Visual COBOL 環境でプログラムが正常にコンパイルされるようになった後、そのプロジェクトを作成して、Eclipse デバッグ環境で提供されるすべての利点を最大限に活用できます。Visual COBOL for Eclipse がローカル Windows マシンにインストールされている必要があり、リモート UNIX マシンへの接続を作成する必要があります。
Visual COBOL のローカル インストールから、既存の COBOL プログラムが保持されている UNIX マシン上で Micro Focus Visual COBOL UNIX コンポーネントへの新しいリモート接続を作成します。本製品のヘルプの「リモート ホストへの接続の作成」を参照してください。
リモート マシン上のソース ファイルを格納するプロジェクトを作成する必要があります。
Visual COBOL を初めて起動する場合は、IDE で [ここからはじめよう] ページが表示されます。[Welcome] ページは、[Help > Welcome] をクリックして開くこともできます。
このパースペクティブでは、COBOL 開発に最適なビューやコマンドを利用できます。
使用するリモート接続を選択し、指示に従って、リモート ネイティブ COBOL プロジェクトをリモート マシン上のディレクトリに作成します。
次のように、リモート マシン上のソース ファイルをプロジェクトに追加します。
これにより、ファイルがプロジェクトに追加され、Eclipse でデフォルトの設定を使用している場合にはビルドが開始されます。端末ウィンドウからのコンパイル時に発生した問題を解決した場合と同様に、コンパイルの問題を解決するために、特定のコンパイラ指令を設定する必要があることがあります。
プロジェクトを構成し、コンパイラ指令を指定するには:
COBOL のタブの長さは 8 文字であるのに対して IDE のタブの長さは 4 文字であるため、ソース コードにタブ位置が含まれている場合、コンパイルが失敗する可能性があり、列 8 からではなく、プログラムのシーケンス番号およびインジケーター エリアのセクション (列 1 ~ 7) でコード行が始まる可能性があります。
この問題は、SOURCETABSTOP(n) コンパイラ指令を使用して修正できます。この n は、コンパイル時にタブ文字を空白文字に展開する際の空白文字数です。
デフォルトでは、構成の変更や、ファイルの追加または編集を行うたびに、Eclipse によってソース ファイルがビルドされます。このユーザー設定を変更した場合に、プロジェクトをビルドするには、[Project > Build Project] をクリックします。
既存のコピーブックをプロジェクトに追加するには、プロジェクトを右クリックし、[Import > Import] コマンドを使用します。
コピーブックはビルド時にコンパイルされず、ファイルの [Build Action] プロパティは [None] に自動的に設定されます(COBOL ソース ファイルについて、ファイルをプロジェクト内に保持するがビルド バージョンを出力に含めないように、このプロパティを設定することもできます)。
デフォルトでは、Visual COBOL は .cpy 拡張子によってファイルをコピーブックとして識別します。IDE のユーザー設定でその他のファイル拡張子をコピーブックとして指定することもできます。それには、[ ] をクリックし、[COBOL Copybook] をクリックし、このダイアログ ボックスを使用して新しいファイルの関連付けを追加します。