テスト フィクスチャの要素

完成したテスト フィクスチャの 3 つの要素は、COBOL プログラムのエントリ ポイントとしてコーディングされます。ここに示すエントリポイントは、製品インストール ディレクトリの cpylib フォルダーから利用できる、mfunit.cpy コピーブックにあるコール プロトタイプを使用しています。メインフレーム言語ではサポートされていないレベル 78 項目のためにコピーブックを使用できない場合、以下のエントリ ポイント名を指定する必要があります。

要素 エントリ ポイント
テスト セットアップ MFUS_
テスト ケース MFUT_
テスト ティアダウン MFUE_

3 つの要素は以下の通りです。

テスト セットアップ
テスト ケースを実行する前に満たす必要がある前提条件は、この節でセットアップできます。たとえば、テスト ケースにおいてデータ ファイルがすでに存在している、または入力できるように開かれている必要がある場合、この節でそれらをコーディングできます。この節はオプションです。
...
entry MFU-TC-SETUP-PREFIX & "MyTestCase"
//initial setup code goes here//
goback
...
テスト ケース
この節には、実際のテスト ロジックとテスト アサーションが含まれます。
...
entry MFU-TC-PREFIX & "MyTestCase"
//test case code goes here//
goback
...
テスト ティアダウン
この節では、テスト実行後のリソースのリリースやクローズなど、環境の整理を行えます。テスト スイート内で複数のテスト ケースを実行する場合、これは重要になる可能性があります。この節はオプションです。
...
entry MFU-TC-TEARDOWN-PREFIX & "MyTestCase"
//clean-up code goes here//
goback
...

複数のテスト ケースがある場合、それぞれに独自のセットアップとティアダウンが必要です。複数のテスト フィクスチャを含む COBOL プログラムは通常、テスト スイートと呼ばれます。

これらの節のコードにおける表示順序は任意ですが、ここに示す順序で実行されます。