が設定されている場合、検索順序は、1) COBAIF で指定されたディレクトリ、2) COBIDY で指定されたディレクトリ、3) 現在のディレクトリ、になります。Enterprise Server は最初に検出した .aif を使用します。見つからない場合、Enterprise Server は、COBAIF で指定された最初のディレクトリに .aif ファイルを作成します。

Animator は、セッション ファイルを更新して、セッション間で保持される情報を登録できます。

.aif ファイルには、ブレークポイントおよびモニターに関する詳細情報が含まれています。

COBAIFNAME

アニメートされるプログラムの Animator セッションファイル (.aif) のベース名を指定します。
制約事項:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
構文
COBAIFNAME=base-name
パラメーター
ベース名
.aif ファイルのベース名。
デフォルト
設定されていません。
説明
COBSW=+A を使用して Animator を起動し、以降のアニメーション セッションのためにブレークポイントを保存したい場合は、この環境変数を指定する必要があります。また、anim コマンドを使用して Animator を起動する場合にもこの環境変数を指定できます。この場合、ユーザーが指定したベース名は .aif ファイルのベース名としてアプリケーション名をオーバーライドします。

.aif ファイルには、ブレークポイントおよびモニターに関する詳細情報が含まれています。

COBANIMOPT

Character Animator で使用する追加の指令を指定します。
注:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
構文
COBANIMOPT=directive-name[:directive-name[...]]
パラメーター
directive-name
Character Animator で使用する指令。ファイル名は指定できません。
デフォルト
設定されていません。Character Animator を実行するのは、コマンド ラインで指定された指令のみです。
説明
Character Animator を起動すると、まず COBANIMOPT で指定した指令が読み取られ、次にコマンド ラインで指定した指令が使用されます (COBANIMOPT で設定された指令よりも、コマンド ラインの指令の方が優先される可能性があります)。
COBANIMOPT=MIXEDLANGDEBUG:MULTITHREAD

COBANIMSRV

実行中の COBOL プログラムに Character Animator をアタッチします。
制約事項:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
構文
COBANIMSRV=prog-id
パラメーター
prog-id
Character Animator のアタッチ先プログラムを識別する ID。
デフォルト
設定されていません。
説明
この環境変数は、クロスセッション デバッグで特に役立ちます。
1 つ目のコンソール セッションで次のように指定します。
export COBANIMSRV=myid

myidCharacter Animator が特定の 1 つのプログラムに結び付けられるように使用する一意の ID です。Character Animator を起動するコマンドを次のように入力します。

cobanimsrv

Character Animator は、前の手順で指定された ID に一致する COBOL プログラムが起動されるまで待機します。別のコンソール セッションで次のように入力します。

export COBANIMSRV=myid
cobrun prog1.int

prog1.int が起動すると、一意の識別子myidが Character Animator の識別子と一致するため、Character Animator はこのプロセスにアタッチされます。コンソール セッション 1 で Character Animator のメイン画面が表示され、prog1.int の最初の行にカーソルが置かれます。

COB_LIVE_RECORD_SIZE

ライブ記録ファイルに書き込まれるイベントの保存に使用できるメモリ量を指定します。
制約事項:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
構文
COB_LIVE_RECORD_SIZE=mem-size
パラメーター
mem-size
記録ファイルに書き込まれるイベントに割り当てるメモリの量 (メガバイト (MB) 単位)。有効な値の範囲は 67 以上であり、使用可能なメモリ、ビット体系などに応じて値が決まります。
注:イベント ログはファイルへの書き込み時に圧縮されるため、これは、ディスクに保存されているライブ記録ファイルの実際のサイズではありません。
デフォルト
COB_LIVE_RECORD_SIZE=268
説明
COB_LIVE_RECORD_SIZE を設定すると、録画中のパフォーマンスが向上する場合があります。

制限に達すると、バッファーが循環されます。つまり、最新のイベント用に領域を確保するために、最も古いイベントが削除されます。

32 ビット システムの場合、適切な範囲は 500 から 1000 までです。

最適な設定を決定するには、実際に試してみるとよいかもしれません。

COB_LIVE_RECORD_SIZE=756

COBAIFNAME

アニメートされるプログラムの Animator セッションファイル (.aif) のベース名を指定します。
制約事項:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
構文
COBAIFNAME=base-name
パラメーター
ベース名
.aif ファイルのベース名。
デフォルト
設定されていません。
説明
COBSW=+A を使用して Animator を起動し、以降のアニメーション セッションのためにブレークポイントを保存したい場合は、この環境変数を指定する必要があります。また、anim コマンドを使用して Animator を起動する場合にもこの環境変数を指定できます。この場合、ユーザーが指定したベース名は .aif ファイルのベース名としてアプリケーション名をオーバーライドします。

.aif ファイルには、ブレークポイントおよびモニターに関する詳細情報が含まれています。

COBANIMOPT

Character Animator で使用する追加の指令を指定します。
注:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
構文
COBANIMOPT=directive-name[:directive-name[...]]
パラメーター
directive-name
Character Animator で使用する指令。ファイル名は指定できません。
デフォルト
設定されていません。Character Animator を実行するのは、コマンド ラインで指定された指令のみです。
説明
Character Animator を起動すると、まず COBANIMOPT で指定した指令が読み取られ、次にコマンド ラインで指定した指令が使用されます (COBANIMOPT で設定された指令よりも、コマンド ラインの指令の方が優先される可能性があります)。
COBANIMOPT=MIXEDLANGDEBUG:MULTITHREAD

COBAIF

Animator で、アニメート対象プログラムのセッション (.aif) ファイルが検索される場合の検索先ディレクトリ パスを指定します。ここで指定したディレクトリ パスは、情報 (.idy) ファイルと同じディレクトリにセッション ファイルがない場合に使用されます。
制約事項:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
構文
COBAIF=path-name[:path-name[...]]
パラメーター
path-name
.aif ファイルを検索するパスの名前。
デフォルト
設定されていません。Enterprise Server は、COBIDY 環境変数が設定されている場合は、その環境変数で指定されたディレクトリ内で .aif ファイルを検索します。COBIDY が設定されていない場合、または .aif ファイルが見つからない場合は、現在のディレクトリを検索します。それでも見つからない場合、Enterprise Server は、COBIDY 環境変数で指定された最初のディレクトリ (設定されている場合) に .aif ファイルを作成します。COBIDY が設定されていない場合、Enterprise Server は現在のディレクトリに .aif ファイルを作成します。
説明
COBAIF が設定されている場合、検索順序は、1) COBAIF で指定されたディレクトリ、2) COBIDY で指定されたディレクトリ、3) 現在のディレクトリ、になります。Enterprise Server は最初に検出した .aif を使用します。見つからない場合、Enterprise Server は、COBAIF で指定された最初のディレクトリに .aif ファイルを作成します。

Animator は、セッション ファイルを更新して、セッション間で保持される情報を登録できます。

.aif ファイルには、ブレークポイントおよびモニターに関する詳細情報が含まれています。

COBANIMSRV

実行中の COBOL プログラムに Character Animator をアタッチします。
制約事項:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
構文
COBANIMSRV=prog-id
パラメーター
prog-id
Character Animator のアタッチ先プログラムを識別する ID。
デフォルト
設定されていません。
説明
この環境変数は、クロスセッション デバッグで特に役立ちます。
1 つ目のコンソール セッションで次のように指定します。
export COBANIMSRV=myid

myidCharacter Animator が特定の 1 つのプログラムに結び付けられるように使用する一意の ID です。Character Animator を起動するコマンドを次のように入力します。

cobanimsrv

Character Animator は、前の手順で指定された ID に一致する COBOL プログラムが起動されるまで待機します。別のコンソール セッションで次のように入力します。

export COBANIMSRV=myid
cobrun prog1.int

prog1.int が起動すると、一意の識別子myidが Character Animator の識別子と一致するため、Character Animator はこのプロセスにアタッチされます。コンソール セッション 1 で Character Animator のメイン画面が表示され、prog1.int の最初の行にカーソルが置かれます。

COBATTR

ACCEPT および DISPLAY 文で使用される HIGHLIGHT と LOWLIGHT 句の非標準動作を指定します。これは、以前の COBOL 製品との互換性を提供するためのものです。
制約事項:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
注意:
将来的にサポートが中止される可能性があるため、可能な限り COBATTR の使用は避けてください。
構文
COBATTR={0|1|2|3|4|5|6|7}
パラメーター
0
標準のデフォルト動作を提供します。
1
COBOL プログラムが HIGHLIGHT 句に従ってテキストを表示すると、ランタイム システムは太字モードを使用します。ランタイム システムは、通常のテキストにはデフォルトのモードを使用します。端末の terminfo エントリで淡色表示モードを指定しても、何の効果もありません。LOWLIGHT 句にも効果はありません。
2
高輝度および低輝度の空白文字は、通常モードの空白文字と同じであるとみなされません。
3
動作はパラメーター 1 と 2 の組み合わせです。
4
COBOL バージョン 3.2 よりも古い製品のデフォルト動作との互換性を提供します。
5
動作はパラメーター 4 と 1 の組み合わせです。
6
動作はパラメーター 4 と 2 の組み合わせです。
7
動作はパラメーター 1、2、および 4 の組み合わせです。
デフォルト
COBATTR=0
説明
COBOL プログラムが HIGHLIGHT 句に従ってテキストを表示する場合、その効果は、端末の terminfo エントリで淡色表示モードが指定されているかどうかによって異なります。淡色表示モードが指定されている場合、ランタイム システムは強調表示されたテキストにデフォルト モードを使用し、通常のテキストに淡色表示モードを使用します。淡色表示モードが指定されていない場合、ランタイム システムは強調表示されたテキストに太字モードを使用し、通常のテキストにデフォルト モードを使用します。LOWLIGHT 句には効果がないため、外観は通常のテキストと同じになります。
COBATTR=1

COBCCSIDDIR

CCSID 変換テーブルを使用するディプロイ済みアプリケーションの変換テーブルのインストール場所を指定します。
構文
COBCCSIDDIR=base-dir
パラメーター
base-dir
各変換テーブルのサブディレクトリを含むベース ディレクトリ。
デフォルト
設定されていません。CCSID テーブルは、デフォルトで %ProgramFiles(x86)%\Micro Focus\Visual COBOL$COBDIR ディレクトリにインストールされます。

COBCONFIG

何らかの方法でランタイム構成可能オプションを調整するランタイム構成ファイルを指定します。
構文
COBCONFIG=path-name
パラメーター
path-name
ランタイム システムを調整する COBOL 構成ファイルを含むディレクトリ。
デフォルト
設定されていません。Enterprise Server$COBDIR/etc/cobconfig 内のファイルを検索します。
Windows:
COBCONFIG=C:\mydir\cobconfig
UNIX:
COBCONFIG=/home/mydir/cobconfig

COBCONFIGJVM

Java 仮想マシン アプリケーションのランタイム構成可能オプションを調整する Java プロパティ ファイルを指定します。
構文
COBCONFIGJVM=path-name
パラメーター
path-name
Java プロパティ ファイルの場所。
デフォルト
設定されていません。
説明
Java 仮想マシンで使用する COBOL アプリケーションで COBCONFIG の代わりに使用します。

COBCONFIG.BLOCK

アプリケーション構成ファイルの場所
構文
COBCONFIG.BLOCK=path
パラメーター
path
アプリケーション構成ファイルの場所を示すフル パス。
デフォルト
設定されていません。

COBCPY

コンパイラおよび Animator がコピーブック ファイルを検索するディレクトリを指定します。
構文
Windows:
COBCPY=path-name[[;path-name][...]]
UNIX:
COBCPY=path-name[[:path-name][...]]
パラメーター
path-name
コンパイラおよび Animator がコピーブック ファイルを検索する際の検索対象ディレクトリへのフル パス。path-name を複数指定する場合、空の path-name は現在の作業ディレクトリを示します。
デフォルト
COBCPY=%COBCPY%;C:\Program Files (x86)\Micro Focus\Enterprise Developer\cpylib;
   C:\Program Files (x86)\Micro Focus\Enterprise Developer\cpylib\basecl;
   C:\Program Files (x86)\Micro Focus\Enterprise Developer\cpylibguicl;
   C:\Program Files (x86)\Micro Focus\Enterprise Developer\cpylibolecl
説明
Windows プラットフォームでは、この環境変数はシステム レジストリに設定されます。値は SET コマンドを使用して変更できますが、設定した値はレジストリ中にすでに設定されている値に単に追加されるだけです。

Windows プラットフォームの場合:

以下のように指定すると、コンパイラは最初に C:\group\sharedcopy でコピーブックを検索します。次に現在のディレクトリを検索し、最後に C:\mydir\mycpy で検索します。検索は、コピーブックが見つかるか、存在しないことが認識されるまで続けられます。

COBCPY=C:\group\sharedcopy;.;C:\mydir\mycpy

UNIX プラットフォームの場合:

以下のように指定すると、コンパイラは最初に /home/group/sharedcopy でコピーブックを検索します。次に現在のディレクトリを検索し、最後に ./mydir/mycpy で検索します。検索は、コピーブックが見つかるか、存在しないことが認識されるまで続けられます。

COBCPY=/home/group/sharedcopy:.:mydir/mycpy

COBDATA

ランタイム システムがデータ ファイルを検索するディレクトリを指定します。
構文
Windows:
COBDATA=path-name[[;path-name][...]]
UNIX:
COBDATA=path-name[[:path-name][...]]
パラメーター
path-name
ランタイム システムがアプリケーション データ ファイルを検索するディレクトリへのフル パス。path-name を複数指定する場合、空の path-name は現在の作業ディレクトリを示します。
デフォルト
設定されていません。ランタイムは現在の作業ディレクトリを検索します。
説明
Windows プラットフォームでは、この環境変数はシステム レジストリに設定されます。値は SET コマンドを使用して変更できますが、設定した値はレジストリ中にすでに設定されている値に単に追加されるだけです。

COBDATA がデータ ファイルをグローバルにマップする機能を提供するため、ユーザーは実行時までに名前が認識されていないディレクトリに作業データ ファイルを置くことができます。

COBDATA は、コンパイラ、およびその他のユーティリティに影響します。たとえば、コンパイル時では、プログラム ソースがコンパイラのデータ ファイルになります。COBOL 開発システム ユーティリティを使用する場合は、COBDATA の値を、コロン (:) を先頭にして指定することをお勧めします。

ご使用の環境空間に、COBDATA という名前の環境変数があり、なんらかの値が設定されている場合は、COBDATA が設定されていると見なされます。

ファイルのすべてのマッピング順序は次のようになります。

  1. すべての dd_ 環境マッピング
  2. すべての ASSIGN TO EXTERNAL マッピング
  3. すべての COBDATA 環境変数マッピング

COBDATA 環境変数、または dd_ 環境変数のどちらかで複数のディレクトリを指定した場合、システムは、ユーザー名に対するプレフィックスとしてのスラッシュ (/) が末尾に付く最初の指定ディレクトリを検索します。

ファイル名が見つからない場合、または読み取れない場合は、順番に最後のディレクトリまで検索されます。最後のディレクトリでも見つからず、ファイルを作成する必要がある場合は、ファイルは最初のディレクトリに作成されます。

ハイフン (-)、またはスラッシュ (/) で始まっているファイル名に関しては、dd_、および COBDATA のマッピングはすべて無視されます。また、環境変数名にハイフンが含まれている場合も無効になります。

この機能を使用する場合は、COB... で始まるファイル名を使用しないでください(これらは COBOL システムで予約済みです)。

COBDATA 環境変数は、どんなモード (出力も含む) で開かれているファイルにも、また、固定長ファイルや可変長ファイルにも使用できます。索引ファイルを使用している場合は、データ ファイルおよび索引の両方を同じディレクトリに置く必要があります。

COBDATA 環境変数は、ファイルを開く場合だけでなくファイルを削除する場合にも、ここに示す規則に従って影響します。

COBOL 開発システム プログラムを使用しようとする場合はまず、COBDATA の設定を解除することをお勧めします。これらのプログラムの多くでは、データ ファイルが開かれるため、COBDATA の値に影響されます。COBDATA を使う必要がある場合は、COBDATA のパスの最初に :$COBDIR/dynload/helptbox.lbr および :$COBDIR/dynload/check.lbr を追加してください。Animator のヘルプ ページが必要な場合は、COBDIR/dynload/advanim.lbr も追加します。

注:RM/COBOL または ACUCOBOL-GT レガシー コードを最新化するユーザーはファイルの割り当てでサブパスを使用できますが、各ファイル処理システムの関連する DIALECT 値または IDXFORMAT 値を使用してコンパイルする必要があります。これは、ファイル処理構成ファイルでこれらの値を設定するだけでは実現できません。

Windows プラットフォームの場合:

次のように COBDATA を設定すると、ランタイム システムは、最初に現在のディレクトリでデータ ファイルを検索するよう指定されます。次に現在のディレクトリの demo サブディレクトリ、最後に C:\data\progs ディレクトリでデータ ファイルを検索するように指定されます。

COBDATA=.;.\demo;C:\data\progs

UNIX プラットフォームの場合:

次のように COBDATA を設定すると、ランタイム システムは、最初に現在のディレクトリでデータ ファイルを検索するよう指定されます。次に、ディレクトリ ./demo を、次にディレクトリ /home/data を検索し、最後に ./progs を検索するように指定されます。

COBDATA=:demo:/home/data:progs

COBDIR

Enterprise Server をインストールしたディレクトリを指定します。システム コンポーネントおよびユーティリティの多くがこの情報を必要とし、使用します。
構文
COBDIR=path-name
パラメーター
path-name
必要な Micro Focus COBOL システム ソフトウェアが置かれているディレクトリ。
デフォルト
設定されていません。デフォルトのパスは、%ProgramFiles(x86)%\Micro Focus\Visual COBOL(Windows) または /opt/microfocus/VisualCOBOL (UNIX) です。
説明

Windows プラットフォームでは、Micro Focus COBOL システムは通常、デフォルトの COBOL システム ディレクトリにインストールされるため、COBDIR を設定する必要はありません。COBDIR は、同じ COBOL システムの複数のバージョンを同時に使用できる場合などのように、ご使用の COBOL システムが別のディレクトリにインストールされている場合にのみ設定する必要があります。

Windows プラットフォームの場合:

この例では、コンパイラは C:\products\cobse20 ディレクトリで Micro Focus COBOL システム ソフトウェアを検索します。

COBDIR=C:\products\cobse20

UNIX プラットフォームの場合:

この例では、コンパイラは /home/products/cobse20 ディレクトリで Micro Focus COBOL システム ソフトウェアを検索します。

COBDIR=/home/products/cobse20

COBIDY

Animator で、アニメート対象プログラムの情報 (.idy) ファイルが検索される場合の検索先ディレクトリを指定します。ここで指定したディレクトリは、中間コード (.int) ファイルと同じディレクトに情報ファイルがない場合に使用されます。
制約事項:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
構文
COBIDY=path-name[:path-name[...]]
パラメーター
path-name
Animator が .idy ファイルを見つけられるディレクトリ。
デフォルト
設定されていません。Animator は現在の作業ディレクトリを検索します。
説明
Animator は、セッション間の情報を情報ファイルに登録して更新できます。

COBJVM

どの Java 仮想マシン (Java Virtual Machine; JVM) をロードするかを指定します。
構文
COBJVM=platform_nnn
パラメーター
platform
Enterprise Server を実行しているプラットフォームを表す 3 文字のコード。有効なコードは次のとおりです。
コード 説明
ibm IBM AIX
unx SCO UnixWare
sun Oracle SPARC
nnn
JVM の 3 桁のバージョン。
デフォルト
設定されていません。
説明
COBOL および Java の両方のコンポーネントを含む分散アプリケーションを開発する場合には、COBJVM を設定する必要が生じることがあります。
COBJVM=ibm_122

COBKEYTIMEOUT

接続された端末からランタイム システムに転送されたエスケープシーケンスを、有効なデータとして扱う必要がある最大経過時間を指定します。値は 0.1 秒単位で指定します。
構文
COBKEYTIMEOUT=trans-time
パラメーター
trans-time
1 から 126 までの数字を指定します。この値で、回線またはネットワーク接続を通して、端末からランタイム システムにエスケープシーケンスが送信される場合に、そのエスケープシーケンスを有効なデータとして扱う必要がある最大経過時間を設定します。
デフォルト
設定されていません。
説明
Esc 文字のみが独立して送られてきた場合は、この文字がランタイム システムに受け取られてから 0.n 秒経過すると、この文字がエスケープ シーケンスの開始を表す文字ではないと判断されます。

ランタイム システムでは、端末の通信速度から、n に設定する適切なデフォルト値が計算されます。

端末のキーが押されると、端末はそれに応答して、1 字、または文字の集合をランタイム システムに送信します。このような文字の集合の先頭は一般に、エスケープ文字であるため、この文字集合をエスケープ シーケンスと呼びます。ファンクション キーが押された場合は、端末がエスケープ シーケンスを送信します。Esc キーに続いて 1 つ以上の英字または数字のデータ キーが押された場合にも、同じ文字集合が端末から送信されます。ランタイム システムで認識される唯一の違いは、各文字が到着する間隔です。これは、ユーザーがエスケープ シーケンスを入力する速度と、これが端末で生成される速度とは異なるためです。

端末が接続しているネットワークでは、文字の集まりが別々のパケットでランタイム システムに送信されるという場合に、各文字がランタイム システムに到着する間隔は、ネットワークで変更することができません。COBKEYTIMEOUT は一般的なネットワーク遅延が補正できるため、エスケープシーケンスはランタイム システムで正しく識別されます。

COBLANG

COBOL プログラムが実行される際の言語環境を設定します。
構文
COBLANG=LE-option
パラメーター
LE-option
COBOL 言語環境 (LE) オプション。
デフォルト
設定されていません。

COBLPFORM

プリンター チャネル C01 から C12 を定義してこれらのチャネルに出力するために使用します。
制約事項:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
構文
COBLPFORM line-number[[:line-number][...]]
パラメーター
line-number
チャネルの単一 の行番号。Null エントリは無視されます。行番号ゼロ、機能名 S01 から S052、CSP、または未定義のチャネルは、すべて 1 行目に設定されます。
デフォルト
設定されていません。
説明
WRITE BEFORE/AFTER PAGE 文の出力は常に 1 行目から開始されます。次の行に移動するたびに行番号が 1 つ増加します。現在の行と同じ、またはそれ以前の行への移動を要求すると、次のページに移動します。そして、要求に応じた行まで改行が生成されます。

次の例では、C01 は 1 に等しく、C02 は 3 に等しくなります。

COBLPFORM 1:3:5:7:9:11:13:15:17:19:21:23

この次の例では、C01 は 3 に等しく、C02 は 5 に等しく、C03 は 1 に等しく、C04 は 9 に等しくなります。C03 は、値がスペースであるため未定義になるので 1 になります。また、チャネル C05 から C12 も未定義になります。

COBLPFORM :3::5: :9
注:print 文でチャネル C05 から C12 を指定すると、行は 1 行目に出力されます。

COBMAINSTACK

メイン スタックの長さを指定します。
注:この変数は、UNIX 上のネイティブ COBOL アプリケーション、および Windows と UNIX の両方の Enterprise Server に適用されます。
構文
COBMAINSTACK=stack-size
パラメーター
stack-size
メイン スタックのサイズ (バイト単位)。
デフォルト
設定されていません。
説明
メイン スタックのサイズは、デフォルトでスレッド スタックのサイズの 3 倍になります。スレッド スタックのサイズは、スタックの作成時に指定されます (CBL_THREAD_CREATE を使用)。または 32 ビット アプリケーションの場合はデフォルトで 160 KB になり、64 ビット アプリケーションの場合はデフォルトで 320 KB になります。

COBMAINSTACK は、次のような場合に、必要に応じて設定します。

  • ネイティブ オブジェクト指向 COBOL Enterprise JavaBeans (EJB) を AIX プラットフォームの WebSphere にディプロイする場合
  • マルチスレッド ランタイム システムを使用する場合
  • 多数の ELSE 句を含む IF 文がある場合
  • ローカル ストレージに大量のデータがある場合

COBMODE

32 ビット モードと 64 ビット モードのどちらでサーバーを起動するのかを指定します。
制約事項:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
構文
COBMODE={32|64};
パラメーター
32|64
サーバーの起動時に使用するビット体系を指定します。
デフォルト
なし
COBMODE=32;

COBOPT

$COBOPT/etc/cobopt で定義されたオプションを補足またはオーバーライドする cob コマンド オプションを設定するか、そのようなオプションを含むファイルのパスとファイル名を指定します。
制約事項:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
構文
COBOPT="[set environment-variable=parameter]
[option[...]]
[[cobextn: .ext [.ext]][...]]"

または

COBOPT=[path-name/]file-name
パラメーター
environment-variable
COBOL Server でサポートされている環境変数のいずれか 1 つ。
parameter
指定された環境変数が使用するパラメーター。
option
cob コマンドライン指令。詳細については、「コンパイラ指令」を参照してください。
ext
標準のファイル名拡張子 .cob.CBL、または .cbl に加えて、コンパイラで COBOL ソース ファイルとして扱われるようにする拡張子を指定します。複数の拡張子を 1 行で指定する場合は、スペースまたはタブ文字で区切る必要があります。
デフォルト
設定されていません。$COBOPT/etc/cobopt で定義されたオプションを使用します。
説明
オプションは、複数行で指定できます。すべての行は、「cobopt File」で説明されている、ファイル $COBDIR/etc/cobopt と同じ形式で指定する必要があります。

行の先頭に、識別子setまたはcobextn:が示されていない場合は、その行は options 行として扱われます。

これらの例では、コマンド プロンプトで COBOPT を設定することを前提としています。

この例では、ANSI 85 規格の COBOL 構文が有効になり、指定されたパスのリストに COBCPY が設定されます。

COBOPT="CANS85
set COBCPY=$COBDIR/srclib/:$HOME/mylib:"
export COBOPT

この次の例では、cob オプションが、temp ディレクトリのファイル options に含まれることを指定します。

export COBOPT=temp/options

COBPATH

ランタイム システムで、動的にロード可能な .int ファイル、および .gnt ファイル、または呼び出し可能な共有オブジェクトを検索する場合の検索先ディレクトリを指定します。
構文
Windows:
COBPATH=path-name[;path[...]]
UNIX:
COBPATH=path-name[:path[...]]
パラメーター
path-name
ランタイム システムで、動的にロード可能なプログラム (.int.gnt、または呼び出し可能な共有オブジェクト) ファイルを検索する場合の検索先ディレクトリへのフル パスまたは相対パス。
デフォルト
なし。エンタープライズ サーバー リージョンの構成に基づいて動的に設定されます。
説明
Windows プラットフォームでは、この環境変数はシステム レジストリに設定されます。値は SET コマンドを使用して変更できますが、設定した値はレジストリ中にすでに設定されている値に単に追加されるだけです。

path-name を複数指定する場合、空の path-name は現在の作業ディレクトリを示します。

Windows:
COBPATH=C:\mydir\srclib;;\otherlib
UNIX:
COBPATH=/home/mydir/srclib:otherlib

COBPRFDIR

PROFILE コンパイラ指令を使用してコンパイルされたプログラムによって作成される .ipf ファイルの場所。
構文
Windows:
COBPRFDIR=path-name[[;path-name][...]]
UNIX:
COBPRFDIR=path-name[[:path-name][...]]
パラメーター
path-name
検索するディレクトリのフル パス。
デフォルト
設定されていません。.ipf ファイルは現在の作業ディレクトリに作成され、そこに置かれることが想定されています。

COBPRINTER

標準入力ストリーム (stdin) を介して DISPLAY UPON PRINTER 文からの出力を受信する印刷スプーラーの名前を指定します。
構文
COBPRINTER="command-line"
パラメーター
command-line
システムによってサポートされていて、かつシステム シェルによって実行できるコマンド ライン。通常は、単純に印刷スプーラーまたは他の実行可能ファイルの名前を指定しますが、値の設定時にシェルをエスケープすると、任意のコマンド ライン引数を使用できます。
デフォルト
設定されていません。
説明
ユーザーの COBOL プログラムで DISPLAY UPON PRINTER 文が実行されるたびに、新しく command-line が実行されます。実行された各コマンドでは、DISPLAY 文で参照されるデータが受信され、データの最後には、システムにファイルの終わりを示す条件が受信されます。
Windows:
COBPRINTER="myspooler -a %TMPDIR%\spoolfile"
UNIX:
COBPRINTER="myspooler -a $TMPDIR/spoolfile"

COBSES

使用する UNIX Session Recorder の機能を指定します。
制約事項:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
構文
COBSES={option}[[:option][...]]
パラメーター
option
次の 1 つ以上の値であり、いずれも大文字と小文字が区別されます。
-a Animator に対して行われたキーストロークまたは Animator からの画面出力を含める
-ffile-name 早送りモードで File-name 内の記録を再生する
-pfile-name 通常の速度で filename 内の記録を再生する
-rfile-name1 キーストロークを file-name に記録する
-sfile-name 画面出力を file-name に記録する
-tterminal-number マルチユーザー画面記録の端末番号
1-fまたは-pと組み合わせることはできません。
file-name
記録するファイルの名前。
terminal-number
マルチユーザー画面記録の端末番号。
デフォルト
設定されていません。
説明
UNIX Session Recorder を使い終わったら、COBSES の設定を解除してください。解除しない場合、COBOL プログラムの実行が妨げられます。解除するには、COBSES を空白文字に設定し、この設定をシェルにエクスポートします。

COBSW

アプリケーションの実行時に、ランタイム システムに認識させる、ランタイム システム スイッチの設定を指定します。
構文
COBSW={+|-}switch[...]
パラメーター
+
スイッチを設定します。
-
スイッチの設定を解除します。
switch
ランタイム スイッチ。詳細については、「ランタイム スイッチ」を参照してください。
デフォルト
COBSW=-A
この例では、ランタイム スイッチ 0、および ANSI COBOL デバッグ スイッチが有効になります。
COBSW=+0+D

COBTERMINFO

ランタイム システムで、COBOL アプリケーションに必要な端末情報が保存されている Terminfo データベースが検索される場合の検索先ディレクトリを指定します。
注:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
構文
COBTERMINFO=path-name[[:path-name][...]]
パラメーター
path-name
COBOL アプリケーション用に調整された端末の 設定が保存されている Terminfo データベースの検索ディレクトリ。
デフォルト
COBTERMINFO=$COBDIR/terminfo
説明
これが設定されていると、COBTERMINFO により、COBOL アプリケーションは、同じ端末の使用時に非 COBOL アプリケーション (vi など) によって使用されるものとは異なる terminfo 設定を使用できるようになります。

COBOL システムは、標準の UNIX 環境変数 TERM の値を、使用している端末の名前として受け取ります。この名前は、Terminfo データベース内の適切な端末情報の検索に使用されます。ランタイム システムでは最初に、COBTERMINFO に指定されているデータベースが検索され、ここで該当する端末情報が見つからない場合は次に、標準の UNIX 環境変数 TERMINFO に指定されているデータベースが検索されます。

Micro Focus では、COBTERMINFO に最初に指定するディレクトリは、この COBOL システムに提供されている Terminfo データベースが最初に検索されるよう、$COBDIR/terminfo にすることをお勧めしています。一般的に使用される端末の場合は、この terminfo に、通常の UNIX システムの Terminfo データベースで使用できるものより多くの設定が含まれ、より COBOL に適したものが含まれています。

Animator を使用してデバッグする場合は、COBTERMINFO を $COBDIR/terminfo に設定する必要があります。

COBTERMINFO は、UNIX システム間で互換性がある Terminfo データベースを識別する場合にも使用できます。このようなデータベースは、標準の UNIX データベースと同じ形式ですが、UNIX の処理系に依存するその他の端末情報は含まれていません。多くの UNIX システムの Terminfo データベースには、このような追加情報が含まれているため互換性がありません。COBOL システムでは、このような互換性のない詳細情報は無視されます。

COBTERMINFO=$COBDIR/terminfo:/home/mydir/terms

COLUMNS

端末の画面、またはウィンドウの列幅を指定します。この変数を指定すると、端末に指定されているデフォルトの値はオーバーライドされます。
制約事項:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
構文
COLUMNS=number-of-columns
パラメーター
number-of-columns
表示される列数で表される端末画面またはウィンドウの幅を指定します。
デフォルト
設定されていません。指定された端末の terminfo エントリに定義されている cols の値を使用します。また、X 端末を使用している場合には、現在の端末ウィンドウの幅が使用されます。詳細については、「システムの Terminfo」を参照してください。
説明
端末タイプは、標準の UNIX 環境変数、TERM を使用して指定されます。

ウィンドウを使用しない環境では、端末の画面領域のサイズを変更できないため、COLUMNS の値を設定する必要はありません。ワイド モードに切り替えられる端末 (通常は 80 から 132 列) には、w で終わる端末名があります。このような端末では自動的にサポートされるため、COLUMNS を設定する必要はありません。

ウィンドウを使用した環境では、ウィンドウ サイズが変更できます。このような環境では、terminfo の cols の値よりも、ウィンドウの最初のサイズが優先して使用されます。ウィンドウ サイズを変更すると、新しいサイズが再読み込みされます。新しいサイズが最初のサイズよりも大きい場合は、超過した列が使用されないことがあります。

ウィンドウの幅を最大まで使用するには、プラットフォームによっては、COLUMNS を、ウィンドウの現在の列幅に設定する必要があります。

実際のウィンドウの幅と合わない COLUMNS の値を使用すると、予期しない結果になります。

COLUMNS=100

D

DB2DBDFT

DB2 SQL プリプロセッサが SQL 文を処理するデフォルトのデータベース。
構文
DB2DBDFT=path-name/database-name
パラメーター
path-name
デフォルト データベースの場所。
database-name
デフォルト データベースの名前。
デフォルト
設定されていません。プロジェクトで指定されたデータベース名を使用します。

E

ENTRYNAMEMAP

使用するエントリ名マップ ファイルの場所を指定します。
重要:エントリ ポイント マッパーのサポートを有効にするには、entry_point_mapperチューナーを設定する必要があります。詳細については、「entry_point_mapper」を参照してください。
構文
Windows:
ENTRYNAMEMAP={file-name|directory}[;...]
UNIX:
ENTRYNAMEMAP={file-name|directory}[:...]
パラメーター
file-name
エントリ名マップ ファイルの名前。
directory
エントリ名マップ ファイルが格納されているディレクトリ。エントリ名マップ ファイルは mfentmap.dat という名前にする必要があります。
デフォルト
設定されていません。ランタイム システムは COBDIR 環境変数で指定された各ディレクトリ内でエントリ名マップ ファイル mfentmap.dat を探します。
説明
エントリ名マップ ファイルが複数見つかり、同じエントリ ポイントの定義がファイルによって異なる場合、最初に見つかったエントリ名マップ ファイル内の定義が優先されます。ランタイム システムがエントリ名マップ ファイルを検索する順序を変更するには、COBDIR 環境変数または ENTRYNAMEMAP 環境変数のパス内でのファイルの順番を変更する必要があります。

ES_CAS_API

コマンド ラインからではなく呼び出しによって casout または cassub が実行されているかどうかを示します。
制約事項:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
構文
ES_CAS_API=ON
パラメーター
ON
ユーティリティは呼び出しによって起動されており、コンソールやコマンド ラインにメッセージは送信されません。
デフォルト
設定されていません。ユーティリティはコマンド ラインから実行され、メッセージがログに記録されます。

ES_CERT_REG

cascertregユーザー証明書ユーティリティの登録情報を格納するディレクトリを指定します。
構文
ES_CERT_REG=path-name
パラメーター
path-name
登録情報が格納されているディレクトリのフル パスです。
デフォルト
なし。ただし、省略した場合は、cascertreg コマンドを使用してディレクトリを指定する必要があります。

ES_CONSOLE_LOG (非推奨)

ES_CONSOLE_LOG (非推奨)
コンソール メッセージを Windows イベント ログに送信します。
制約事項:この環境変数は Windows 環境にのみ該当します。
注:ES_CONSOLE_LOG は非推奨です。下位互換性のみを目的として提供されています。代わりに MFDS 構成オプションを使用することをお勧めします。詳細については、「[General Properties]」トピックの「[Windows Monitoring and Management]」セクションを参照してください。
ES_CONSOLE_LOG={I|W|E|S}[...]
パラメーター
l
情報メッセージを Windows イベント ログに送信します。
W
警告メッセージを Windows イベント ログに送信します。
E
エラー メッセージを Windows イベント ログに送信します。
S
重大メッセージを Windows イベント ログに送信します。
デフォルト
設定されていません。コンソール メッセージは Windows イベント ログに送信されません。

ES_DB_FH

データベース ファイル ハンドラーのサポートを有効または無効にします。これは、データ ファイルがデータストアに保存されている場合、またはエンタープライズ サーバー リージョンがリソースの一部をデータベースに保存している場合に必要です。詳細については、「Micro Focus ネイティブ データベース ファイル処理およびエンタープライズ サーバー リージョン データベース管理」を参照してください。
構文
ES_DB_FH={[Y|true]|[N|false]}
パラメーター
Y|true
ファイル処理を指示するには、Micro Focus データベース ファイル ハンドラー (MFDBFH) を使用します。
N|false
データベース ファイル処理を無効にします。
デフォルト
ES_DB_FH=N
説明
Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。

ES_DB_SERVER

リージョン データベース操作に使用するデータベース サーバーの名前を指定します。
重要:MFDBFH_CONFIG 環境変数で指定された構成ファイルには、データベース サーバーの対応する<server>エントリが含まれている必要があります。<dsn>エントリ (リージョン、リージョン間、およびマスター データベース用) も、構成ファイルに指定する必要があります。これは、リージョン データベース操作を使用できるようにするためです。
構文
ES_DB_SERVER=server-instance
パラメーター
server-instance
有効なデータベース サーバー インスタンスの名前。
デフォルト
設定されていません。
説明
Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。
ES_DB_SERVER=MYSERVER

この例では、データベース構成ファイルに次のような内容が含まれている必要があります。

<datastores usevault="false">
   <server name="MYSERVER" type="sqlserver" access="odbc"> 
       <dsn name="SS.MYMASTER" type="database" dbname="master"/> 
       <dsn name="SS.CAS.ESDEMO" type="region.cas" region="ESDEMO" 
          feature="all"/> 
       <dsn name="SS.CAS.CROSSREGION" type="crossregion.cas"/>
   </server> 
</datastores>

ES_DDBG_PORT_RANGE

ダイナミック デバッグに使用するポートの範囲。
構文
ES_DDBG_PORT_RANGE={starting-port-number-ending-port-number |
   starting-port-number,number-of-ports
パラメーター
starting-port-number
範囲の開始を表すポート番号。
ending-port-number
範囲の終了を表すポート番号。この値は [starting-port-number] の値よりも大きくてはなりません。範囲内のすべての使用可能なポートが使用されます。
number-of-ports
ポートの合計数。使用可能なポートは、starting-port-number のポートから始まり、starting-port-number ポートより大きい、指定された合計数までのポートです。
デフォルト
設定されていません。動的デバッグではランダム ポートが使用されます。
説明
Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。
以下は、8001 から 8040 までのすべての使用可能なポートを使用することを指定します。
ES_DDBG_PORT_RANGE=8001-8040

以下は、開始ポート番号 (8001) よりも大きいポート番号を持つ次の 40 個の使用可能なポートを使用することを指定します。

ES_DDBG_PORT_RANGE=8001,40

ES_DISABLE_DFLTUSR_SIGNON

Enterprise Server Monitor and Control (ESMAC) の起動時のデフォルト ユーザー (「mfuser」) のサインオンを無効にします。
構文
ES_DISABLE_DFLTUSR_SIGNON=Y
パラメーター
Y
mfuser自動ログオンを無効にします。これは、MFDS 内部セキュリティ アカウントを使用して Enterprise Server 管理を開始した後に行われます。
デフォルト
設定されていません。mfuserは ESMAC にサインインします。
説明
Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。

ES_ESM_DISABLE_DFLTUSER_ESMAC

サーバーのセキュリティを強化するためにデフォルトの ESMAC ユーザーを無効にできます。
構文
ES_ESM_DISABLE_DFLTUSER_ESMAC=Y
パラメーター
Y
デフォルトの ESMAC ユーザーを無効にし、ログオン画面の [DEFAULT] ボタンが無効になり、有効なユーザー ID およびパスワードの入力が常に求められるようになります。
デフォルト
設定されていません。ESMAC ユーザーは有効になっています。
説明
Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。

ES_ESMAC_DISP_MAX_OVERRIDE

ESMAC カタログ ビューで個々のカタログ エントリを表示する際の行数、またはジョブ リスト ビューの SYSOUT ファイルを表示する際の行数を制限します。
構文
ES_ESMAC_DISP_MAX_OVERRIDE=value
パラメーター
value
表示する行数を示す整数 (最大 99999)。
デフォルト
ES_ESMAC_DISP_MAX_OVERRIDE=1000
説明
Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。

ES_HSF_CFG

cashsf-a.csv または cashsf-b.csv ファイル内の HSF レコードに含める複数の追加フィールドを構成できます。
構文
Windows:
ES_HSF_CFG=cfg-option=value[;[cfg-option=value][...]]
UNIX:
ES_HSF_CFG=cfg-option=value[:[cfg-option=value][...]]
パラメーター
cfg-option=value
以下の 1 つ以上のオプションと値のペア。
cfg-option value の範囲
CUSTOM 0 から 5
CICSF 0 から 20
TSQ 0 から 20
TDQ 0 から 20
デフォルト
ES_HSF_CFG=CUSTOM=0;CICSF=5;TSQ=5;TDQ=5
説明
フィールドが明示的に設定されていない場合、または指定された値が範囲外の場合は、フィールドのデフォルト値が使用されます。

ES_WRITE_CUSTOM_HSF ライブラリ ルーチンは、カスタム フィールドに書き込みます。

以下の場合、2 個のカスタム フィールド、10 個の CICS ファイル フィールド、5 個の TSQ フィールド、および 5 個の TDQ フィールドが生成されます。
ES_HSF_CFG=CUSTOM=2;CICSF=10;TSQ=5;TDQ=5
UNIX:
ES_HSF_CFG=CUSTOM=2:CICSF=10:TSQ=5:TDQ=5

ES_KEEP_STDERR

stderr を作業領域内のファイルにリダイレクトできるようになります。
構文
ES_KEEP_STDERR=any-value
パラメーター
該当なし
デフォルト
デフォルト値はありません。
説明
作業領域に作成されるファイルは、stderr.PID の形式になります。

ES_LOCKDB

カタログなどのリソースがデータベースにディプロイされるクラスター内のエンタープライズ サーバー リージョンのリソース ロック (ステップ スコープおよびシステム スコープの ENQ) を処理するリージョン データベースを指定します。
構文
ES_LOCKDB=region-db
パラメーター
region-db
ステップ スコープおよびシステム スコープの ENQ の処理を担うリージョン データベースの名前。
デフォルト
設定されていません。
説明
この変数は ES_SERVER と組み合わせて使用する必要があります。ES_SERVER は、リージョン データベースを格納するデータベース サーバーに設定されます。詳細については、「リソース ロック」を参照してください。

ES_MAX_CATALOG_LINES

ESMAC カタログ ビューに表示されるエントリの数を制限します。
構文
ES_MAX_CATALOG_LINES=number
パラメーター
number
表示する行数 (最大 99999)。
デフォルト
ES_MAX_CATALOG_LINES=5000
説明
Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。

ES_MAX_HTTP_OUT

Enterprise Server によって送信される HTTP 応答の最大サイズを指定します。
構文
ES_MAX_HTTP_OUT=value
パラメーター
value
HTTP 応答の最大サイズを表す数値 (バイト単位)。
デフォルト
ES_MAX_HTTP_OUT=
説明
以前のリリースでは、HTTP 応答のサイズは、ESCWA の [ES Control] ページの [HTTP Out] フィールドで制御されていました。

Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。

ES_MEM_STRATEGY

サポートされるメモリ プロセスのタイプを選択します。
説明
メモリ ストラテジは memory_strategy ランタイム チューナーによって設定することもできます。

ES_MFDS_ADDRESS

casstart で使用されるサーバー アドレスを指定します (/mパラメーターが指定されていない場合)。

ES_OLD_SEC_TSTD

セキュリティ リポジトリで宣言されていない TS または TD キューに対してセキュリティが施行されるのを防止します。
構文
ES_OLD_SEC_TSTD=ON
パラメーター
ON
セキュリティ リポジトリで宣言されていない TS または TD キューに対してセキュリティが施行されるのを防止します。
デフォルト
設定されていません。セキュリティ リポジトリで宣言されていない TS または TD キューに対してセキュリティが施行されます。
説明
この環境変数は、ON を含む任意の値に設定すると、オンになっていると見なされます。

ES_PRODUCTION

IDE からデバッグ セッションを開始しないようにします。
説明
Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。

ES_PROG_PATH

JESYSMSG および SYSLOG のデータセットにプログラムのロード パスを表示するかどうかを決定します。
注:ネイティブ エンタープライズ サーバー リージョンにのみ適用されます。
構文
ES_PROG_PATH={Y|N}
パラメーター
Y
JESYSMSG および SYSLOG のデータセットにプログラムのロード パスを表示します。
N
JESYSMSG および SYSLOG のデータセットにプログラムのロード パスを表示しません。
デフォルト
設定されていません。

ES_RLS_FILE_SUPPORT

あるプログラムが更新目的で読み取りを行っているためにレコードがロックされている際に、他のプログラムがそのレコードにアクセスできないようにする必要がある場合は、この環境変数を設定して、ロックを保持しているプログラムが完了するまで無効なレコードが返されるのを防止できます。
構文
ES_RLS_FILE_SUPPORT=Y
パラメーター
Y
レコードが別のプロセスによってロックされている場合は、無効なレコードが返されるのを停止します。
デフォルト
設定されていません。無効なレコードが返されます。
説明
Fileshare のタイムアウトも、Fileshare の構成ファイルで0に設定する必要があります。これは、/t 0を使用して設定します。詳細については、「Fileshare 構成ファイルの使用」を参照してください。

パラメーター値では大文字と小文字は区別されません。

ES_SEP_DORMANT_TIME

一時 SEP 休止時間のオーバーライドを許可します。ステートフル要求の完了時に一時 SEP を自動的に終了するのではなく、サーバー マネージャーで、終了をスケジュールするまでのアイドル時間を使用可能にします。これにより、新しい要求で、新しいインスタンスを起動するのではなく、SEP を再利用できるようになります。この環境変数を使用すると、非アクティブ期間を制御できます。
構文
ES_SEP_DORMANT_TIME=wait-time
パラメーター
wait-time
一時 SEP が非アクティブ状態の秒数。
デフォルト
ES_SEP_DORMANT_TIME=2
説明
Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。

ES_SERVER

-rスイッチが casstart または casstop で指定されていない場合に使用するデフォルトのサーバー名。
構文
ES_SERVER=server-name
パラメーター
server-name
サーバー名。
デフォルト
32 ビット
ES_SERVER=ESDEMO
64 ビット
ES_SERVER=ESDEMO64

ES_SNATRC_DIR

z/OS の通信マネージャーによって書き込まれる SNA トレースの場所を指定します。
構文
ES_SNATRC_DIR=path-name
パラメーター
path-name
SNA トレースの場所を示すフル パス。
デフォルト
設定されていません。
説明
この環境変数は、SNA トレース ファイルが有効なディレクトリに書き込まれるように、リージョンを起動する前に設定しておく必要があります。

その後、このディレクトリを使用して、SNA 環境変数 SNAMSG および SNATRC を適切な値に設定します。

ES_SYSOUT_HOLD

Out Hold ステータスで完了キューに送信される SYSOUT ファイルを決定します。
構文
ES_SYSOUT_HOLD={msg-class}[msg-class[...]]
パラメーター
msg-class
Out Hold ステータスで完了キューに送信されるメッセージ クラス。
デフォルト
設定されていません。Out Hold ステータスで完了キューに送信される特定のメッセージ クラスはありません。
メッセージ クラス A および B は、Out Hold ステータスで完了キューに送信されます。
ES_SYSOUT_HOLD=AB

ES_USR_DFLT_ESMAC

ESMAC 認証用にログオンしているユーザーがいない場合にデフォルト ユーザーのオーバーライドを許可します。
構文
ES_USR_DFLT_ESMAC=userid
パラメーター
userid
デフォルトのユーザー名。
デフォルト
ES_USR_DFLT_ESMAC=MFUSER
説明
Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。

ES_WS_RUNAWAY_TIMEOUT

クライアントが Web サービスからの応答を待つ時間。有効な値は 0 から 65535 秒までです。
構文
ES_WS_RUNAWAY_TIMEOUT=wait-time
パラメーター
wait-time
クライアントが Web サービスからの応答を待つ時間 (秒単位)。有効な範囲は 0 から 65535 までです。
デフォルト
設定されていません。

ES_XA_LOG_SUPPRESS

in-doubt XA トランザクションの XA ロギングおよび回復を抑制します。
構文
ES_XA_LOG_SUPPRESS=Y
パラメーター
Y
デフォルト
設定されていません。XA ロギングは抑制されません。
説明
Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。

パラメーター値では大文字と小文字は区別されません。

EXTFH

呼び出し可能ファイル ハンドラーの構成ファイルを指定します。
構文
EXTFH=file-name.cfg
パラメーター
file-name
構成ファイル (.cfg) のプレフィックス名。
デフォルト
設定されていません。構成ファイルのデフォルトのプレフィックス名は extfh です。
Windows:
EXTFH=c:\mydir\myconfig.cfg
UNIX:
EXTFH=/home/mydir/myconfig.cfg

F

FHREDIR

Fileshare クライアントが使用する構成ファイルを指定します。
構文
Windows:
FHREDIR=[path-name\]prefix.cfg
UNIX:
FHREDIR=[path-name/]prefix.cfg}
パラメーター
path-name
Fileshare クライアントの構成ファイルの場所を示すフル パス。
prefix
構成ファイル (.cfg) のプレフィックス名。
デフォルト
設定されていません。現在の作業ディレクトリで fhredir.cfg ファイルを使用します。
Windows:
FHREDIR=C:\mydir\myconfig.cfg
UNIX:
FHREDIR=/home/mydir/myconfig.cfg

FS

Fileshare サーバーが使用する構成ファイルを指定します。
構文
FS=file-name.cfg
パラメーター
file-name
構成ファイル (.cfg) のプレフィックス名。
デフォルト
FS=fs.cfg
FS=myfsconf.cfg

FSCOMMS

Fileshare システムがシングル ユーザー モードで実行されることを指定します。
構文
FSCOMMS="\$local"
パラメーター
$local
Fileshare システムをシングル ユーザー モードで実行します。
デフォルト
設定されていません。Fileshare システムは複数ユーザー モードで実行されます。

G

l

ISPPROF

ISPF ダイアログ プロファイルの場所。

J

JAVA_HOME

JDK の場所を指定します。
構文
JAVA_HOME=path-name
パラメーター
path-name
JAVA_HOME の場所を示すフル パス。

L

LANG

ロケールを指定します。
構文
Windows:
LANG=win-language[_territory[.code-page]]
UNIX:
LANG=unix-language[_territory[.code-page]]
パラメーター
win-language (Windows)
プログラムを実行する際の自然言語または記述言語。このパラメーターにより、開かれるメッセージ カタログが決定されます。エラーが発生した場合は、選択された言語でエラー メッセージが出力されます。指定可能な win-language は次のとおりです。
言語
1 英語 (米国)
2 フランス語 (カナダ)
3 デンマーク語
4 オランダ語
5 英語 (イギリス)
6 フィンランド語
7 フランス語
8 ドイツ語
9 イタリア語
10 ノルウェー語
11 ポルトガル語
12 スペイン語
13 スウェーデン語
unix-language (UNIX)
プログラムを実行する際の自然言語または記述言語。このパラメーターにより、開かれるメッセージ カタログが決定されます。エラーが発生した場合は、選択された言語でエラー メッセージが出力されます。指定可能な unix-language は次のとおりです。
言語
en_US 英語 (米国)
en_GB 英語 (イギリス)
jp_JP 日本語 (EUC エンコーディング)
jp_JP.sjis 日本語 (Shift-JIS エンコーディング)
jp_JP.utf8 日本語 (UTF8 エンコーディング)
テリトリ
ユーザー プログラムを実行する際の国を指定します。
code-page
ユーザー プログラムに使用する文字セット コードを指定します。
デフォルト
設定されていません。
Windows:
LANG=7
UNIX:
LANG=fr_FR

LD_LIBRARY_PATH

UNIX システム、cob コマンド、およびランタイム システムで共有ライブラリと呼び出し可能な共有オブジェクトが検索される場合の検索先ディレクトリを指定します。
制約事項:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
構文
LD_LIBRARY_PATH={$COBDIR/lib|path-name}[:path-name[...]]
パラメーター
path-name
検索するディレクトリへのフル パス。
デフォルト
設定されていません。現在の作業ディレクトリのみを検索します。
説明
この環境変数は、システムの環境変数です。詳細については、ご使用の UNIX オペレーティング システムのマニュアルを参照してください。

デフォルト以外のディレクトリに製品がインストールされている場合は、すべてのプラットフォーム (LIBPATH を使用する AIX を除く) で $COBDIR/lib を含めるようにこの変数を設定する必要があります。また、アプリケーションによって使用される呼び出し可能な共有オブジェクトを含むディレクトリも含める必要があります。

デフォルトのディレクトリ (/opt/microfocus/VisualCOBOL) に製品がインストールされている場合は、この変数を設定する必要はありません。

LD_LIBRARY_PATH=$COBDIR/lib:/home/mydir/myapp:$LD_LIBRARY_PATH

LIB

DB2 LIB ディレクトリの場所。
構文
LIB=path-name
パラメーター
path-name
odbc32.lib などの .lib ファイルが含まれている Windows SDK LIB ディレクトリ (x86) へのパス。
説明
Windows プラットフォームでは、この環境変数はシステム レジストリに設定されます。値は SET コマンドを使用して変更できますが、設定した値はレジストリ中にすでに設定されている値に単に追加されるだけです。

LIBPATH

AIX プラットフォームの場合のみ、UNIX システム、cob コマンド、およびランタイム システムで共有ライブラリと呼び出し可能な共有オブジェクトが検索される場合の検索先ディレクトリを指定します。
注:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
構文
LIBPATH={$COBDIR/lib|path-name}[:path-name[...]]
パラメーター
path-name
検索するディレクトリへのフル パス。
デフォルト
設定されていません。現在の作業ディレクトリのみを検索します。
説明
AIX プラットフォームで、デフォルト以外のディレクトリに製品がインストールされている場合は、$COBDIR/lib を含めるようにこの変数を設定する必要があります。また、アプリケーションによって使用される呼び出し可能な共有オブジェクトを含むディレクトリも含める必要があります。

デフォルトのディレクトリ (/opt/microfocus/VisualCOBOL) に製品がインストールされている場合は、この変数を設定する必要はありません。

LIBPATH=$COBDIR/lib:/lib:/usr/lib

LINES

端末の画面、またはウィンドウの深さを指定します。指定されている端末のデフォルトの値を上書きします。
制約事項:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
構文
LINES=line-depth
パラメーター
line-depth
端末の画面またはウィンドウの深さを行数で指定します。
デフォルト
指定された端末の terminfo エントリに定義されている lines の値を使用します。また、X Window を使用している場合には、現在の端末ウィンドウの深さが使用されます。
注:端末タイプは、標準の UNIX 環境変数 TERM で指定されます。
説明
ウィンドウを使用しない環境では、端末の画面領域のサイズを変更できないため、LINES の値を設定する必要はありません。

ウィンドウを使用する環境では、ウィンドウ サイズを変更できます。この場合、terminfo の lines 値よりもウィンドウの初期サイズが優先して使用されます。ウィンドウ サイズを変更すると、新しいサイズが再読み込みされます。新しいサイズが初期サイズよりも大きい場合は、超過した行が使用されないことがあります。

ウィンドウの深さを最大まで使用するには、プラットフォームによっては、LINES をウィンドウの現在の深さに設定する必要がある場合があります。

実際のウィンドウの深さと合わない LINES の値を使用すると、予期しない結果になります。

LINES=50

M

MF_AMODE31ONLY

すべてのプログラムが AMODE(31) であることを示します。

MF_LE_CBLOPTS

従来の COBOL スタイルのオプションを有効にするどうかを指定します。
構文
MF_LE_CBLOPTS={Y|N}
パラメーター
Y
従来の COBOL スタイルのオプションを有効にします。
N
従来の COBOL スタイルのオプションを無効にします。
デフォルト
MF_LE_CBLOPTS=N
説明
無効になっている場合、方言が ENTCOBOL の場合、または言語が COBOL ではない場合は、PARM 構文は次の形式になります。
[run-time-options] [/program-options];

それ以外の場合、構文は次の形式になります。

[program-options] [/run-time-options]

MF_OPENLDAP_DEBUG

10 進表現を使用して LDAP_OPT_DEBUG_LEVEL 値を設定できます。
構文
MF_OPENLDAP_DEBUG=decimal_debug_value
パラメーター
必要な 10 進デバッグ値を合計します。
1
LDAP_DEBUG_TRACE
2
LDAP_DEBUG_PACKETS
4
LDAP_DEBUG_ARGS
8
LDAP_DEBUG_CONNS
16
LDAP_DEBUG_BER
32
LDAP_DEBUG_FILTER
64
LDAP_DEBUG_CONFIG
128
LDAP_DEBUG_ACL
256
LDAP_DEBUG_STATS
512
LDAP_DEBUG_STATS2
1024
LDAP_DEBUG_SHELL
2048
LDAP_DEBUG_PARSE
16384
LDAP_DEBUG_SYNC
32768
LDAP_DEBUG_NONE
-1
LDAP_DEBUG_ANY
デフォルト
設定されていません。
説明
Enterprise Server プロセスの場合、ES_KEEP_STDERR 環境変数も設定する必要があります。
MF_OPENLDAP_DEBUG=16657

Sets LDAP_DEBUG_SYNC, LDAP_DEBUG_STATS, LDAP_DEBUG_BER, and LDAP_DEBUG_TRACE.

MF_ROOT_CERT

MF Directory Server プロセスおよび任意のクライアント アプリケーションでルート証明書ファイルを検索できるようにします。

MF_USESCA5

サーバーがバージョン 5 の Open Service Component Architecture (Open SCA) を使用する必要があることを指定します。
構文
MF_USESCA5={ON|OFF}
パラメーター
ON
サーバーは Open SCA バージョン 5 を使用します。
OFF
サーバーは Open SCA のデフォルトのバージョンを使用します。
デフォルト
MF_USESCA5=ON

MFACCCGI_CHARSET

ESMAC によって返される HTTP ヘッダーで使用される文字セットを指定します。
構文
MFACCCGI_CHARSET=iana-string
パラメーター
iana-string
IANA 定義の文字セット文字列。有効な文字列のリストについては、「CBL_CCSID_FROM_IANA」 トピックの「説明」セクションを参照してください。
デフォルト
Windows:
MFACCCGI_CHARSET=windows-1252
UNIX:
MFACCCGI_CHARSET=iso-8859-1

MFALLOC_PROP

割り当て時に生成される PC データセット名の規則 (つまり、デフォルトのカタログ PC DSN フォーマット)。

MFAUDIT_LOGS

監査ファイルの場所。

MFBSI_DIR

MFBSIJCL ログ ファイル、セマフォ ファイル (JOBnnnnn.sem)、および置換された JCL メンバーを保存するために MFBSI が使用するディレクトリを識別します。
構文
MFBSI_DIR=path-name
パラメーター
path-name
MFBSI がファイルを保存するディレクトリへのフル パス。
デフォルト
設定されていません。
説明
MFBSI_DIR を使用してエンタープライズ サーバー リージョンを構成する方法の詳細については、「サーバーの構成」を参照してください。

MFCROW_DISABLE

共通指令をオフにして、コンパイラが directives.mf ファイルにある指令を使用しないようにします。
注:これはテクノロジ プレビュー機能としてのみ提供されます。この新機能について、テストおよびフィードバックができるようになる予定です。ただし、この機能は本番環境での使用を目的としたものではなく、本番環境での使用はサポートされません。
構文
MFCROW_DISABLE={Y|N}
パラメーター
Y
コンパイラは directives.mf ファイル内の指令を使用しません。
N
コンパイラは directives.mf ファイル内の指令を使用します。
デフォルト
MFCROW_DISABLE=N

MFCSCFG

クライアント/サーバー結合のクライアント プログラムで使用される構成ファイルを指定します。
構文
Windows:
MFCSCFG=[path-name\]file-name
UNIX:
MFCSCFG=[path-name/]file-name
パラメーター
path-name
構成ファイルの場所を示すフル パス。
file-name
構成ファイルの名前。
デフォルト
MFCSCFG=mfclisrv.cfg
デフォルトの path-name は現在の作業ディレクトリであり、見つからない場合は構成エントリのデフォルト設定が使用されます。
説明
MFCSCFG の値は、コマンド ラインで値が定義されている場合はその値によってオーバーライドされます。
Windows:
MFCSCFG=d:\mydir\mfclisrv.cfg
UNIX:
MFCSCFG=/home/mydir/mfclisrv.cfg

MFDBFH_CONFIG

データベース サーバー インスタンスおよび関連するデータベースを定義する構成ファイルの場所と名前を指定します。
構文
Windows:
MFDBFH_CONFIG=path-name\file-name
UNIX:
MFDBFH_CONFIG=path-name/file-name
パラメーター
path-name
構成ファイルの場所を示すフル パス。
file-name
構成ファイルのファイル名。
デフォルト
設定されていません。現在の作業ディレクトリで見つかった mfdbfh.cfg ファイルを使用します。
説明
MFDBFH_CONFIG をシステム環境変数として設定することもできます。

MFDBFH_GRANT_USER_PERMISSIONS

MFDBFH アクセス用に Oracle データベースを構成する際に作成される型およびプロシージャに対する実行権限を特定のユーザーまたはロールに付与します。
構文
MFDBFH_GRANT_USER_PERMISSIONS={user|role}[{user|role}[...]]
パラメーター
user
MFDBFH で作成された型およびプロシージャに対する実行権限を付与するユーザー。
role
MFDBFH で作成された型およびプロシージャに対する実行権限を付与するロール。
デフォルト
設定されていません。Oracle のデフォルトの権限が適用され、その型/プロシージャのスキーマ所有者にのみ実行権限が付与されます。
説明
この変数は、MFDBFH で使用される他のデータベース プロバイダーの権限には影響しません。

MFDBFH_RECORD_LOCKING

データベース ファイル ハンドラーが有効な場合に使用するレコード ロックの型を指定します。

構文
MFDBFH_RECORD_LOCKING={table|database}
パラメーター
table
ファイルのレコード ロックは別のロック テーブルに保持されます。このロック モードを使用している場合、COBOL ファイル操作のレコード ロックの動作は Fileshare を使用している場合とほぼ同じになります。
database
データベース エンジンのネイティブのレコード ロック メカニズムを使用して、データ ファイルのレコードに対するロックの確立とテストを行います。この方法によりパフォーマンスは向上しますが、ロック動作が従来の COBOL レコード ロックと完全には一致しなくなります。詳細については、「レコード ロック戦略」を参照してください。
デフォルト
MFDBFH_RECORD_LOCKING=table

MFDBFH_SCRIPT_DIR

データベース ファイル ハンドラーが有効な場合に必要なスクリプトおよびストアド プロシージャの場所を指定します。
構文
MFDBFH_SCRIPT_DIR=path-name
パラメーター
path-name
必要なリソースを含むディレクトリへのフル パス。
デフォルト
Windows:
MFDBFH_SCRIPT_DIR=%ProgramFiles(x86)%\Micro Focus\Visual COBOL\etc\mfdbfh\scripts
UNIX:
MFDBFH_SCRIPT_DIR=$COBDIR/etc/mfdbfh/scripts

MFDBFH_VAULT

シークレット Vault の名前を指定します。
構文
MFDBFH_VAULT=vault-name
パラメーター
vault-name
製品の secrets.cfg ファイルで定義されている Vault の名前。
デフォルト
設定されていません。secrets.cfg で定義されているデフォルトの Vault を使用します。
説明
シークレット Vault の詳細については、「Vault 機能」を参照してください。

MFE.SMS

SMS サポートを有効にします。

MFEXTMAP

マッパー ファイルの場所。

MFJSDCBOUTFIL

MFJSDCBOUTFIL
OUTFIL 文の実行中に DCB の LRECL 値が受け付けられるかどうかを決定します。
MFJSDCBOUTFIL={ON|OFF}
パラメーター
ON
DCB プロパティで指定された LRECL は、OUTFIL 文の実行中に使用されます。
OFF
ICE222A/ICE217A メインフレームの制限をエミュレートします。
デフォルト
MFJSDCBOUTFIL=OFF
説明
MFJSDCBOUTFIL=ON が有効な場合、DCB LRECL 値が OUTFIL によって計算された値と異なる場合、レコードは切り捨てられるか、DCB LRECL 値と一致するようにスペースが埋め込まれます。
MFJSDCBOUTFIL=ON

MFLECONFIG

言語環境 (Language Environment;LE) ランタイム オプションの構成ファイルを指定します。
構文
Windows:
MFLECONFIG=path-name\file-name
UNIX:
MFLECONFIG=path-name/file-name
パラメーター
path-name
使用する LE ランタイム オプションを含むファイルの場所へのフル パス。
file-name
使用する LE ランタイム オプションを含むファイルの名前。
デフォルト
設定されていません。LE ランタイム オプションは使用しません。

MFLOCKING

ロック サポートを有効にします。

MFLOGDIR

クライアント/サーバー結合のログ ファイルが使用するディレクトリを指定します。
構文
MFLOGDIR=path-name
パラメーター
path-name
ログ ファイルの場所を示すフル パス。
デフォルト
設定されていません。
Windows:
MFLOGDIR=d:\mydir\logs
UNIX:
MFLOGDIR=/home/mydir/logs

MFPRELOAD_USE

MFPRELOAD を呼び出してパフォーマンスを改善します。

MFRU_NOINHERIT

ランタイム システムの初期化中に共有メモリへのプロセスの登録をスキップするかどうかを決定します。
注:この環境変数は Windows 環境にのみ該当します。
構文
MFRU_NOINHERIT={Y|TRUE}
パラメーター
Y|TRUE
ランタイム システムの初期化中に共有メモリにプロセスを登録しません。
デフォルト
設定されていません。プロセスが登録されます。
説明
非常に多くの COBOL プロセスが実行されている場合に共有メモリ セグメントに使用可能なスロットがないと、初期化時に COBRT105 エラーが発生することがあります。このエラーを回避するには、この変数を設定することを検討してください。

この変数を設定すると、さまざまなランタイム設定 (スイッチ、共有メモリ、コンソール ウィンドウ設定など) が子プロセスに継承されなくなります。

MFSUB

SUBI または ASUBI のどちらを使用するかを指定します。
構文
MFSUB={SUBI|ASUBI}

MFTRACE_ANNOTATIONS

トレース ファイルの場所。

MFTRACE_CONFIG

CTF 構成ファイルの場所。
構文
Windows:
MFTRACE_CONFIG=path-name\ctf.cfg
UNIX:
MFTRACE_CONFIG=path-name/ctf.cfg
パラメーター
path-name
ctf.cfg ファイルの場所を示すフル パス。
デフォルト
設定されていません。

MFTRACE_LOGS

CTF トレース ログ ファイルを作成する場所。
構文
MFTRACE_LOGS=path-name
パラメーター
path-name
CTF トレース ログ ファイルを保存するために使用するディレクトリのフルパス。
デフォルト
設定されていません。現在の作業ディレクトリを使用します。

MFTSO_DEBUG

デバッグ メッセージの表示を制御します。

MFUSER

ユーザーをデフォルトのユーザー ID から別の ID に変更できます。

MULTIMFENTMAP

<&などの特殊文字を&lt;&amp;などの同等の HTML エンティティに置き換えるかどうかを指定します。

O

OOSW

オブジェクト指向ランタイム スイッチ。

P

PATH

ランタイム システムを含むすべての Windows および UNIX プログラムが実行可能ファイルを探す際に検索するディレクトリを指定します。
構文
Windows:
PATH=path-name[;[path-name][...]]
UNIX:
PATH=path-name[;[path-name][...]]
パラメーター
path-name
実行可能ファイルを検索するディレクトリへのフル パスまたは相対パス。
デフォルト
なし。システム レベルを設定します。
説明
Windows プラットフォームでは、この環境変数はシステム レジストリに設定されます。値は SET コマンドを使用して変更できますが、設定した値はレジストリ中にすでに設定されている値に単に追加されるだけです。
Windows:
PATH=c:\myprojects\proj\loadlib;%USERNAME%\srclib
UNIX:
PATH=u:/home/mydir/srclib:otherlib

S

SORTCOMPRESS

ソートされる各レコードで圧縮ルーチンを実行するかどうかをシステムに伝えます。
構文
SORTCOMPRESS={0|1}
パラメーター
0
圧縮を無効にします。
1
圧縮を有効にします。
デフォルト
SORTCOMPRESS=0
説明
圧縮が有効の場合、ソート レコードのランレングス エンコーディングが有効になり、レコードに複数の繰り返し文字が含まれている場合のパフォーマンスが大幅に向上します。

この変数を使用すると、ソート レコードに単一の繰り返し文字 (複数のスペースなど) が多数含まれている場合に、メモリ使用量が改善され、ソートのパフォーマンスが向上します。

任意の正の整数に設定した場合の動作は、SORTCOMPRESS=1と同等になります。

SORTEXITREENTRY

SORTIN データ セットが使い果たした後に E15 ユーザー出口を呼び出すかどうかを決定します。[1]
構文
SORTEXITREENTRY={ON|OFF}
パラメーター
ON
Enterprise Server 内では、SORTIN データ セットが完全に読み取られた後でも、戻りコード 8 が返されるまで、MFJSORT は E15 ユーザー出口プログラムを呼び出し続けます。
OFF
SORTIN データ セットが読み取られると、E15 ユーザー出口プログラムは呼び出されません。
デフォルト
SORTEXITREENTRY=OFF

SORTSCHEME

ソート操作の代替メモリ割り当てサイズを指定する SORTSPACE 環境変数を有効にします。
構文
SORTSCHEME=1
パラメーター
1
SORTSPACE 環境変数を有効にします。
デフォルト
設定されていません。ソート関数に割り当てられるメモリは 1 メガバイトです。

SORTSPACE

SORT 操作用の内部ワークスペースに割り当てられるメモリの量、および割り当てメモリの形式。
重要:SORTSPACE をデフォルト以外の値に設定するには、まず SORTSCHEME 環境変数を使用して有効にする必要があります。
構文
SORTSPACE=memory-spec[K|M|G]
パラメーター
memory-spec
割り当てるメモリの量を表す数値。オプション パラメーターなしで使用する場合、この数値はメモリをバイト単位で表します。それ以外の場合は、オプション パラメーターで指定された単位で表します。
K
memory-spec はメモリ割り当てをキロバイト単位で指定します。
M
memory-spec はメモリ割り当てをメガバイト単位で指定します。
G
memory-spec はメモリ割り当てをギガバイト単位で指定します。
デフォルト
SORTSPACE=1M
説明
SORTSPACE に大きい値を指定すると、通常はソートの速度が向上します。ただし、コンピューターの主メモリ容量を超える値を指定すると、オペレーティング システムが使用可能なメモリを検索しなければならなくなり、パフォーマンスが低下します。

パラメーター値では大文字と小文字は区別されません。

SORTSPACE=1024K

SORTTEMPSPACE

SORT 操作用の一時ワークスペースに割り当てられるメモリの量。
構文
SORTTEMPSPACE=memory-spec[K|M|G]
パラメーター
重要:メモリ量の指定に使用するスキームに関係なく、指定される値は 32M 以上である必要があります。
memory-spec
割り当てるメモリの量を表す数値。オプション パラメーターなしで使用する場合、この数値はメモリをバイト単位で表します。それ以外の場合は、オプション パラメーターで指定された単位で表します。
K
memory-spec はメモリ割り当てをキロバイト単位で指定します。
M
memory-spec はメモリ割り当てをメガバイト単位で指定します。
G
memory-spec はメモリ割り当てをギガバイト単位で指定します。
デフォルト
SORTTEMPSPACE=32M
説明
この変数を使用して、SORT で使用されるメモリ割り当て戦略を調整します。これにより、メモリ断片化の影響が大きいシステムでは、通常はパフォーマンスが向上します。

パラメーター値では大文字と小文字は区別されません。

SORTTEMPSPACE=250M

SORTTYPE

ファイル ハンドラーを使用するように SORT 操作を設定します。
構文
SORTTYPE=2
パラメーター
2
SORT はファイル ハンドラーの使用を強制されるため、フォーマット変更は extfh.cfg ファイルから取得されます。
デフォルト
設定されていません。SORT は、パフォーマンスを向上させるために、CBL_ ライブラリ ルーチンを使用してファイルの読み取りと書き込みを試みます。

T

TERM

使用する端末のタイプを定義します。
制約事項:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
構文
TERM=term-type-name
パラメーター
term-type-name
terminfo データベースにリストされている端末タイプの名前。
TERM=at386

TERMINFO

ランタイム システムも含むすべての UNIX プログラムで、UNIX システムの Terminfo データベースが検索されるディレクトリを指定します。
制約事項:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
構文
TERMINFO=path-name
パラメーター
path-name
UNIX システムの terminfo データベースを格納するディレクトリのフル パス。
説明
UNIX システムの Terminfo データベースは、端末を使用する必要があるすべての UNIX アプリケーションで使用されます。COBOL アプリケーションでは、vi のような一般的な UNIX アプリケーションと比べ、より多く、より高度な端末機能が使用されるため、必要な Terminfo の詳細情報も多くなります。

端末の機能のうち、端末の初期化時に設定され、ファンクション キーの使用を制御するような機能は一般に、通常の COBOL アプリケーションで必要な機能と矛盾します。このような場合、COBOL で必要とされるその端末情報を、別の Terminfo データベースに格納し、COBTERMINFO を使用して参照できます。

TMPDIR

UNIX システムのデフォルトのディレクトリの代わりに、一時ファイルを格納するディレクトリを指定します。
制約事項:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
構文
TMPDIR=path-name
パラメーター
path-name
一時作業ファイルを格納する別のディレクトリへのフル パス。
デフォルト
設定されていません。一時ファイルは、UNIX システムのデフォルトの一時ディレクトリに保存されます。
説明
一時作業ファイルは、 Cob のような COBOL ユーティリティや、ランタイム システムで、SORT などの文が実行された場合に作成されることがあります。

ヒープの作成時、または整列時に、ランタイム システムでデータをディスクにページングする必要がある場合は、この環境変数を使用する必要があります。

TXFILEP

Micro Focus VSAM ファイルの場所。
構文
TXFILEP={path-name|datastore-location}
パラメーター
path-name
ディスク上の VSAM ファイルへのフル パス。
datastore-location
データベースでホストされるファイルの場合、VSAM ファイルを格納するデータストアの場所。[Category > data] の「dbfhdeploy コマンド ライン ユーティリティ」トピックで説明されている表記を使用します。

U

USER

デフォルトのユーザー名を指定します。
制約事項:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。

X

XFHLOG

LOG オプションがアクティブな際にログ ファイルの場所を指定します。
制約事項:この環境変数は Windows プラットフォームにのみ該当します。
構文
XFHLOG=DEFAULT
パラメーター
DEFAULT
現在の作業ディレクトリにログ ファイルを生成します。
デフォルト
設定されていません。ログ ファイルは %ProgramData%\Micro Focus\File Handler\version-number に生成されます。ここで、version-numberMicro Focus 製品のバージョンを表します。
説明
この変数の効果は、LOGFILENAME 構成オプションによってオーバーライドできます。
ml>