環境変数:アルファベット順

ヒント:Enterprise Server の環境変数を設定する方法と場所については、「環境変数の設定」、「ユーザー インターフェイスから環境変数を設定するには」、および「コマンド ラインから環境変数を設定するには」を参照してください。
A B C D E F G H l J K L M
N O P Q R S T U V W X Y Z

A

C

CAS_SRV_CANCEL

SEP によってロードされたサービス モジュールのキャンセル方式を指定します。この方式は、サービス モジュール呼び出しの完了時に要求ハンドラーに影響します。
構文
CAS_SRV_CANCEL={P|L|N|D}
パラメーター
P
物理キャンセル
L
論理キャンセル
N
キャンセルなし
D
遅延キャンセル
デフォルト
CAS_SRV_CANCEL=P
説明
Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。
CAS_SRV_CANCEL=L

CCITCPT_service-name

サービスに接続する際にクライアントが使用するホストまたはポート (あるいはその両方) を指定します。
構文
CCITCPT_serice-name=[unused], MFNODE:node-name, MFPORT:port-number
パラメーター
service-name
クライアントの接続先の CCI サービスの名前。
unused
カンマの前のパラメーターは CCITCPT では使用されませんが、CCITCPS との一貫性を保つためにサポートされています。
node-name
接続するホスト名または IP アドレス。
port-number
接続する TCP ポート。
デフォルト
設定されていません。クライアントは、MFDS ディレクトリでサービスの検索を試みます。
説明
この環境変数を使用して、CCI クライアントに、指定されたサービスの場所を MFDS に照会するのではなく、指定されたホストとポートに直接接続するように指示します。
CCITCPT_MYSERVICE=,MFNODE:localhst.MFPORT:3000

COBCCSIDDIR

CCSID 変換テーブルを使用するディプロイ済みアプリケーションの変換テーブルのインストール場所を指定します。
構文
COBCCSIDDIR=base-dir
パラメーター
base-dir
各変換テーブルのサブディレクトリを含むベース ディレクトリ。
デフォルト
設定されていません。CCSID テーブルは、デフォルトで %ProgramFiles(x86)%\Micro Focus\Visual COBOL ディレクトリにインストールされます。

COBCONFIG

何らかの方法でランタイム構成可能オプションを調整するランタイム構成ファイルを指定します。
構文
COBCONFIG=path-name
パラメーター
path-name
ランタイム システムを調整する COBOL 構成ファイルを含むディレクトリ。
デフォルト
設定されていません。Enterprise Server$COBDIR/etc/cobconfig 内のファイルを検索します。
COBCONFIG=C:\mydir\cobconfig

COBCONFIG.BLOCK

アプリケーション構成ファイルの場所
構文
COBCONFIG.BLOCK=path
パラメーター
path
アプリケーション構成ファイルの場所を示すフル パス。
デフォルト
設定されていません。

COBCPY

コンパイラおよび Animator がコピーブック ファイルを検索するディレクトリを指定します。
構文
COBCPY=path-name[[;path-name][...]]
パラメーター
path-name
コンパイラおよび Animator がコピーブック ファイルを検索する際の検索対象ディレクトリへのフル パス。path-name を複数指定する場合、空の path-name は現在の作業ディレクトリを示します。
デフォルト
COBCPY=%COBCPY%;C:\Program Files (x86)\Micro Focus\Enterprise Developer\cpylib;
   C:\Program Files (x86)\Micro Focus\Enterprise Developer\cpylib\basecl;
   C:\Program Files (x86)\Micro Focus\Enterprise Developer\cpylibguicl;
   C:\Program Files (x86)\Micro Focus\Enterprise Developer\cpylibolecl
説明
この環境変数はシステム レジストリに設定されます。値は SET コマンドを使用して変更できますが、設定した値はレジストリ中にすでに設定されている値に単に追加されるだけです。

以下のように指定すると、コンパイラは最初に C:\group\sharedcopy でコピーブックを検索します。次に現在のディレクトリを検索し、最後に C:\mydir\mycpy で検索します。検索は、コピーブックが見つかるか、存在しないことが認識されるまで続けられます。

COBCPY=C:\group\sharedcopy;.;C:\mydir\mycpy

COBDATA

ランタイム システムがデータ ファイルを検索するディレクトリを指定します。
構文
COBDATA=path-name[[;path-name][...]]
パラメーター
path-name
ランタイム システムがアプリケーション データ ファイルを検索するディレクトリへのフル パス。path-name を複数指定する場合、空の path-name は現在の作業ディレクトリを示します。
デフォルト
設定されていません。ランタイムは現在の作業ディレクトリを検索します。
説明
この環境変数はシステム レジストリに設定されます。値は SET コマンドを使用して変更できますが、設定した値はレジストリ中にすでに設定されている値に単に追加されるだけです。

COBDATA がデータ ファイルをグローバルにマップする機能を提供するため、ユーザーは実行時までに名前が認識されていないディレクトリに作業データ ファイルを置くことができます。

COBDATA は、コンパイラ、およびその他のユーティリティに影響します。たとえば、コンパイル時では、プログラム ソースがコンパイラのデータ ファイルになります。COBOL 開発システム ユーティリティを使用する場合は、COBDATA の値を、コロン (:) を先頭にして指定することをお勧めします。

ご使用の環境空間に、COBDATA という名前の環境変数があり、なんらかの値が設定されている場合は、COBDATA が設定されていると見なされます。

ファイルのすべてのマッピング順序は次のようになります。

  1. すべての dd_ 環境マッピング
  2. すべての ASSIGN TO EXTERNAL マッピング
  3. すべての COBDATA 環境変数マッピング

COBDATA 環境変数、または dd_ 環境変数のどちらかで複数のディレクトリを指定した場合、システムは、ユーザー名に対するプレフィックスとしてのスラッシュ (/) が末尾に付く最初の指定ディレクトリを検索します。

ファイル名が見つからない場合、または読み取れない場合は、順番に最後のディレクトリまで検索されます。最後のディレクトリでも見つからず、ファイルを作成する必要がある場合は、ファイルは最初のディレクトリに作成されます。

ハイフン (-)、またはスラッシュ (/) で始まっているファイル名に関しては、dd_、および COBDATA のマッピングはすべて無視されます。また、環境変数名にハイフンが含まれている場合も無効になります。

この機能を使用する場合は、COB... で始まるファイル名を使用しないでください(これらは COBOL システムで予約済みです)。

COBDATA 環境変数は、どんなモード (出力も含む) で開かれているファイルにも、また、固定長ファイルや可変長ファイルにも使用できます。索引ファイルを使用している場合は、データ ファイルおよび索引の両方を同じディレクトリに置く必要があります。

COBDATA 環境変数は、ファイルを開く場合だけでなくファイルを削除する場合にも、ここに示す規則に従って影響します。

COBOL 開発システム プログラムを使用しようとする場合はまず、COBDATA の設定を解除することをお勧めします。これらのプログラムの多くでは、データ ファイルが開かれるため、COBDATA の値に影響されます。COBDATA を使う必要がある場合は、COBDATA のパスの最初に :$COBDIR/dynload/helptbox.lbr および :$COBDIR/dynload/check.lbr を追加してください。Animator のヘルプ ページが必要な場合は、COBDIR/dynload/advanim.lbr も追加します。

注:RM/COBOL または ACUCOBOL-GT レガシー コードを最新化するユーザーはファイルの割り当てでサブパスを使用できますが、各ファイル処理システムの関連する DIALECT 値または IDXFORMAT 値を使用してコンパイルする必要があります。これは、ファイル処理構成ファイルでこれらの値を設定するだけでは実現できません。

次のように COBDATA を設定すると、ランタイム システムは、最初に現在のディレクトリでデータ ファイルを検索するよう指定されます。次に現在のディレクトリの demo サブディレクトリ、最後に C:\data\progs ディレクトリでデータ ファイルを検索するように指定されます。

COBDATA=.;.\demo;C:\data\progs

COBDIR

Enterprise Server をインストールしたディレクトリを指定します。システム コンポーネントおよびユーティリティの多くがこの情報を必要とし、使用します。
構文
COBDIR=path-name
パラメーター
path-name
必要な Micro Focus COBOL システム ソフトウェアが置かれているディレクトリ。
デフォルト
設定されていません。デフォルトのパスは %ProgramFiles(x86)%\Micro Focus\Visual COBOLです。
説明

Micro Focus COBOL システムは通常、デフォルトの COBOL システム ディレクトリにインストールされるため、COBDIR を設定する必要はありません。COBDIR は、同じ COBOL システムの複数のバージョンを同時に使用できる場合などのように、ご使用の COBOL システムが別のディレクトリにインストールされている場合にのみ設定する必要があります。

この例では、コンパイラは C:\products\cobse20 ディレクトリで Micro Focus COBOL システム ソフトウェアを検索します。

COBDIR=C:\products\cobse20

COBKEYTIMEOUT

接続された端末からランタイム システムに転送されたエスケープシーケンスを、有効なデータとして扱う必要がある最大経過時間を指定します。値は 0.1 秒単位で指定します。
構文
COBKEYTIMEOUT=trans-time
パラメーター
trans-time
1 から 126 までの数字を指定します。この値で、回線またはネットワーク接続を通して、端末からランタイム システムにエスケープシーケンスが送信される場合に、そのエスケープシーケンスを有効なデータとして扱う必要がある最大経過時間を設定します。
デフォルト
設定されていません。
説明
Esc 文字のみが独立して送られてきた場合は、この文字がランタイム システムに受け取られてから 0.n 秒経過すると、この文字がエスケープ シーケンスの開始を表す文字ではないと判断されます。

ランタイム システムでは、端末の通信速度から、n に設定する適切なデフォルト値が計算されます。

端末のキーが押されると、端末はそれに応答して、1 字、または文字の集合をランタイム システムに送信します。このような文字の集合の先頭は一般に、エスケープ文字であるため、この文字集合をエスケープ シーケンスと呼びます。ファンクション キーが押された場合は、端末がエスケープ シーケンスを送信します。Esc キーに続いて 1 つ以上の英字または数字のデータ キーが押された場合にも、同じ文字集合が端末から送信されます。ランタイム システムで認識される唯一の違いは、各文字が到着する間隔です。これは、ユーザーがエスケープ シーケンスを入力する速度と、これが端末で生成される速度とは異なるためです。

端末が接続しているネットワークでは、文字の集まりが別々のパケットでランタイム システムに送信されるという場合に、各文字がランタイム システムに到着する間隔は、ネットワークで変更することができません。COBKEYTIMEOUT は一般的なネットワーク遅延が補正できるため、エスケープシーケンスはランタイム システムで正しく識別されます。

COBLANG

COBOL プログラムが実行される際の言語環境を設定します。
構文
COBLANG=LE-option
パラメーター
LE-option
COBOL 言語環境 (LE) オプション。
デフォルト
設定されていません。

COBMAINSTACK

メイン スタックの長さを指定します。
注:この変数は、UNIX 上のネイティブ COBOL アプリケーション、および Windows と UNIX の両方の Enterprise Server に適用されます。
構文
COBMAINSTACK=stack-size
パラメーター
stack-size
メイン スタックのサイズ (バイト単位)。
デフォルト
設定されていません。
説明
メイン スタックのサイズは、デフォルトでスレッド スタックのサイズの 3 倍になります。スレッド スタックのサイズは、スタックの作成時に指定されます (CBL_THREAD_CREATE を使用)。または 32 ビット アプリケーションの場合はデフォルトで 160 KB になり、64 ビット アプリケーションの場合はデフォルトで 320 KB になります。

COBMAINSTACK は、次のような場合に、必要に応じて設定します。

  • ネイティブ オブジェクト指向 COBOL Enterprise JavaBeans (EJB) を AIX プラットフォームの WebSphere にディプロイする場合
  • マルチスレッド ランタイム システムを使用する場合
  • 多数の ELSE 句を含む IF 文がある場合
  • ローカル ストレージに大量のデータがある場合

COBPATH

ランタイム システムで、動的にロード可能な .int ファイル、および .gnt ファイル、または呼び出し可能な共有オブジェクトを検索する場合の検索先ディレクトリを指定します。
構文
COBPATH=path-name[;path[...]]
パラメーター
path-name
ランタイム システムで、動的にロード可能なプログラム (.int.gnt、または呼び出し可能な共有オブジェクト) ファイルを検索する場合の検索先ディレクトリへのフル パスまたは相対パス。
デフォルト
なし。エンタープライズ サーバー リージョンの構成に基づいて動的に設定されます。
説明
この環境変数はシステム レジストリに設定されます。値は SET コマンドを使用して変更できますが、設定した値はレジストリ中にすでに設定されている値に単に追加されるだけです。

path-name を複数指定する場合、空の path-name は現在の作業ディレクトリを示します。

COBPATH=C:\mydir\srclib;;\otherlib

COBPRFDIR

PROFILE コンパイラ指令を使用してコンパイルされたプログラムによって作成される .ipf ファイルの場所。
構文
COBPRFDIR=path-name[[;path-name][...]]
パラメーター
path-name
検索するディレクトリのフル パス。
デフォルト
設定されていません。.ipf ファイルは現在の作業ディレクトリに作成され、そこに置かれることが想定されています。

COBPRINTER

標準入力ストリーム (stdin) を介して DISPLAY UPON PRINTER 文からの出力を受信する印刷スプーラーの名前を指定します。
構文
COBPRINTER="command-line"
パラメーター
command-line
システムによってサポートされていて、かつシステム シェルによって実行できるコマンド ライン。通常は、単純に印刷スプーラーまたは他の実行可能ファイルの名前を指定しますが、値の設定時にシェルをエスケープすると、任意のコマンド ライン引数を使用できます。
デフォルト
設定されていません。
説明
ユーザーの COBOL プログラムで DISPLAY UPON PRINTER 文が実行されるたびに、新しく command-line が実行されます。実行された各コマンドでは、DISPLAY 文で参照されるデータが受信され、データの最後には、システムにファイルの終わりを示す条件が受信されます。
COBPRINTER="myspooler -a %TMPDIR%\spoolfile"

COBSW

アプリケーションの実行時に、ランタイム システムに認識させる、ランタイム システム スイッチの設定を指定します。
構文
COBSW={+|-}switch[...]
パラメーター
+
スイッチを設定します。
-
スイッチの設定を解除します。
switch
ランタイム スイッチ。詳細については、「ランタイム スイッチ」を参照してください。
デフォルト
COBSW=-A
この例では、ランタイム スイッチ 0、および ANSI COBOL デバッグ スイッチが有効になります。
COBSW=+0+D

D

DB2DBDFT

DB2 SQL プリプロセッサが SQL 文を処理するデフォルトのデータベース。
構文
DB2DBDFT=path-name/database-name
パラメーター
path-name
デフォルト データベースの場所。
database-name
デフォルト データベースの名前。
デフォルト
設定されていません。プロジェクトで指定されたデータベース名を使用します。

E

ENTRYNAMEMAP

使用するエントリ名マップ ファイルの場所を指定します。
重要:エントリ ポイント マッパーのサポートを有効にするには、entry_point_mapperチューナーを設定する必要があります。詳細については、「entry_point_mapper」を参照してください。
構文
ENTRYNAMEMAP={file-name|directory}[;...]
パラメーター
file-name
エントリ名マップ ファイルの名前。
directory
エントリ名マップ ファイルが格納されているディレクトリ。エントリ名マップ ファイルは mfentmap.dat という名前にする必要があります。
デフォルト
設定されていません。ランタイム システムは COBDIR 環境変数で指定された各ディレクトリ内でエントリ名マップ ファイル mfentmap.dat を探します。
説明
エントリ名マップ ファイルが複数見つかり、同じエントリ ポイントの定義がファイルによって異なる場合、最初に見つかったエントリ名マップ ファイル内の定義が優先されます。ランタイム システムがエントリ名マップ ファイルを検索する順序を変更するには、COBDIR 環境変数または ENTRYNAMEMAP 環境変数のパス内でのファイルの順番を変更する必要があります。

ES_CERT_REG

cascertregユーザー証明書ユーティリティの登録情報を格納するディレクトリを指定します。
構文
ES_CERT_REG=path-name
パラメーター
path-name
登録情報が格納されているディレクトリのフル パスです。
デフォルト
なし。ただし、省略した場合は、cascertreg コマンドを使用してディレクトリを指定する必要があります。

ES_CONSOLE_LOG (非推奨)

ES_CONSOLE_LOG (非推奨)
コンソール メッセージを Windows イベント ログに送信します。
注:ES_CONSOLE_LOG は非推奨です。下位互換性のみを目的として提供されています。代わりに MFDS 構成オプションを使用することをお勧めします。詳細については、「[General Properties]」トピックの「[Windows Monitoring and Management]」セクションを参照してください。
ES_CONSOLE_LOG={I|W|E|S}[...]
パラメーター
l
情報メッセージを Windows イベント ログに送信します。
W
警告メッセージを Windows イベント ログに送信します。
E
エラー メッセージを Windows イベント ログに送信します。
S
重大メッセージを Windows イベント ログに送信します。
デフォルト
設定されていません。コンソール メッセージは Windows イベント ログに送信されません。

ES_DB_FH

データベース ファイル ハンドラーのサポートを有効または無効にします。これは、データ ファイルがデータストアに保存されている場合、またはエンタープライズ サーバー リージョンがリソースの一部をデータベースに保存している場合に必要です。詳細については、「Micro Focus ネイティブ データベース ファイル処理およびエンタープライズ サーバー リージョン データベース管理」を参照してください。
構文
ES_DB_FH={[Y|true]|[N|false]}
パラメーター
Y|true
ファイル処理を指示するには、Micro Focus データベース ファイル ハンドラー (MFDBFH) を使用します。
N|false
データベース ファイル処理を無効にします。
デフォルト
ES_DB_FH=N
説明
Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。

ES_DB_SERVER

リージョン データベース操作に使用するデータベース サーバーの名前を指定します。
重要:MFDBFH_CONFIG 環境変数で指定された構成ファイルには、データベース サーバーの対応する<server>エントリが含まれている必要があります。<dsn>エントリ (リージョン、リージョン間、およびマスター データベース用) も、構成ファイルに指定する必要があります。これは、リージョン データベース操作を使用できるようにするためです。
構文
ES_DB_SERVER=server-instance
パラメーター
server-instance
有効なデータベース サーバー インスタンスの名前。
デフォルト
設定されていません。
説明
Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。
ES_DB_SERVER=MYSERVER

この例では、データベース構成ファイルに次のような内容が含まれている必要があります。

<datastores usevault="false">
   <server name="MYSERVER" type="sqlserver" access="odbc"> 
       <dsn name="SS.MYMASTER" type="database" dbname="master"/> 
       <dsn name="SS.CAS.ESDEMO" type="region.cas" region="ESDEMO" 
          feature="all"/> 
       <dsn name="SS.CAS.CROSSREGION" type="crossregion.cas"/>
   </server> 
</datastores>

ES_DDBG_PORT_RANGE

ダイナミック デバッグに使用するポートの範囲。
構文
ES_DDBG_PORT_RANGE={starting-port-number-ending-port-number |
   starting-port-number,number-of-ports
パラメーター
starting-port-number
範囲の開始を表すポート番号。
ending-port-number
範囲の終了を表すポート番号。この値は [starting-port-number] の値よりも大きくてはなりません。範囲内のすべての使用可能なポートが使用されます。
number-of-ports
ポートの合計数。使用可能なポートは、starting-port-number のポートから始まり、starting-port-number ポートより大きい、指定された合計数までのポートです。
デフォルト
設定されていません。動的デバッグではランダム ポートが使用されます。
説明
Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。
以下は、8001 から 8040 までのすべての使用可能なポートを使用することを指定します。
ES_DDBG_PORT_RANGE=8001-8040

以下は、開始ポート番号 (8001) よりも大きいポート番号を持つ次の 40 個の使用可能なポートを使用することを指定します。

ES_DDBG_PORT_RANGE=8001,40

ES_DISABLE_DFLTUSR_SIGNON

Enterprise Server Monitor and Control (ESMAC) の起動時のデフォルト ユーザー (「mfuser」) のサインオンを無効にします。
構文
ES_DISABLE_DFLTUSR_SIGNON=Y
パラメーター
Y
mfuser自動ログオンを無効にします。これは、MFDS 内部セキュリティ アカウントを使用して Enterprise Server 管理を開始した後に行われます。
デフォルト
設定されていません。mfuserは ESMAC にサインインします。
説明
Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。

ES_ESM_DISABLE_DFLTUSER_ESMAC

サーバーのセキュリティを強化するためにデフォルトの ESMAC ユーザーを無効にできます。
構文
ES_ESM_DISABLE_DFLTUSER_ESMAC=Y
パラメーター
Y
デフォルトの ESMAC ユーザーを無効にし、ログオン画面の [DEFAULT] ボタンが無効になり、有効なユーザー ID およびパスワードの入力が常に求められるようになります。
デフォルト
設定されていません。ESMAC ユーザーは有効になっています。
説明
Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。

ES_ESMAC_DISP_MAX_OVERRIDE

ESMAC カタログ ビューで個々のカタログ エントリを表示する際の行数、またはジョブ リスト ビューの SYSOUT ファイルを表示する際の行数を制限します。
構文
ES_ESMAC_DISP_MAX_OVERRIDE=value
パラメーター
value
表示する行数を示す整数 (最大 99999)。
デフォルト
ES_ESMAC_DISP_MAX_OVERRIDE=1000
説明
Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。

ES_HSF_CFG

cashsf-a.csv または cashsf-b.csv ファイル内の HSF レコードに含める複数の追加フィールドを構成できます。
構文
ES_HSF_CFG=cfg-option=value[;[cfg-option=value][...]]
パラメーター
cfg-option=value
以下の 1 つ以上のオプションと値のペア。
cfg-option value の範囲
CUSTOM 0 から 5
CICSF 0 から 20
TSQ 0 から 20
TDQ 0 から 20
デフォルト
ES_HSF_CFG=CUSTOM=0;CICSF=5;TSQ=5;TDQ=5
説明
フィールドが明示的に設定されていない場合、または指定された値が範囲外の場合は、フィールドのデフォルト値が使用されます。

ES_WRITE_CUSTOM_HSF ライブラリ ルーチンは、カスタム フィールドに書き込みます。

以下の場合、2 個のカスタム フィールド、10 個の CICS ファイル フィールド、5 個の TSQ フィールド、および 5 個の TDQ フィールドが生成されます。
ES_HSF_CFG=CUSTOM=2;CICSF=10;TSQ=5;TDQ=5

ES_LOCKDB

カタログなどのリソースがデータベースにディプロイされるクラスター内のエンタープライズ サーバー リージョンのリソース ロック (ステップ スコープおよびシステム スコープの ENQ) を処理するリージョン データベースを指定します。
構文
ES_LOCKDB=region-db
パラメーター
region-db
ステップ スコープおよびシステム スコープの ENQ の処理を担うリージョン データベースの名前。
デフォルト
設定されていません。
説明
この変数は ES_SERVER と組み合わせて使用する必要があります。ES_SERVER は、リージョン データベースを格納するデータベース サーバーに設定されます。詳細については、「リソース ロック」を参照してください。

ES_MAX_CATALOG_LINES

ESMAC カタログ ビューに表示されるエントリの数を制限します。
構文
ES_MAX_CATALOG_LINES=number
パラメーター
number
表示する行数 (最大 99999)。
デフォルト
ES_MAX_CATALOG_LINES=5000
説明
Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。

ES_MAX_HTTP_OUT

Enterprise Server によって送信される HTTP 応答の最大サイズを指定します。
構文
ES_MAX_HTTP_OUT=value
パラメーター
value
HTTP 応答の最大サイズを表す数値 (バイト単位)。
デフォルト
ES_MAX_HTTP_OUT=
説明
以前のリリースでは、HTTP 応答のサイズは、ESCWA の [ES Control] ページの [HTTP Out] フィールドで制御されていました。

Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。

ES_MEM_STRATEGY

サポートされるメモリ プロセスのタイプを選択します。
説明
メモリ ストラテジは memory_strategy ランタイム チューナーによって設定することもできます。

ES_MFDS_ADDRESS

casstart で使用されるサーバー アドレスを指定します (/mパラメーターが指定されていない場合)。

ES_OLD_SEC_TSTD

セキュリティ リポジトリで宣言されていない TS または TD キューに対してセキュリティが施行されるのを防止します。
構文
ES_OLD_SEC_TSTD=ON
パラメーター
ON
セキュリティ リポジトリで宣言されていない TS または TD キューに対してセキュリティが施行されるのを防止します。
デフォルト
設定されていません。セキュリティ リポジトリで宣言されていない TS または TD キューに対してセキュリティが施行されます。
説明
この環境変数は、ON を含む任意の値に設定すると、オンになっていると見なされます。

ES_PRODUCTION

IDE からデバッグ セッションを開始しないようにします。
説明
Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。

ES_PROG_PATH

JESYSMSG および SYSLOG のデータセットにプログラムのロード パスを表示するかどうかを決定します。
注:ネイティブ エンタープライズ サーバー リージョンにのみ適用されます。
構文
ES_PROG_PATH={Y|N}
パラメーター
Y
JESYSMSG および SYSLOG のデータセットにプログラムのロード パスを表示します。
N
JESYSMSG および SYSLOG のデータセットにプログラムのロード パスを表示しません。
デフォルト
設定されていません。

ES_RLS_FILE_SUPPORT

あるプログラムが更新目的で読み取りを行っているためにレコードがロックされている際に、他のプログラムがそのレコードにアクセスできないようにする必要がある場合は、この環境変数を設定して、ロックを保持しているプログラムが完了するまで無効なレコードが返されるのを防止できます。
構文
ES_RLS_FILE_SUPPORT=Y
パラメーター
Y
レコードが別のプロセスによってロックされている場合は、無効なレコードが返されるのを停止します。
デフォルト
設定されていません。無効なレコードが返されます。
説明
Fileshare のタイムアウトも、Fileshare の構成ファイルで0に設定する必要があります。これは、/t 0を使用して設定します。詳細については、「Fileshare 構成ファイルの使用」を参照してください。

パラメーター値では大文字と小文字は区別されません。

ES_SEP_DORMANT_TIME

一時 SEP 休止時間のオーバーライドを許可します。ステートフル要求の完了時に一時 SEP を自動的に終了するのではなく、サーバー マネージャーで、終了をスケジュールするまでのアイドル時間を使用可能にします。これにより、新しい要求で、新しいインスタンスを起動するのではなく、SEP を再利用できるようになります。この環境変数を使用すると、非アクティブ期間を制御できます。
構文
ES_SEP_DORMANT_TIME=wait-time
パラメーター
wait-time
一時 SEP が非アクティブ状態の秒数。
デフォルト
ES_SEP_DORMANT_TIME=2
説明
Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。

ES_SERVER

-rスイッチが casstart または casstop で指定されていない場合に使用するデフォルトのサーバー名。
構文
ES_SERVER=server-name
パラメーター
server-name
サーバー名。
デフォルト
32 ビット
ES_SERVER=ESDEMO
64 ビット
ES_SERVER=ESDEMO64

ES_SNATRC_DIR

z/OS の通信マネージャーによって書き込まれる SNA トレースの場所を指定します。
構文
ES_SNATRC_DIR=path-name
パラメーター
path-name
SNA トレースの場所を示すフル パス。
デフォルト
設定されていません。
説明
この環境変数は、SNA トレース ファイルが有効なディレクトリに書き込まれるように、リージョンを起動する前に設定しておく必要があります。

その後、このディレクトリを使用して、SNA 環境変数 SNAMSG および SNATRC を適切な値に設定します。

ES_SYSOUT_HOLD

Out Hold ステータスで完了キューに送信される SYSOUT ファイルを決定します。
構文
ES_SYSOUT_HOLD={msg-class}[msg-class[...]]
パラメーター
msg-class
Out Hold ステータスで完了キューに送信されるメッセージ クラス。
デフォルト
設定されていません。Out Hold ステータスで完了キューに送信される特定のメッセージ クラスはありません。
メッセージ クラス A および B は、Out Hold ステータスで完了キューに送信されます。
ES_SYSOUT_HOLD=AB

ES_USR_DFLT_ESMAC

ESMAC 認証用にログオンしているユーザーがいない場合にデフォルト ユーザーのオーバーライドを許可します。
構文
ES_USR_DFLT_ESMAC=userid
パラメーター
userid
デフォルトのユーザー名。
デフォルト
ES_USR_DFLT_ESMAC=MFUSER
説明
Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。

ES_WS_RUNAWAY_TIMEOUT

クライアントが Web サービスからの応答を待つ時間。有効な値は 0 から 65535 秒までです。
構文
ES_WS_RUNAWAY_TIMEOUT=wait-time
パラメーター
wait-time
クライアントが Web サービスからの応答を待つ時間 (秒単位)。有効な範囲は 0 から 65535 までです。
デフォルト
設定されていません。

ES_XA_LOG_SUPPRESS

in-doubt XA トランザクションの XA ロギングおよび回復を抑制します。
構文
ES_XA_LOG_SUPPRESS=Y
パラメーター
Y
デフォルト
設定されていません。XA ロギングは抑制されません。
説明
Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。

パラメーター値では大文字と小文字は区別されません。

EXTFH

呼び出し可能ファイル ハンドラーの構成ファイルを指定します。
構文
EXTFH=file-name.cfg
パラメーター
file-name
構成ファイル (.cfg) のプレフィックス名。
デフォルト
設定されていません。構成ファイルのデフォルトのプレフィックス名は extfh です。
EXTFH=c:\mydir\myconfig.cfg

F

FHREDIR

Fileshare クライアントが使用する構成ファイルを指定します。
構文
FHREDIR=[path-name\]prefix.cfg
パラメーター
path-name
Fileshare クライアントの構成ファイルの場所を示すフル パス。
prefix
構成ファイル (.cfg) のプレフィックス名。
デフォルト
設定されていません。現在の作業ディレクトリで fhredir.cfg ファイルを使用します。
FHREDIR=C:\mydir\myconfig.cfg

FS

Fileshare サーバーが使用する構成ファイルを指定します。
構文
FS=file-name.cfg
パラメーター
file-name
構成ファイル (.cfg) のプレフィックス名。
デフォルト
FS=fs.cfg
FS=myfsconf.cfg

FSCOMMS

Fileshare システムがシングル ユーザー モードで実行されることを指定します。
構文
FSCOMMS="\$local"
パラメーター
$local
Fileshare システムをシングル ユーザー モードで実行します。
デフォルト
設定されていません。Fileshare システムは複数ユーザー モードで実行されます。

G

l

ISPPROF

ISPF ダイアログ プロファイルの場所。

J

JAVA_HOME

JDK の場所を指定します。
構文
JAVA_HOME=path-name
パラメーター
path-name
JAVA_HOME の場所を示すフル パス。

L

LIB

DB2 LIB ディレクトリの場所。
構文
LIB=path-name
パラメーター
path-name
odbc32.lib などの .lib ファイルが含まれている Windows SDK LIB ディレクトリ (x86) へのパス。
説明
この環境変数はシステム レジストリに設定されます。値は SET コマンドを使用して変更できますが、設定した値はレジストリ中にすでに設定されている値に単に追加されるだけです。

M

MF_AMODE31ONLY

すべてのプログラムが AMODE(31) であることを示します。

MF_LE_CBLOPTS

従来の COBOL スタイルのオプションを有効にするどうかを指定します。
構文
MF_LE_CBLOPTS={Y|N}
パラメーター
Y
従来の COBOL スタイルのオプションを有効にします。
N
従来の COBOL スタイルのオプションを無効にします。
デフォルト
MF_LE_CBLOPTS=N
説明
無効になっている場合、方言が ENTCOBOL の場合、または言語が COBOL ではない場合は、PARM 構文は次の形式になります。
[run-time-options] [/program-options];

それ以外の場合、構文は次の形式になります。

[program-options] [/run-time-options]

MF_ROOT_CERT

MF Directory Server プロセスおよび任意のクライアント アプリケーションでルート証明書ファイルを検索できるようにします。

MF_USESCA5

サーバーがバージョン 5 の Open Service Component Architecture (Open SCA) を使用する必要があることを指定します。
構文
MF_USESCA5={ON|OFF}
パラメーター
ON
サーバーは Open SCA バージョン 5 を使用します。
OFF
サーバーは Open SCA のデフォルトのバージョンを使用します。
デフォルト
MF_USESCA5=ON

MFACCCGI_CHARSET

ESMAC によって返される HTTP ヘッダーで使用される文字セットを指定します。
構文
MFACCCGI_CHARSET=iana-string
パラメーター
iana-string
IANA 定義の文字セット文字列。有効な文字列のリストについては、「CBL_CCSID_FROM_IANA」 トピックの「説明」セクションを参照してください。
デフォルト
MFACCCGI_CHARSET=windows-1252

MFALLOC_PROP

割り当て時に生成される PC データセット名の規則 (つまり、デフォルトのカタログ PC DSN フォーマット)。

MFAUDIT_LOGS

監査ファイルの場所。

MFBSI_DIR

MFBSIJCL ログ ファイル、セマフォ ファイル (JOBnnnnn.sem)、および置換された JCL メンバーを保存するために MFBSI が使用するディレクトリを識別します。
構文
MFBSI_DIR=path-name
パラメーター
path-name
MFBSI がファイルを保存するディレクトリへのフル パス。
デフォルト
設定されていません。
説明
MFBSI_DIR を使用してエンタープライズ サーバー リージョンを構成する方法の詳細については、「サーバーの構成」を参照してください。

MFCROW_DISABLE

共通指令をオフにして、コンパイラが directives.mf ファイルにある指令を使用しないようにします。
注:これはテクノロジ プレビュー機能としてのみ提供されます。この新機能について、テストおよびフィードバックができるようになる予定です。ただし、この機能は本番環境での使用を目的としたものではなく、本番環境での使用はサポートされません。
構文
MFCROW_DISABLE={Y|N}
パラメーター
Y
コンパイラは directives.mf ファイル内の指令を使用しません。
N
コンパイラは directives.mf ファイル内の指令を使用します。
デフォルト
MFCROW_DISABLE=N

MFCSCFG

クライアント/サーバー結合のクライアント プログラムで使用される構成ファイルを指定します。
構文
MFCSCFG=[path-name\]file-name
パラメーター
path-name
構成ファイルの場所を示すフル パス。
file-name
構成ファイルの名前。
デフォルト
MFCSCFG=mfclisrv.cfg
デフォルトの path-name は現在の作業ディレクトリであり、見つからない場合は構成エントリのデフォルト設定が使用されます。
説明
MFCSCFG の値は、コマンド ラインで値が定義されている場合はその値によってオーバーライドされます。
MFCSCFG=d:\mydir\mfclisrv.cfg

MFDBFH_CONFIG

データベース サーバー インスタンスおよび関連するデータベースを定義する構成ファイルの場所と名前を指定します。
構文
MFDBFH_CONFIG=path-name\file-name
パラメーター
path-name
構成ファイルの場所を示すフル パス。
file-name
構成ファイルのファイル名。
デフォルト
設定されていません。現在の作業ディレクトリで見つかった mfdbfh.cfg ファイルを使用します。
説明
MFDBFH_CONFIG をシステム環境変数として設定することもできます。

MFDBFH_GRANT_USER_PERMISSIONS

MFDBFH アクセス用に Oracle データベースを構成する際に作成される型およびプロシージャに対する実行権限を特定のユーザーまたはロールに付与します。
構文
MFDBFH_GRANT_USER_PERMISSIONS={user|role}[{user|role}[...]]
パラメーター
user
MFDBFH で作成された型およびプロシージャに対する実行権限を付与するユーザー。
role
MFDBFH で作成された型およびプロシージャに対する実行権限を付与するロール。
デフォルト
設定されていません。Oracle のデフォルトの権限が適用され、その型/プロシージャのスキーマ所有者にのみ実行権限が付与されます。
説明
この変数は、MFDBFH で使用される他のデータベース プロバイダーの権限には影響しません。

MFDBFH_RECORD_LOCKING

データベース ファイル ハンドラーが有効な場合に使用するレコード ロックの型を指定します。

構文
MFDBFH_RECORD_LOCKING={table|database}
パラメーター
table
ファイルのレコード ロックは別のロック テーブルに保持されます。このロック モードを使用している場合、COBOL ファイル操作のレコード ロックの動作は Fileshare を使用している場合とほぼ同じになります。
database
データベース エンジンのネイティブのレコード ロック メカニズムを使用して、データ ファイルのレコードに対するロックの確立とテストを行います。この方法によりパフォーマンスは向上しますが、ロック動作が従来の COBOL レコード ロックと完全には一致しなくなります。詳細については、「レコード ロック戦略」を参照してください。
デフォルト
MFDBFH_RECORD_LOCKING=table

MFDBFH_SCRIPT_DIR

データベース ファイル ハンドラーが有効な場合に必要なスクリプトおよびストアド プロシージャの場所を指定します。
構文
MFDBFH_SCRIPT_DIR=path-name
パラメーター
path-name
必要なリソースを含むディレクトリへのフル パス。
デフォルト
MFDBFH_SCRIPT_DIR=%ProgramFiles(x86)%\Micro Focus\Visual COBOL\etc\mfdbfh\scripts

MFDBFH_VAULT

シークレット Vault の名前を指定します。
構文
MFDBFH_VAULT=vault-name
パラメーター
vault-name
製品の secrets.cfg ファイルで定義されている Vault の名前。
デフォルト
設定されていません。secrets.cfg で定義されているデフォルトの Vault を使用します。
説明
シークレット Vault の詳細については、「Vault 機能」を参照してください。

MFE.SMS

SMS サポートを有効にします。

MFEXTMAP

マッパー ファイルの場所。

MFJSDCBOUTFIL

MFJSDCBOUTFIL
OUTFIL 文の実行中に DCB の LRECL 値が受け付けられるかどうかを決定します。
MFJSDCBOUTFIL={ON|OFF}
パラメーター
ON
DCB プロパティで指定された LRECL は、OUTFIL 文の実行中に使用されます。
OFF
ICE222A/ICE217A メインフレームの制限をエミュレートします。
デフォルト
MFJSDCBOUTFIL=OFF
説明
MFJSDCBOUTFIL=ON が有効な場合、DCB LRECL 値が OUTFIL によって計算された値と異なる場合、レコードは切り捨てられるか、DCB LRECL 値と一致するようにスペースが埋め込まれます。
MFJSDCBOUTFIL=ON

MFLECONFIG

言語環境 (Language Environment;LE) ランタイム オプションの構成ファイルを指定します。
構文
MFLECONFIG=path-name\file-name
パラメーター
path-name
使用する LE ランタイム オプションを含むファイルの場所へのフル パス。
file-name
使用する LE ランタイム オプションを含むファイルの名前。
デフォルト
設定されていません。LE ランタイム オプションは使用しません。

MFLOCKING

ロック サポートを有効にします。

MFLOGDIR

クライアント/サーバー結合のログ ファイルが使用するディレクトリを指定します。
構文
MFLOGDIR=path-name
パラメーター
path-name
ログ ファイルの場所を示すフル パス。
デフォルト
設定されていません。
MFLOGDIR=d:\mydir\logs

MFPRELOAD_USE

MFPRELOAD を呼び出してパフォーマンスを改善します。

MFRU_NOINHERIT

ランタイム システムの初期化中に共有メモリへのプロセスの登録をスキップするかどうかを決定します。
構文
MFRU_NOINHERIT={Y|TRUE}
パラメーター
Y|TRUE
ランタイム システムの初期化中に共有メモリにプロセスを登録しません。
デフォルト
設定されていません。プロセスが登録されます。
説明
非常に多くの COBOL プロセスが実行されている場合に共有メモリ セグメントに使用可能なスロットがないと、初期化時に COBRT105 エラーが発生することがあります。このエラーを回避するには、この変数を設定することを検討してください。

この変数を設定すると、さまざまなランタイム設定 (スイッチ、共有メモリ、コンソール ウィンドウ設定など) が子プロセスに継承されなくなります。

MFSUB

SUBI または ASUBI のどちらを使用するかを指定します。
構文
MFSUB={SUBI|ASUBI}

MFTRACE_ANNOTATIONS

トレース ファイルの場所。

MFTRACE_CONFIG

CTF 構成ファイルの場所。
構文
MFTRACE_CONFIG=path-name\ctf.cfg
パラメーター
path-name
ctf.cfg ファイルの場所を示すフル パス。
デフォルト
設定されていません。

MFTRACE_LOGS

CTF トレース ログ ファイルを作成する場所。
構文
MFTRACE_LOGS=path-name
パラメーター
path-name
CTF トレース ログ ファイルを保存するために使用するディレクトリのフルパス。
デフォルト
設定されていません。現在の作業ディレクトリを使用します。

MFTSO_DEBUG

デバッグ メッセージの表示を制御します。

MFUSER

ユーザーをデフォルトのユーザー ID から別の ID に変更できます。

MULTIMFENTMAP

<&などの特殊文字を&lt;&amp;などの同等の HTML エンティティに置き換えるかどうかを指定します。

O

OOSW

オブジェクト指向ランタイム スイッチ。

S

SORTCOMPRESS

ソートされる各レコードで圧縮ルーチンを実行するかどうかをシステムに伝えます。
構文
SORTCOMPRESS={0|1}
パラメーター
0
圧縮を無効にします。
1
圧縮を有効にします。
デフォルト
SORTCOMPRESS=0
説明
圧縮が有効の場合、ソート レコードのランレングス エンコーディングが有効になり、レコードに複数の繰り返し文字が含まれている場合のパフォーマンスが大幅に向上します。

この変数を使用すると、ソート レコードに単一の繰り返し文字 (複数のスペースなど) が多数含まれている場合に、メモリ使用量が改善され、ソートのパフォーマンスが向上します。

任意の正の整数に設定した場合の動作は、SORTCOMPRESS=1と同等になります。

SORTEXITREENTRY

SORTIN データ セットが使い果たした後に E15 ユーザー出口を呼び出すかどうかを決定します。[1]
構文
SORTEXITREENTRY={ON|OFF}
パラメーター
ON
Enterprise Server 内では、SORTIN データ セットが完全に読み取られた後でも、戻りコード 8 が返されるまで、MFJSORT は E15 ユーザー出口プログラムを呼び出し続けます。
OFF
SORTIN データ セットが読み取られると、E15 ユーザー出口プログラムは呼び出されません。
デフォルト
SORTEXITREENTRY=OFF

SORTSCHEME

ソート操作の代替メモリ割り当てサイズを指定する SORTSPACE 環境変数を有効にします。
構文
SORTSCHEME=1
パラメーター
1
SORTSPACE 環境変数を有効にします。
デフォルト
設定されていません。ソート関数に割り当てられるメモリは 1 メガバイトです。

SORTSPACE

SORT 操作用の内部ワークスペースに割り当てられるメモリの量、および割り当てメモリの形式。
重要:SORTSPACE をデフォルト以外の値に設定するには、まず SORTSCHEME 環境変数を使用して有効にする必要があります。
構文
SORTSPACE=memory-spec[K|M|G]
パラメーター
memory-spec
割り当てるメモリの量を表す数値。オプション パラメーターなしで使用する場合、この数値はメモリをバイト単位で表します。それ以外の場合は、オプション パラメーターで指定された単位で表します。
K
memory-spec はメモリ割り当てをキロバイト単位で指定します。
M
memory-spec はメモリ割り当てをメガバイト単位で指定します。
G
memory-spec はメモリ割り当てをギガバイト単位で指定します。
デフォルト
SORTSPACE=1M
説明
SORTSPACE に大きい値を指定すると、通常はソートの速度が向上します。ただし、コンピューターの主メモリ容量を超える値を指定すると、オペレーティング システムが使用可能なメモリを検索しなければならなくなり、パフォーマンスが低下します。

パラメーター値では大文字と小文字は区別されません。

SORTSPACE=1024K

SORTTEMPSPACE

SORT 操作用の一時ワークスペースに割り当てられるメモリの量。
構文
SORTTEMPSPACE=memory-spec[K|M|G]
パラメーター
重要:メモリ量の指定に使用するスキームに関係なく、指定される値は 32M 以上である必要があります。
memory-spec
割り当てるメモリの量を表す数値。オプション パラメーターなしで使用する場合、この数値はメモリをバイト単位で表します。それ以外の場合は、オプション パラメーターで指定された単位で表します。
K
memory-spec はメモリ割り当てをキロバイト単位で指定します。
M
memory-spec はメモリ割り当てをメガバイト単位で指定します。
G
memory-spec はメモリ割り当てをギガバイト単位で指定します。
デフォルト
SORTTEMPSPACE=32M
説明
この変数を使用して、SORT で使用されるメモリ割り当て戦略を調整します。これにより、メモリ断片化の影響が大きいシステムでは、通常はパフォーマンスが向上します。

パラメーター値では大文字と小文字は区別されません。

SORTTEMPSPACE=250M

SORTTYPE

ファイル ハンドラーを使用するように SORT 操作を設定します。
構文
SORTTYPE=2
パラメーター
2
SORT はファイル ハンドラーの使用を強制されるため、フォーマット変更は extfh.cfg ファイルから取得されます。
デフォルト
設定されていません。SORT は、パフォーマンスを向上させるために、CBL_ ライブラリ ルーチンを使用してファイルの読み取りと書き込みを試みます。

T

TXFILEP

Micro Focus VSAM ファイルの場所。
構文
TXFILEP={path-name|datastore-location}
パラメーター
path-name
ディスク上の VSAM ファイルへのフル パス。
datastore-location
データベースでホストされるファイルの場合、VSAM ファイルを格納するデータストアの場所。[Category > data] の「dbfhdeploy コマンド ライン ユーティリティ」トピックで説明されている表記を使用します。

U

X

XFHLOG

LOG オプションがアクティブな際にログ ファイルの場所を指定します。
構文
XFHLOG=DEFAULT
パラメーター
DEFAULT
現在の作業ディレクトリにログ ファイルを生成します。
デフォルト
設定されていません。ログ ファイルは %ProgramData%\Micro Focus\File Handler\version-number に生成されます。ここで、version-numberMicro Focus 製品のバージョンを表します。
説明
この変数の効果は、LOGFILENAME 構成オプションによってオーバーライドできます。