COBOL アプリケーションのアップグレード

前提条件

Visual COBOL にアップグレードする場合、通常は、以下を行います。

• UNIX マシン上でソース コードを維持します。このマシンに Micro Focus Visual COBOL UNIX コンポーネントをインストールする必要があります。
• Visual COBOL for Eclipse をローカル Windows マシンにインストールします。リモート UNIX マシンへの接続を Visual COBOL で作成し、アプリケーションのソース ファイル用のリモート プロジェクトを作成する必要があります。

アプリケーションのアップグレード

以下の概要は、アプリケーションを Visual COBOL にアップグレードする方法の例を示しています。

1. アプリケーションをビルドおよびテストするための既存のプロセスを評価します。

   既存のアプリケーション間における類似点と相違点、およびそれらのアプリケーションによって解決されるプログラミング上の問題を特定します。Visual COBOL for Eclipse で対応する必要があるプロジェクト タイプおよびシナリオを決定します。

2. コマンド ラインで既存のソースをコンパイルします。
   1. ソースが保存されているマシンに Micro Focus Visual COBOL UNIX コンポーネントがインストールされていることを確認します。
   2. 端末ウィンドウから、 Micro Focus Visual COBOL UNIX コンポーネントの環境を設定し、既存のアプリケーションをビルドします。コンパイルの問題が発生した場合はその問題を解決し、アプリケーションが以前と同様に動作することを確認します。
3. ソース コードを処理するための Visual COBOL プロジェクト作成します。
   1. Visual COBOL for Eclipse をローカル Windows マシンにインストールします。
   2. Eclipse で、ソースを含むマシンへの接続を作成し、リモート プロジェクトを作成します。
   3. アプリケーション ソースを新しいプロジェクトに追加し、プロジェクトで次のコンパイラ指令を設定します。
      • NOFLAGAS
      • NOFP-ROUNDING
      • NOREENTRANT
      • SOURCETABSTOP"8"
      • COPYEXT",CBL,CPY"
   4. Eclipse を使用してアプリケーションをビルドおよびデバッグします。

      Eclipse を使用した場合の結果が、リモート マシン上で Micro Focus Visual COBOL UNIX コンポーネントを使用した場合 (ステップ 2b を参照) と同じになることを確認します。

4. 必要に応じて、プロジェクト、プログラム、およびコピーブックをさらに追加します。
5. このドキュメントの「Eclipse を使用した開発のベスト プラクティス」の内容を確認して、最大の生産性を実現できるようにします。
6. さまざまなデバッグ オプションを試して、要件に最適なオプションを特定します。
7. デバッグ用およびリリース用にコンパイルし、アプリケーションが期待どおりに動作することを確認します。
8. 1 つ以上のテンプレート プロジェクトを作成し、開発チーム全体に配布します。
9. Eclipse によってアプリケーションおよびプロセスを最新化できるようにする方法を調べます。

この手順に関する詳細は、以下のセクションおよび「関連情報」を参照してください。