Eclipse IDE からクライアント側接続診断ツールを実行すると、次のテストが実行されます。
- [Retrieving Development Hub Server IP Address]
- このテストでは、リモート ホストの IP アドレスを確立できるかどうかをチェックします。
- クライアント マシンが [Host name] フィールドに指定された名前を使用して IP アドレスを解決できない場合、テストに失敗します。
- [Pinging remote host]
- このテストではサーバーに対して ping コマンドを実行します。
- テストに失敗した場合、クライアント マシンはサーバーに ping コマンドを実行できず、ネットワーク構成に何らかの問題があることが示唆されます (DNS ルックアップの失敗、またはファイアウォールまたはルーティングの問題など)。ネットワーク管理者に連絡し、詳細なトラブルシューティングを行ってください。
- [Verifying credentials]
- このテストでは、接続に指定したログオン資格情報 (ユーザー ID およびパスワード) が有効かどうかをチェックします。
- テストに失敗した場合、接続に正しいユーザー ID および正しいパスワードを指定して接続を更新します。
- [Accessing SSH on the remote host]
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注: このテストは、リモート ファイル システムが SSH かまたはリモート シェルが SSH の接続にのみ適用されます。
テストでは、リモート ホストが SSH コマンドを受け入れるかどうかをチェックします。
- リモート ホストが SSH コマンドをサポートしていないと、テストに失敗します。SSH をリモート ホスト上で有効にする必要があります。
- [Checking COBDIR on the remote host]
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注: このテストは、[Micro Focus DevHub SSH Only] の接続にのみ適用されます。
このタイプの接続を作成する際は、リモート マシン上の DevHub のインストール パスを指定する必要があります。このテストでは、そのパスがまだ有効かどうかをチェックします。
接続の作成後にパスを変更する必要がある場合は、Remote System Explorer で [DevHub Ssh Access] サブシステムの [Properties] ダイアログ ボックスから [DevHub location] のパスを更新できます。
- [Checking Java on the remote host]
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注: このテストは、[Micro Focus DevHub SSH Only] の接続にのみ適用されます。
このテストでは、接続先のリモート マシンに有効なバージョンの Java があるかどうかをチェックします(最低限必要なバージョンは Java 1.8.0.192 です)。
Java のパスは接続の最初の作成時に設定されます。そのパスが変更された場合は、Remote System Explorer で [DevHub Ssh Access] サブシステムの [Properties] ダイアログ ボックスから更新できます。
- [Running firewall checks on the server]
- サポートされるプラットフォームに対して、いくつかのファイアウォール チェックが実行されます。
- [Firewall checks supported OS and version]
- このテストでは、ファイアウォール チェックのサポートされるプラットフォームをチェックします。ファイアウォール チェックがサポートされるプラットフォーム/バージョンは、Red Hat 7.2 (およびそれ以降) と CentOS 7.2 (およびそれ以降)
のみです。
- [Required tools for firewall checks]
- このテストでは、ツール systemctl および firewall-cmd があるかどうかをチェックします。
- [Firewall state]
- このテストでは、systemctl status firewalld コマンドで報告されるファイアウォールの状態をチェックします。
- [Firewall zone]
- このテストでは、クライアント アドレスがバインドされているアクティブなファイアウォール ゾーンをチェックします。
- [Firewall ports]
- このテストでは、RDO デーモン ポート (デフォルトでは 4075) がファイアウォール境界ゾーンで開いているかどうかをチェックします。
より多くのポートにファイアウォールを介したアクセスを許可する必要がある場合は、configrdo ユーティリティを使用してください。「ファイアウォールの構成」を参照してください。
- [Firewall ssh service]
- このテストでは、ssh サービスがファイアウォール境界ゾーンで開いているかどうかをチェックします。
- [Firewall samba service]
- このテストでは、samba サービスがファイアウォール境界ゾーンで開いているかどうかをチェックします。
- [Firewall ICMP packets blocking]
- このテストでは、ファイアウォールがクライアント境界ゾーンからのエコー要求などの ICMP (インターネット制御メッセージ プロトコル) パケットをブロックしているかどうかをチェックします。
- [Check whether the remote port is open]
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注: このテストは、サーバー起動タイプが Daemon の接続にのみ適用されます。
このテストでは、接続に指定されたリモート デーモン ポートが開いているかどうかをチェックします。
デーモン ポートが利用できないと、このテストに失敗します。接続プロパティで指定されたポートでデーモンが実行されていることを確認してください。

- [Connecting to the remote daemon]
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注: このテストは、サーバー起動タイプが Daemon でリモート シェル タイプが DStore の接続にのみ適用されます。
このテストでは、クライアントがリモート ホストで実行するデーモンに接続できるかどうかをチェックします。
- クライアントがリモート デーモンに接続できないと、テストに失敗します。このチェックでは、まず SSL が有効な状態で接続を試みます。接続できない場合は SSL が無効な状態で接続を再試行します。
- リモート ホスト上で SSL が有効でクライアントが SSL 証明書を保存していない場合、証明書を保存するように指示されます。
- [Launching a new server]
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注: このテストは、サーバー起動タイプが SSH または Daemon の場合にのみ適用されます。
このテストでは、サーバーがリモート ホスト上で起動できるかどうかをチェックします。
- サーバーがデーモンから起動できない場合はテストに失敗します。RSE 接続タイプでは、接続に指定されているデーモンがリモート ホスト上の指定されたポートで実行されていることをチェックします。どのポートが指定されているかを確認するには、接続を右クリックし、[] を選択します。
- SSH 接続タイプでは、サーバー起動コマンドが正しい製品とパス名を参照していることをチェックします。これを確認するには、接続を右クリックし、[] を選択します。このチェックでは、まず SSL が有効な状態で接続を試みます。接続できない場合は SSL が無効な状態で接続を再試行します。
- リモート ホスト上で SSL が有効でクライアントが SSL 証明書を保存していない場合、証明書を保存するように指示されます。
- [Checking whether X Server is running]
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このテストでは、[Debug Preferences] ページ ([]) から取得した場所を使用して X Window が開くかどうかをチェックします。

[Default X Server (DISPLAY)] フィールドが空の場合、clientMachineName:0.0 がデフォルトで使用されます。
X Server に接続できない場合、テストで警告が表示されます。警告には、接続先の DISPLAY の詳細が含まれます。詳細が正しくない場合は、[Default X Server (DISPLAY)] フィールドを編集します。
- [Checking the write access in home directory]
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このテストでは、接続ユーザー ID に指定されたユーザーに、リモート ホスト上の home ディレクトリへの適切なアクセス権限があるかどうかをチェックします。
- ユーザーに /home/user ID ディレクトリへの適切なアクセス権限がない場合、テストに失敗します。リモート ホスト上で権限を更新する必要があります。
- [Compile COBOL to 32bit]
- このテストでは、COBOL プログラムをリモート ホスト上で 32 ビットにコンパイルできるかどうかをチェックします。
- プログラムを 32 ビットにコンパイルできない場合はテストで警告が表示されます。リモート ホストが 32 ビットのコンパイルをサポートするかどうかをチェックしてください。
- [Compile COBOL to 64bit]
- このテストでは、COBOL プログラムをリモート ホスト上で 64 ビットにコンパイルできるかどうかをチェックします。
- プログラムを 64 ビットにコンパイルできない場合はテストで警告が表示されます。リモート ホストが 64 ビットのコンパイルをサポートするかどうかをチェックしてください。
- [Checking the product version]
- このテストでは、リモート ホスト上のVisual COBOL Development Hubの製品バージョンと Visual COBOL の製品バージョンに互換性があるかをチェックします。
- テストでは、インストールされている製品の互換性に問題がある場合に警告が表示されます。警告では両方の製品バージョンが指定されます。製品の操作は継続できますが、問題が検出された場合は互換性のあるバージョンに更新することをお勧めします。
- [Creating and modifying files]
- このテストでは、ファイルを 1 つのメカニズムによって作成しリモート ホスト上の別のメカニズムで修正できるかどうかをチェックします。これは Samba/NFS または RSE で作成されたファイルをリモート エンドで修正できるかどうかをチェックします。またリモート
エンドで作成されたファイルを Samba/NFS または RSE で修正できるかどうかもチェックします。
- 1 つのメカニズムで作成されたファイルを別のメカニズムで修正できない場合、テストに失敗します。
- [Validating initialization script]
- このテストでは、リモート接続起動タイプに指定された初期化スクリプトが存在していて有効である (つまり、エラーが発生しない) かどうかをチェックします。
- 初期化スクリプトは接続プロパティ (以下を参照) で指定されます。接続プロパティで [] を選択します。
- [Checking whether xterm is installed]
- このテストでは、PATH 変数で有効な端末エミュレーターを検索します。
- [Start remote COBOL JVM debugger]
- このテストでは、リモート ホスト上の Java デバッガー インスタンスに接続できるかどうかをチェックします。
注: 接続プロパティを表示するには、次の操作を行います。
- [] をクリックします。
[Remote Systems] ビューが開きます。
- 接続を右クリックして、[Properties] をクリックします。
接続の [Properties] ダイアログ ボックスが開きます。