IFileshare (Technology Preview)

注: これは技術評価機能としてのみ提供されます。この新機能について、テストおよびフィードバックができるようになる予定です。ただし、この機能はプロダクション使用を目的としたものではなく、プロダクション使用はサポートされていません。また、この機能は GA レベルでの提供が保証されるものではないため、実際提供されるバージョンは技術評価版と大きく異なる可能性があります。 この機能をテストしてフィードバックを提供する予定の場合は、Micro Focus SupportLine に連絡し、新しい機能を有効化する方法を確認してください。

Enterprise Server で実行される Fileshare サポートは iFileshare (統合型 Fileshare) を通じて提供されます。iFileshare はそれ自身の Enterprise Server リージョン内に構成する方法のほかに、既存の Enterprise Server リージョンに機能を追加する方法もあります。この構成は、スタンドアロンの Fileshare 構成の代わりになるものでなければなりません。

iFileshare サーバーを高可用性グループで実行すると、単一モードの iFileshare サーバーよりも高い堅牢性を得られます。高可用性グループは、プライマリ iFileshare サーバーとスタンバイ サーバーが 1 台ずつで構成されます (スタンバイ サーバーの数を 3 台まで増やす計画があります)。プライマリ iFileshare サーバー内のデータ ファイルはスタンバイ サーバーに複製されます。プライマリ サーバーで障害が発生しても、データ ファイル (処理中のトランザクションを除く) の最新のコピーを使用できます。今後のリリースでフェールオーバーの自動化が計画されており、トランザクションを失うことなく新しいプライマリ サーバーへのシームレスな切り替えが可能になる予定です。

これらの新しい Fileshare 構成をスタンドアロンの Fileshare 構成のかわりに使用することで、次のような利点が得られます。

制御
ESMAC をとおして iFileshare プロセスを制御および監視します。Fileshare プロセスを Enterprise Server Administration 内で集中制御できます。
パフォーマンス
スタンドアロンの Fileshare では作業のスケジューリングをネットワーク プロトコルに依存しますが、iFileshare のスケジューリングは Enterprise Server で処理されます。これにより、作業負荷が高くなってもより効率的に対応できるという、拡張性の高いソリューションを実現できる利点があります。
セキュリティ
ログオン時のユーザー認証は Enterprise Server が提供するセキュリティ機能で処理されるため、Fileshare 自体のセキュリティ モジュールは使用されません。
回復性
iFileshare を使用することで、Micro Focus の高可用性構成を使用することが可能になり、重要なアプリケーション ファイルについてフェールオーバー サポートを利用できるようになります。