環境変数:アルファベット順

制約事項:本トピックは、Enterprise Server 機能が有効な場合にのみ該当します。
A B C D E F G H l J K L M
N O P Q R S T U V W X Y Z

C

CAS_SRV_CANCEL
SEP によってロードされたサービス モジュールのキャンセル方式を指定します。この方式は、サービス モジュール呼び出しの完了時に要求ハンドラーに影響します。
構文
CAS_SRV_CANCEL={P|L|N|D}
パラメーター
P
物理キャンセル
L
論理キャンセル
N
キャンセルなし
D
遅延キャンセル
デフォルト
CAS_SRV_CANCEL=P
説明
Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。
CAS_SRV_CANCEL=L
COB_LIVE_RECORD
ライブ レコーダー機能で作成されたライブ記録ファイル (.mfr ファイル) のパスまたはファイル名プレフィックス (あるいはその両方) を指定します。
制約事項:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
構文
COB_LIVE_RECORD=[path-name/]file-prefix
パラメーター
path-name
.mfr ファイルの場所を示すフル パス。
file-prefix
ドット (.) およびファイル拡張子の前のすべての文字で構成されるファイル プレフィックスの名前。
デフォルト
デフォルトのパスは、COBOL プロパティで定義された出力ディレクトリです。デフォルトのファイル プレフィックスはありません。
説明
ライブ記録ファイルは、作成時と同じオペレーティング システムで再生する必要があります。

Animator は、セッション間の情報を情報ファイルに登録して更新できます。

COB_LIVE_RECORD_SIZE
ライブ記録ファイルに書き込まれるイベントの保存に使用できるメモリ量を指定します。
制約事項:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
構文
COB_LIVE_RECORD_SIZE=mem-size
パラメーター
mem-size
記録ファイルに書き込まれるイベントに割り当てるメモリの量 (メガバイト (MB) 単位)。有効な値の範囲は 67 以上であり、使用可能なメモリ、ビット体系などに応じて値が決まります。
注:イベント ログはファイルへの書き込み時に圧縮されるため、これは、ディスクに保存されているライブ記録ファイルの実際のサイズではありません。
デフォルト
COB_LIVE_RECORD_SIZE=268
説明
COB_LIVE_RECORD_SIZE を設定すると、録画中のパフォーマンスが向上する場合があります。

制限に達すると、バッファーが循環されます。つまり、最新のイベント用に領域を確保するために、最も古いイベントが削除されます。

32 ビット システムの場合、適切な範囲は 500 から 1000 までです。

最適な設定を決定するには、実際に試してみるとよいかもしれません。

COB_LIVE_RECORD_SIZE=756
COBAIF
制約事項:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。

Animator で、アニメート対象プログラムのセッション (.aif) ファイルが検索される場合の検索先ディレクトリ パスを指定します。ここで指定したディレクトリ パスは、情報 (.idy) ファイルと同じディレクトリにセッション ファイルがない場合に使用されます。Animator は、セッション ファイルを更新して、セッション間で保持される情報を登録できます。.aif ファイルには、ブレークポイントおよびモニターに関する詳細情報が含まれています。

構文

COBAIF=pathname
export COBAIF

パラメーター

  • 検索ディレクトリのリスト (各項目はコロンで区切られます)。.aif ファイルが配置されているパス。

説明

指定されたディレクトリで .aif ファイルが見つからない場合は、COBIDY 環境変数で指定されたディレクトリが検索されます。このディレクトリにもファイルがない場合は、現在のディレクトリが検索されます。

.aif ファイルが存在しない場合は、Animator で次のように .aif ファイルが作成されます。

  • COBAIF が設定されている場合は、.aif ファイルが COBAIF で最初に指定されているディレクトリに作成されます。
  • COBAIF が設定されていない場合は、.aif ファイルが、環境変数 COBIDY に指定されている、プログラムの .idy ファイルがロードされたディレクトリに作成されます。
  • COBAIF および COBIDY が設定されていない場合、または COBIDY で最初に指定されているディレクトリが見つからない場合は、.aif ファイルが現在のディレクトリに作成されます。
COBAIFNAME
制約事項:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。

アニメートされるプログラムの Animator セッション ファイル (.aif) のベース名を指定します。.aif ファイルには、ブレークポイントおよびモニターに関する詳細情報が含まれています。

構文

COBAIFNAME=basename
export COBAIFNAME

パラメーター

  • Basename .aif ファイルの基底名を指定します。

説明

COBSW=+A を使用して Animator を起動し、以降のアニメーション セッションのためにブレークポイントを保存したい場合は、この環境変数を指定する必要があります。また、anim コマンドを使用して Animator を起動する場合にもこの環境変数を指定できます。この場合、ユーザーが指定したベース名は .aif ファイルのベース名としてアプリケーション名をオーバーライドします。

COBANIMOPT
制約事項:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。

Character Animator で使用する追加の指令を指定します。

構文

COBANIMOPT=directive-list
export COBANIMOPT

パラメーター

  • directive-list 指令、または指令のリスト。ファイル名ではない必要があります。

説明

Character Animator を起動すると、まず、COBANIMOPT に指定した指令が読み取られます。次に、コマンド ラインに指定した指令が使用されます (COBANIMOPT に設定された指令よりも、コマンド ラインの指令の方が優先されます)。

COBANIMOPT="MIXEDLANGDEBUG MULTITHREAD"
export COBANIMOPT
COBANIMSRV
制約事項:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。

待機中の Character Animator プロセスをアタッチする COBOL プログラムを指定します。

構文

COBANIMSRV=progid
export COBANIMSRV

パラメーター

  • progid Character Animator のアタッチ先プログラムを識別する ID。

説明

この環境変数は、クロスセッション デバッグで特に役立ちます。

1 つ目のコンソール セッションで次のように指定します。

export COBANIMSRV=myid

myid は、Character Animator が特定の 1 つのプログラムに結び付けられるように使用する一意の ID です。Character Animator を起動するコマンドを次のように入力します。

cobanimsrv

Character Animator は、前の手順で指定された ID に一致する COBOL プログラムが起動されるまで待機します。別のコンソール セッションで次のように入力します。

export COBANIMSRV=myid
cobrun prog1.int

prog1.int が起動されると、このプログラムの一意の ID myid と、最初の手順で Character Animator に指定された ID が一致するため、Character Animator はこのプロセスにアタッチされます。コンソール セッション 1 で Character Animator のメイン画面が表示され、prog1.int の最初の行にカーソルが置かれます。

COBATTR
制約事項:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。

ACCEPT および DISPLAY 文で使用される HIGHLIGHT と LOWLIGHT 句の非標準動作を指定します。これは、旧 COBOL 製品との互換性を提供します。後日サポートが中止される可能性があるため、この環境変数はできるだけ使わないようにしてください。

構文

COBATTR=n
export COBATTR

パラメーター

n 0 から 7 の範囲内の値。これは、次のいずれかの値、または累積値に指定できます。たとえば、値 6 を指定すると、値 4 および 2 について説明されている動作になります。

  • 0

    標準のデフォルト動作を提供します。

    COBOL プログラムが HIGHLIGHT または LOWLIGHT 句に従ってテキストを表示すると、ランタイム システムは端末の terminfo エントリで指定された太字または淡色表示モードをそれぞれ使用します。太字または淡色表示モードが指定されていない場合は、HIGHLIGHT または LOWLIGHT 句には何の効果もありません。

  • 1

    COBOL プログラムが HIGHLIGHT 句に従ってテキストを表示すると、ランタイム システムは太字モードを使用します。ランタイム システムは、通常のテキストにはデフォルトのモードを使用します。端末の terminfo エントリで淡色表示モードを指定しても、何の効果もありません。LOWLIGHT 句にも効果はありません。

  • 2

    高輝度および低輝度の空白文字は、通常モードの空白文字と同じであるとみなされません。

  • 3

    上記の 1 および 2 と同様

  • 4

    COBOL バージョン 3.2 よりも古い製品のデフォルト動作との互換性を提供します。

    COBOL プログラムが HIGHLIGHT 句に従ってテキストを表示する場合、その効果は、端末の terminfo エントリで淡色表示モードが指定されているかどうかによって異なります。淡色表示モードが指定されている場合、ランタイム システムは強調表示されたテキストにデフォルト モードを使用し、通常のテキストに淡色表示モードを使用します。淡色表示モードが指定されていない場合、ランタイム システムは強調表示されたテキストに太字モードを使用し、通常のテキストにデフォルト モードを使用します。LOWLIGHT 句には効果がないため、外観は通常のテキストと同じになります。

COBATTR=1
export COBATTR
COBCONFIG

何らかの方法でランタイム構成可能オプションを調整するランタイム構成ファイルを指定します。

構文

Windows:
SET COBCONFIG=pathname
UNIX:
COBCONFIG=pathname
export COBCONFIG

パラメーター

  • pathname ランタイム システムの設定に使用する COBOL 構成ファイルの名前。

説明

$COBCONFIG を設定しない場合は、$COBDIR/etc/cobconfig が検索されます。

UNIX:
COBCONFIG=/home/mydir/cobconfig
export COBCONFIG
Windows:
SET COBCONFIG=/home/mydir/cobconfig
COBCONFIGJVM
Java 仮想マシン アプリケーションのランタイム構成可能オプションを調整する Java プロパティ ファイルを指定します。Java 仮想マシンで使用する COBOL アプリケーションで COBCONFIG の代わりに使用します。

  • プロパティ ファイルの場所。
COBCONFIG.BLOCK
アプリケーション構成ファイルの場所
COBCPY

コンパイラおよび Animator がコピーファイルを検索するディレクトリを指定します。

構文

Windows:
SET COBCPY=pathname[:pathname]...
UNIX:
COBCPY=pathname[:pathname]...
export COBCPY

パラメーター

  • pathname

    コンパイラおよび Animator でコピーファイルが検索される場合の検索先ディレクトリを指定します。pathname を複数指定する場合、空の pathname は現在の作業ディレクトリを示します。

Windows:
SET COBCPY=/home/group/sharedcopy::mydir/mycpy
UNIX:
COBCPY=/home/group/sharedcopy::mydir/mycpy
export COBCPY

このように指定すると、コンパイラは最初に /home/group/sharedcopy でコピーファイルを検索します。次に現在のディレクトリを検索し、最後に ./mydir/mycpy で検索します。検索は、コピーファイルが見つかるか、存在しないことが認識されるまで続けられます。

COBDATA
1 つ以上の場所を指定します。区切り文字には、; (Windows) または : (UNIX) を使用します。実行時には、この場所でデータ ファイルを検索します。ファイルの割り当てにサブパスが含まれている (つまり、文字列に \ または / が含まれている) 場合を除き、ファイルを見つけるために、COBDATA で指定された各場所にファイルの割り当てが付加されます。
注:RM/COBOL または ACUCOBOL-GT レガシー コードを最新化するユーザーはファイルの割り当てでサブパスを使用できますが、各ファイル処理システムの関連する DIALECT 値または IDXFORMAT 値を使用してコンパイルする必要があります。これは、ファイル処理構成ファイルでこれらの値を設定するだけでは実現できません。

ランタイム システムがデータ ファイルを検索するディレクトリを指定します。データ ファイルをグローバルにマップする機能を提供するため、ユーザーは実行時までに名前が認識されていないディレクトリに作業データ ファイルを置くことができます。

構文

UNIX:
COBDATA=pathname[:pathname]...
export COBDATA
Windows:
COBDATA=pathname[:pathname]...
パラメーター
  • 検索ディレクトリのリスト (各項目はセミコロン (Windows) またはコロン (UNIX) で区切られます)。ランタイム システムでアプリケーションのデータ ファイルが検索される場合にこれらのディレクトリが検索されます。pathname を複数指定する場合、空の pathname は現在の作業ディレクトリを示します。

説明

COBDATA は、コンパイラ、およびその他のユーティリティに影響します。たとえば、コンパイル時では、プログラム ソースがコンパイラのデータ ファイルになります。COBOL 開発システム ユーティリティを使用する場合は、COBDATA の値を、コロン (:) を先頭にして指定することをお勧めします。

ご使用の環境空間に、COBDATA という名前の環境変数があり、なんらかの値が設定されている場合は、COBDATA が設定されていると見なされます。

ファイルのすべてのマッピング順序は次のようになります。

  1. すべての dd_ 環境マッピング
  2. すべての ASSIGN TO EXTERNAL マッピング
  3. すべての COBDATA 環境変数マッピング

COBDATA 環境変数、または dd_ 環境変数のどちらかで複数のディレクトリを指定した場合、システムは、ユーザー名に対するプレフィックスとしてのスラッシュ (/) が末尾に付く最初の指定ディレクトリを検索します。

ファイル名が見つからない場合、または読み取れない場合は、順番に最後のディレクトリまで検索されます。最後のディレクトリでも見つからず、ファイルを作成する必要がある場合は、ファイルは最初のディレクトリに作成されます。

ハイフン (-)、またはスラッシュ (/) で始まっているファイル名に関しては、dd_、および COBDATA のマッピングはすべて無視されます。また、環境変数名にハイフンが含まれている場合も無効になります。

この機能を使用する場合は、COB... で始まるファイル名を使用しないでください(これらは COBOL システムで予約済みです)。

COBDATA 環境変数は、どんなモード (出力も含む) で開かれているファイルにも、また、固定長ファイルや可変長ファイルにも使用できます。索引ファイルを使用している場合は、データ ファイルおよび索引の両方を同じディレクトリに置く必要があります。

COBDATA 環境変数は、ファイルを開く場合だけでなくファイルを削除する場合にも、ここに示す規則に従って影響します。

COBOL 開発システム プログラムを使用しようとする場合はまず、COBDATA の設定を解除することをお勧めします。これらのプログラムの多くでは、データ ファイルが開かれるため、COBDATA の値に影響されます。COBDATA を使う必要がある場合は、COBDATA のパスの最初に :$COBDIR/dynload/helptbox.lbr および :$COBDIR/dynload/check.lbr を追加してください。Animator のヘルプ ページが必要な場合は、COBDIR/dynload/advanim.lbr も追加します。

注:RM/COBOL または ACUCOBOL-GT レガシー コードを最新化するユーザーはファイルの割り当てでサブパスを使用できますが、各ファイル処理システムの関連する DIALECT 値または IDXFORMAT 値を使用してコンパイルする必要があります。これは、ファイル処理構成ファイルでこれらの値を設定するだけでは実現できません。

UNIX:
COBDATA=:demo:/home/data:progs
export COBDATA
Windows:
SET COBDATA=:demo:/home/data:progs

このように COBDATA を設定すると、ランタイム システムは、最初に現在のディレクトリでデータ ファイルを検索するよう指定されます。次に、ディレクトリ ./demo を、次にディレクトリ /home/data を検索し、最後に ./progs を検索するように指定されます。

COBDIR
Enterprise Server をインストールしたディレクトリを指定します。システム コンポーネントおよびユーティリティの多くがこの情報を必要とし、使用します。
構文
COBDIR=path-name
パラメーター
path-name
必要な Micro Focus COBOL システム ソフトウェアが置かれているディレクトリ。
デフォルト
設定されていません。デフォルトのパスは、%ProgramFiles(x86)%\Micro Focus\Visual COBOL(Windows) または /opt/microfocus/VisualCOBOL (UNIX) です。
説明

Windows プラットフォームでは、Micro Focus COBOL システムは通常、デフォルトの COBOL システム ディレクトリにインストールされるため、COBDIR を設定する必要はありません。COBDIR は、同じ COBOL システムの複数のバージョンを同時に使用できる場合などのように、ご使用の COBOL システムが別のディレクトリにインストールされている場合にのみ設定する必要があります。

Windows プラットフォームの場合:

この例では、コンパイラは C:\products\cobse20 ディレクトリで Micro Focus COBOL システム ソフトウェアを検索します。

COBDIR=C:\products\cobse20

UNIX プラットフォームの場合:

この例では、コンパイラは /home/products/cobse20 ディレクトリで Micro Focus COBOL システム ソフトウェアを検索します。

COBDIR=/home/products/cobse20
COBIDY
制約事項:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。

Animator で、アニメート対象プログラムの情報 (.idy) ファイルが検索される場合の検索先ディレクトリを指定します。ここで指定したディレクトリは、中間コード (.int) ファイルと同じディレクトに情報ファイルがない場合に使用されます。Animator は、セッション間の情報を情報ファイルに登録して更新できます。

構文

COBIDY=pathname
export COBIDY
パラメーター
  • pathname 検索ディレクトリのリスト (各項目はコロンで区切られます)。
COBJIT_ECLIPSE
セッションの Eclipse IDE で Just-In-Time デバッグを有効にするか、Just-In-Time デバッグの開始時にのみ Eclipse ワークスペースを開きます。
構文
COBJIT_ECLIPSE={true|workspace}
パラメーター
true
セッションの Just-In-Time デバッグを使用して Eclipse IDE を起動します。
ワークスペース
Just-In-Time デバッグの開始時にのみ Eclipse IDE ワークスペースを起動します。
デフォルト
設定されていません。Eclipse IDE は JIT デバッグ用に起動されません。
COBJVM

どの Java 仮想マシン (Java Virtual Machine; JVM) をロードするかを指定します。

構文
Windows:
SET COBJVM=platform_nnn
UNIX:
COBJVM=platform_nnn
export COBJVM

パラメーター

platform_nnn ここで

platform には、次の例に示すように Server Express を実行しているプラットフォームを表す 3 文字のコードを指定します。
  • ibm IBM AIX
  • unx SCO UnixWare
  • sun Oracle SPARC
nnn には、次の例に示すように JVM のバージョンを指定します。
  • 122 バージョン 1.2.2
  • 130 バージョン 1.3.0

説明

COBOL および Java の両方のコンポーネントを含む分散アプリケーションを開発する場合には、COBJVM を設定する必要が生じることがあります。

Windows:
SET COBJVM=ibm_122
UNIX:
COBJVM=ibm_122
export COBJVM
COBKEYTIMEOUT

接続された端末からランタイム システムに転送されたエスケープシーケンスを、有効なデータとして扱う必要がある最大経過時間を指定します。値は 0.1 秒単位で指定します。

端末のキーが押されると、端末はそれに応答して、1 字、または文字の集合をランタイム システムに送信します。このような文字の集合の先頭は一般に、エスケープ文字であるため、この文字集合をエスケープ シーケンスと呼びます。ファンクション キーが押された場合は、端末がエスケープ シーケンスを送信します。Esc キーに続いて 1 つ以上の英字または数字のデータ キーが押された場合にも、同じ文字集合が端末から送信されます。ランタイム システムで認識される唯一の違いは、各文字が到着する間隔です。これは、ユーザーがエスケープ シーケンスを入力する速度と、これが端末で生成される速度とは異なるためです。

端末が接続しているネットワークでは、文字の集まりが別々のパケットでランタイム システムに送信されるという場合に、各文字がランタイム システムに到着する間隔は、ネットワークで変更することができません。COBKEYTIMEOUT は一般的なネットワーク遅延が補正できるため、エスケープシーケンスはランタイム システムで正しく識別されます。

構文

Windows:
SET COBKEYTIMEOUT=n
UNIX:
COBKEYTIMEOUT=n
export COBKEYTIMEOUT

パラメーター

n 1 から 126 までの数字を指定します。この値で、回線またはネットワーク接続を通して、端末からランタイム システムにエスケープシーケンスが送信される場合に、そのエスケープシーケンスを有効なデータとして扱う必要がある最大経過時間を設定します。Esc 文字のみが独立して送られてきた場合は、この文字がランタイム システムに受け取られてから 0.n 秒経過すると、この文字がエスケープ シーケンスの開始を表す文字ではないと判断されます。ランタイム システムでは、端末の通信速度から、n に設定する適切なデフォルト値が計算されます。

COBLANG
COBOL プログラムが実行される際の言語環境。
  • COBOL 言語環境 (LE) 値。
COBLPFORM
この構成変数は、プリンター チャネル C01 から C12 を定義してこれらのチャネルに出力するために使用します。COBLPFORM 構成変数を使用して、各チャネルの行番号を指定します。Null エントリは無視されます。行番号ゼロ、機能名 S01 から S052、CSP、または未定義のチャネルは、すべて 1 行目に設定されます。

例 1:

COBLPFORM 1:3:5:7:9:11:13:15:17:19:21:23

この例では、C01 は 1 に等しく、C02 は 3 に等しくなります。

例 2:

COBLPFORM :3::5: :9

この例では、C01 は 3 に等しく、C02 は 5 に等しく、C03 は 1 に等しく、C04 は 9 に等しくなります。チャネルごとに 1 つの行番号のみを指定できます。

上記の例 2 では、チャネル C05 から C12 は未定義です。print 文でチャネル C05 から C12 を指定すると、行は 1 行目に出力されます。また、上記の例では、C03 は値が空白で未定義であるため、1 に等しくなります。

WRITE BEFORE/AFTER PAGE 文の出力は常に 1 行目から開始されます。次の行に移動するたびに行番号が 1 つ増加します。現在の行と同じ、またはそれ以前の行への移動を要求すると、次のページに移動します。そして、要求に応じた行まで改行が生成されます。

COBMAINSTACK
注:この変数は、UNIX 上のネイティブ COBOL アプリケーション、および Windows と UNIX の両方の Enterprise Server に適用されます。

この変数はメイン スタックのサイズを指定するために使用します。

構文

Windows:
SET COBMAINSTACK=n
UNIX:
COBMAINSTACK=n
export COBMAINSTACK

パラメーター

n - スタックに割り当てるサイズ (バイト単位)。

説明:

メイン スタックのサイズは、デフォルトでスレッド スタックのサイズの 3 倍になります。スレッド スタックのサイズは、スタックの作成時に指定されます (CBL_THREAD_CREATE を使用)。または 32 ビット アプリケーションの場合はデフォルトで 160 KB になり、64 ビット アプリケーションの場合はデフォルトで 320 KB になります。

COBMAINSTACK は、次のような場合に、必要に応じて設定します。

  • ネイティブ オブジェクト指向 COBOL Enterprise JavaBeans (EJB) を AIX プラットフォームの WebSphere にディプロイする場合
  • マルチスレッド ランタイム システムを使用する場合
  • 多数の ELSE 句を含む IF 文がある場合
  • ローカル ストレージに大量のデータがある場合
COBMODE
32 ビット モードと 64 ビット モードのどちらでサーバーを起動するのかを指定します。

構文

COBMODE=mode;
export COBMODE

パラメーター

mode = 32 または 64。

COBMODE=32;
export COBMODE
COBOPT
制約事項:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
Cob ユーティリティに渡す、ユーザーのデフォルトのオプションを指定します。

構文

COBOPT="[set environment-variable=value]
[options] ...
[cobextn: .ext [.ext] ... ]"
export COBOPT

または

COBOPT=[pathname/]filename
export COBOPT
パラメーター
  • environment-variable COBOL システムによってサポートされていて、この付録にもリストされているいずれか 1 つの環境変数。
  • value 指定した環境変数に対して設定する値。
  • options 1 つまたは複数の cob コマンド ライン オプション。cob オプションのフォーマットの詳細については、「COBOL システム インターフェイス (Cob)」の章を参照してください。
  • .ext 標準の .cob、.CBL、.cbl に加えて Cob が COBOL ソース ファイルとして扱う必要があるファイルを示すファイル名拡張子。拡張子はピリオドで始まる必要があります。また、複数の拡張子を 1 行で指定する場合は、スペースまたはタブ文字で区切る必要があります。ユーザーは、複数の cobextn 行を使用できます。
  • pathname COBOL システムがオプション ファイルを検索するディレクトリ。
  • filename cob オプションが含まれているファイルの名前。

行の先頭に、識別子 set または cobextn: のいずれかが指定されていない場合は、その行が options 行として扱われます。

説明

COBOPT には、オプションや、オプションを指定しているファイルへのパスを設定することができます。この環境変数に指定したオプション (または指定したパスにあるファイルに指定されたオプション) で、$COBDIR/etc/cobopt に定義されているシステムのデフォルトのオプションを補足したり、オーバーライドしたりできます。オプションは、複数行で指定できます。すべての行は、「COBOL システム インターフェイス (Cob)」の章で説明されている、ファイル $COBDIR/etc/cobopt と同じ形式で指定する必要があります。

COBOPT="CANS85
set COBCPY=$COBDIR/srclib/:$HOME/mylib:"
export COBOPT

このように設定すると、ANSI 85 規格の COBOL 構文が有効になり、指定されたパスのリストに COBCPY が設定されます。

COBOPT=temp/options

この設定では、cob オプションが、temp ディレクトリのファイル options に指定されていることを示します。

COBPATH

ランタイム システムで、動的にロード可能な .int ファイル、および .gnt ファイル、または呼び出し可能な共有オブジェクトが検索される場合の検索先ディレクトリを指定します。

構文

Windows:
SET COBPATH=pathname[:pathname]...
UNIX:
COBPATH=pathname[:pathname]...
export COBPATH

パラメーター

pathname ランタイム システムで、動的にロード可能なプログラム (.int、および .gnt、または呼び出し可能な共有オブジェクト) ファイルが検索される場合の検索先ディレクトリのリスト (各項目はセミコロン (Windows) またはコロン (UNIX) で区切ります)。pathname を複数指定する場合、空の pathname は現在の作業ディレクトリを示します。

Windows:
SET COBPATH=u:/home/mydir/srclib:otherlib
UNIX:
COBPATH=u:/home/mydir/srclib:otherlib
export COBPATH
COBPRFDIR
PROFILE コンパイラ指令を使用してコンパイルされたプログラムによって作成される .ipf ファイルの場所。
  • 検索ディレクトリのリスト (各項目はセミコロン (Windows) またはコロン (UNIX) で区切られます)。
COBPRINTER

標準入力ストリーム (stdin) を介して DISPLAY UPON PRINTER 文からの出力を受信する印刷スプーラーの名前を指定します。

構文

Windows:
SET COBPRINTER=command-line
UNIX:
COBPRINTER=command-line
export COBPRINTER

パラメーター

  • command-line ご利用のシステムでサポートされ、システムシェルで実行できるコマンド ラインを指定します。通常は、単純に印刷スプーラーまたは他の実行可能ファイルの名前を指定しますが、値の設定時にシェルをエスケープすると、任意のコマンド ライン引数を使用できます。

説明

ユーザーの COBOL プログラムで DISPLAY UPON PRINTER 文が実行されるたびに、新しく command-line が実行されます。実行された各コマンドでは、DISPLAY 文で参照されるデータが受信され、データの最後には、システムにファイルの終わりを示す条件が受信されます。

Windows:
SET COBPRINTER="myspooler -a $TMPDIR\spoolfile"
UNIX:
COBPRINTER="myspooler -a $TMPDIR/spoolfile"
export COBPRINTER
COBSES

使用する UNIX Session Recorder の機能を指定します。

構文

COBSES={option[filename]}...
export COBSES
パラメーター

option には次のうちの 1 つまたは複数を使用できます。

  • -aAnimator に対して行われたキーストロークまたは Animator からの画面出力を含める
  • -ffilename 早送りモードで記録を再生する
  • -pfilename 通常の速度で filename 内の記録を再生する
  • -rfilename キーストロークを記録する
  • -sfilename 画面出力を記録する
  • -tterminal number マルチユーザー画面記録の端末番号を指定する

これらのフラグはすべて大文字と小文字が区別されます。また、-rフラグは、-fまたは-pと併用できません。

注:UNIX Session Recorder を使い終わったら、COBSES の設定を解除してください。解除しない場合、COBOL プログラムの実行が妨げられます。解除するには、COBSES を空白文字に設定し、この設定をシェルにエクスポートします。
COBSW
アプリケーションの実行時に、ランタイム システムに認識させる、ランタイム システム スイッチの設定を指定します。

構文

Windows:
SET COBSW=[+/-}s...
UNIX:
COBSW=[+/-}s...
export COBSW
パラメーター

設定または設定解除するランタイム スイッチのリスト。

  • +はスイッチを設定します。
  • -はスイッチを設定解除します。

Windows:
SET COBSW=+0+D
UNIX:
COBSW=+0+D
export COBSW

このように設定すると、ランタイム スイッチ 0、および ANSI COBOL デバッグスイッチが有効になります。

COBTERMINFO
制約事項:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
ランタイム システムで、COBOL アプリケーションに必要な端末情報が保存されている Terminfo データベースが検索される場合の検索先ディレクトリを指定します。これにより、COBOL アプリケーションは、同じ端末の使用時に非 COBOL アプリケーション (vi など) によって使用されるものとは異なる terminfo 設定を使用できるようになります。
構文
COBTERMINFO=pathname[:pathname]...
export COBTERMINFO

パラメーター

pathname COBOL アプリケーションに適応する端末の設定が保存されている Terminfo データベースの検索ディレクトリのリスト (各項目はコロンで区切ります)。空の pathname は現在の作業ディレクトリを示します。

説明

COBOL システムは、標準の UNIX 環境変数 TERM の値を、使用している端末の名前として受け取ります。この名前は、Terminfo データベース内の適切な端末情報の検索に使用されます。ランタイム システムでは最初に、COBTERMINFO に指定されているデータベースが検索され、ここで該当する端末情報が見つからない場合は次に、標準の UNIX 環境変数 TERMINFO に指定されているデータベースが検索されます。

COBTERMINFO を設定していない場合は、$COBDIR/terminfo に設定されていると見なして、ランタイム システムが動作します。

COBTERMINFO に最初に指定するディレクトリは、この COBOL システムに提供されている Terminfo データベースが最初に検索されるよう、$COBDIR/terminfo にすることをお勧めします。一般的に使用される端末の場合は、この terminfo に、通常の UNIX システムの Terminfo データベースで使用できるものより多くの設定が含まれ、より COBOL に適したものが含まれています。Animator を使用してデバッグする場合は、COBTERMINFO を $COBDIR/terminfo に設定する必要があります。

COBTERMINFO は、UNIX システム間で互換性がある Terminfo データベースを識別する場合にも使用できます。このようなデータベースは、標準の UNIX データベースと同じ形式ですが、UNIX の処理系に依存するその他の端末情報は含まれていません。多くの UNIX システムの Terminfo データベースには、このような追加情報が含まれているため互換性がありません。COBOL システムでは、このような互換性のない詳細情報は無視されます。

COBTERMINFO=$COBDIR/terminfo:/home/mydir/terms
export COBTERMINFO
COLUMNS
制約事項:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。

端末の画面、またはウィンドウの列幅を指定します。この変数を指定すると、端末に指定されているデフォルトの値はオーバーライドされます。

構文

COLUMNS=n
export COLUMNS

パラメーター

n 端末の画面、またはウィンドウの列幅を、カラムの位置で指定します。

説明

COLUMNS が設定されていないか null である場合は、指定された端末の terminfo エントリに定義されている cols の値がデフォルトで使用されます。また、X 端末を使用している場合には、現在の端末ウィンドウの幅が使用されます。端末タイプは、標準の UNIX 環境変数、TERM を使用して指定されます。

ウィンドウを使用しない環境では、端末の画面領域のサイズを変更できないため、COLUMNS の値を設定する必要はありません。ワイド モードに切り替えられる端末 (通常は 80 から 132 列) には、w で終わる端末名があります。このような端末では自動的にサポートされるため、COLUMNS を設定する必要はありません。

ウィンドウを使用した環境では、ウィンドウ サイズが変更できます。このような環境では、terminfo の cols の値よりも、ウィンドウの最初のサイズが優先して使用されます。ウィンドウ サイズを変更すると、新しいサイズが再読み込みされます。新しいサイズが最初のサイズよりも大きい場合は、超過した列が使用されないことがあります。

ウィンドウの幅を最大まで使用するには、プラットフォームによっては、COLUMNS を、ウィンドウの現在の列幅に設定する必要があります。

実際のウィンドウの幅と合わない COLUMNS の値を使用すると、予期しない結果になります。

COLUMNS=100
export COLUMNS

D

DB2DBDFT
SQL 文を処理する DB2 SQL プリコンパイラのデフォルト データベース。

  • デフォルト データベースの場所および名前。
DT_ENABLE_MFDBFH [12]
MFDBFH でホストされているファイルをデータ エクスプローラーで参照して開くかどうかを決定します。これらのファイルはデータファイル ツールのエディターから利用できます。
構文
DT_ENABLE_MFDBFH=true|false
trueに設定すると、データ エクスプローラーの MFDBFH タブのフィールドが有効になり、参照するサーバーおよびデータストアを入力できるようになります。falseに設定すると、これらのフィールドは使用できなくなり、MFDBFH でホストされているファイルを参照して開くことができなくなります。
デフォルト
デフォルトはDT_ENABLE_MFDBFH=trueです。
説明
MFDBFH でホストされているファイルを参照/開くには、「Open a File Through MFDBFH」を参照してください。

E

ENTRYNAMEMAP
使用するエントリ名マップ ファイルの場所を指定します。

構文

Windows:
SET ENTRYNAMEMAP={filename|directory}; ...
UNIX:
ENTRYNAMEMAP={filename|directory}; ...
export ENTRYNAMEMAP

パラメーター

filename エントリ マップ ファイル。

directory エントリ名マップ ファイルが格納されているディレクトリ。エントリ名マップ ファイルは mfentmap.dat という名前にする必要があります。

説明

エントリ ポイント マッパー サポートを有効にするには、entry_name_mapper チューナーを設定する必要があります。

ENTRYNAMEMAP が設定されていない場合、ランタイム システムは COBDIR 環境変数で指定された各フォルダー内でエントリ名マップ ファイル mfentmap.dat を探します。

エントリ名マップ ファイルが複数見つかり、同じエントリ ポイントの定義がファイルによって異なる場合、最初に見つかったエントリ名マップ ファイル内の定義が優先されます。ランタイム システムがエントリ名マップ ファイルを検索する順序を変更するには、COBDIR 環境変数または ENTRYNAMEMAP 環境変数のパス内でのファイルの順番を変更する必要があります。

ES_CAS_API
制約事項:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
コマンド ラインからではなく呼び出しによって casout または cassub が実行されているかどうかを示します。
構文
UNIX:
ES_CAS_API=value
export ES_CAS_API
Windows:
SET ES_CAS_API=value
  • ONユーティリティは呼び出しによって起動されており、コンソールやコマンド ラインにメッセージは送信されません。
デフォルト

ユーティリティはメッセージをログ記録しようとします。

ES_CERT_REG
cascertregユーザー証明書ユーティリティの登録情報を格納するディレクトリを指定します。
構文
UNIX:
ES_CERT_REG=pathname
export ES_CERT_REG
Windows:
SET ES_CERT_REG=pathname

pathname 登録が格納されているディレクトリのパス名。

デフォルト

デフォルトでは、ディレクトリは指定されていません。この場合は、cascertreg コマンドで指定する必要があります。

CICS PCT リソース クラスを制御します。
構文
ES_CLASS_XPCT={YES|NO|class-name
パラメーター
YES
ACICSPCT がデフォルトの PCT クラスです。
NO
PCT のセキュリティがバイパスされます。
class-name
デフォルトの PCT ACICSPCT クラスをオーバーライドするクラスの名前。
デフォルト
ES_CLASS_XPCT=YES
説明
Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。
ES_CONSOLE_LOG (非推奨)
制約事項:この環境変数は Windows 環境にのみ該当します。
コンソール メッセージを Windows イベント ログに送信します。
注:ES_CONSOLE_LOG は非推奨です。下位互換性のみを目的として提供されています。代わりに MFDS 構成オプションを使用することをお勧めします。
構文
ES_CONSOLE_LOG=port
export ES_CONSOLE_LOG

次の各オプションを単独または組み合わせて指定できます。

  • I - 情報メッセージを Windows イベント ログに送信します。
  • W - 警告メッセージを Windows イベント ログに送信します。
  • E - エラー メッセージを Windows イベント ログに送信します。
  • S - 重大メッセージを Windows イベント ログに送信します。
デフォルト
この値が設定されていない場合、コンソール メッセージは Windows イベント ログに送信されません。
ES_DB_FH

データベース ファイル ハンドラーのサポートを有効または無効にします。これは、データ ファイルがデータストアに保存されている場合、またはエンタープライズ サーバー リージョンがリソースの一部をデータベースに保存している場合に必要です。詳細については、「Micro Focus ネイティブ データベース ファイル処理およびエンタープライズ サーバー リージョン データベース管理」を参照してください。

構文

UNIX:
ES_DB_FH=value
export ES_DB_FH
Windows:
SET ES_DB_FH=value

  • Y|y|true - Micro Focus データベース ファイル ハンドラー (MFDBFH) を通じてファイル処理を行います。
  • N|n|false - データベース ファイル ハンドラーのサポートが無効になります。

デフォルト

データベース ファイル ハンドラーのサポートは無効で。

注:Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。
ES_DB_SERVER

リージョン データベース操作に使用するデータベース サーバーの名前を指定します。

また、MFDBFH_CONFIG 環境変数で指定された構成ファイル内に、データベース サーバーに対応する<server>エントリも必要です。<dsn>エントリ (リージョン、リージョン間、およびマスター データベース用) も、構成ファイルに指定する必要があります。これは、リージョン データベース操作を使用できるようにするためです。

構文

UNIX:
ES_DB_SERVER=server-instance
export ES_DB_SERVER
Windows:
SET ES_DB_SERVER=server-instance

server-instance は有効なデータベース サーバー インスタンスの名前です。たとえば、set ES_DB_SERVER=MYSERVERと設定します。

デフォルト

設定されていません。

上記の例を使用すると、データベース構成ファイルに以下のような内容が必要になります。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> 
<datastores usevault="false">
   <server name="MYSERVER" type="sqlserver" access="odbc"> 
       <dsn name="SS.MYMASTER" type="database" dbname="master"/> 
       <dsn name="SS.CAS.ESDEMO" type="region.cas" region="ESDEMO" feature="all"/> 
       <dsn name="SS.CAS.CROSSREGION" type="crossregion.cas"/>
   </server> 
</datastores>
注:Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。
ES_DDBG_PORT_RANGE
ダイナミック デバッグに使用するポートの範囲。
ハイフンまたはカンマを使用してポート番号の範囲を指定します。

ハイフンを使用する場合、指定する値はポート範囲の開始と終了となり、2 番目のポート番号は最初のポート番号より大きくする必要があります。

カンマを指定する場合、指定する値はポート範囲の開始と、範囲の先頭から使用可能なポートの数になります。

構文
UNIX:
ES_DDBG_PORT_RANGE=value
export ES_DDBG_PORT_RANGE
Windows:
ES_DDBG_PORT_RANGE=value
  • low_port-high_port

    または

  • low_port,number_of_ports
デフォルト
この値が設定されていない場合、ダイナミック デバッグではランダム ポートを使用します。

以下の定義では、8001 から 8040 までのポートを使用することを指定します。

ES_DDBG_PORT_RANGE=8001-8040

次の定義では、同じポートを指定しますが、異なる形式を使用します。

ES_DDBG_PORT_RANGE=8001,40
注:Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。
ES_ESM_DISABLE_DFLTUSER_ESMAC
サーバーのセキュリティを強化するためにデフォルトの ESMAC ユーザーを無効にできます。ログオン画面の [DEFAULT] ボタンが無効になり、有効なユーザー ID およびパスワードの入力が常に求められるようになります。

構文

UNIX:
ES_ESM_DISABLE_DFLTUSER_ESMAC=value
export ES_ESM_DISABLE_DFLTUSER_ESMAC
Windows:
ES_ESM_DISABLE_DFLTUSER_ESMAC=value

  • Y|y - デフォルトの ESMAC ユーザーは無効になります。

デフォルト

デフォルトの ESMAC ユーザーは無効になりません。

注:Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。
ES_DISABLE_DFLTUSR_SIGNON
Enterprise Server Monitor and Control (ESMAC) の起動時のデフォルト ユーザー (「mfuser」) のサインオンを無効にします。
構文
UNIX:
ES_DISABLE_DFLTUSR_SIGNON=value
export ES_DISABLE_DFLTUSR_SIGNON
Windows:
ES_DISABLE_DFLTUSR_SIGNON=value
  • YまたはyESMAC へのアクセス時に「mfuser」として自動でログオンせずに、MFDS 内部セキュリティ アカウントを使用して Enterprise Server Administration にログオンします。
デフォルト
この値が設定されていない場合、ESMAC にサインインするデフォルトのユーザーとして mfuser が使用されます。
注:Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。
ES_ESMAC_DISP_MAX_OVERRIDE
ESMAC カタログ ビューで個々のカタログ エントリを表示する際の行数、またはジョブ リスト ビューの SYSOUT ファイルを表示する際の行数を制限します。
構文
UNIX:
ES_ESMAC_DISP_MAX_OVERRIDE=value
export ES_ESMAC_DISP_MAX_OVERRIDE
Windows:
ES_ESMAC_DISP_MAX_OVERRIDE=value
  • 表示行数を示す整数。最大数は 99999 です。
デフォルト
10000
注:Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。
ES_HSF_CFG
.csv ファイル (cashsf-a.csv または cashsf-b.csv) 内の HSF レコードに含める複数の追加フィールドを構成できます。

構文

Windows:
SET ES_HSF_CFG=cfg-options
UNIX:
ES_HSF_CFG=cfg-options
export ES_HSF_CFG

パラメーター

以下の構文を使用して cfg-options を定義します。
field_name=value;[field_name=value;]...
次の値を使用します。
フィールド名 範囲 デフォルト
CUSTOM 0 から 5 0
CICSF 0 から 20 5
TSQ 0 から 20 5
TDQ 0 から 20 5
注:フィールドが明示的に設定されていない場合、または指定された値が範囲外の場合は、フィールドのデフォルト値が使用されます。

次に例を示します。ES_HSF_CFG=CUSTOM=2;CICSF=10;TSQ=32の場合、2 個のカスタム フィールド、10 個の CICS ファイル フィールド、5 個の TSQ フィールド、5 個の TDQ フィールドが生成されます。

カスタム フィールドは、ES_WRITE_CUSTOM_HS F ライブラリ ルーチンを使用して書き込まれます。

ES_IMS_LINKAGE_NULL[8]
IMS プログラムが PSB 内の PCB よりも多くのリンク アドレスを渡す場合、余分な各リンク アドレスを NULL 値に設定します。
構文
ES_IMS_LINKAGE_NULL={Y|N}
パラメーター
Y
余分な各リンク アドレスを NULL 値に設定します。
N
余分なリンク アドレスを無効にします。
デフォルト
ES_IMS_LINKAGE_NULL=N
ES_LOCKDB

スプール キューやカタログなどのリソースがデータベースにディプロイされるクラスター内のエンタープライズ サーバー リージョンのリソース ロック (ステップ スコープおよびシステム スコープの ENQ) を処理するリージョン データベースを指定します。

構文

UNIX:
ES_LOCKDB=region-db
export ES_LOCKDB
Windows:
SET ES_LOCKDB=region-db

パラメーター

region-db
region-db は、ステップ スコープおよびシステム スコープの ENQ の処理を担うリージョン データベースの名前です。
ES_MAX_CATALOG_LINES
ESMAC カタログ ビューに表示されるエントリの数を制限します。
構文
UNIX:
ES_MAX_CATALOG_LINES=number
export ES_MAX_CATALOG_LINES
Windows:
ES_MAX_CATALOG_LINES=number
  • number 表示する行数。最大は 99999 です。
デフォルト
デフォルトは 5000 です。
注:Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。
Enterprise Server によって送信される HTTP 応答の最大サイズを指定します。
構文
ES_MAX_HTTP_OUT=value
パラメーター
value
HTTP 応答の最大サイズを表す数値 (バイト単位)。
デフォルト
ES_MAX_HTTP_OUT=
説明
以前のリリースでは、HTTP 応答のサイズは、ESCWA の [ES Control] ページの [HTTP Out] フィールドで制御されていました。

Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。

ES_MEM_STRATEGY
サポートされるメモリ プロセスのタイプを選択します。
注:メモリ ストラテジは memory_strategy ランタイム チューナーによって設定することもできます。
casstart で使用されるサーバー アドレスを指定します (/mパラメーターが指定されていない場合)。
構文
パラメーター
デフォルト
説明
ES_OLD_SEC_TSTD
セキュリティ リポジトリで宣言されていない TS または TD キューに対してセキュリティが施行されるのを防止します。
構文
UNIX:
ES_OLD_SEC_TSTD=value
export ES_OLD_SEC_TSTD
Windows:
SET ES_OLD_SEC_TSTD=value
  • 任意の値。
デフォルト
デフォルトではセキュリティ リポジトリで宣言されていない TS または TD キューに対してセキュリティが施行されます。
ES_PRODUCTION
IDE からデバッグ セッションを開始しないようにします。
ES_PROG_PATH
JESYSMSG および SYSLOG のデータセットにプログラムのロード パスを表示するかどうかを決定します。
注:ネイティブ エンタープライズ サーバー リージョンにのみ適用されます。
構文
ES_PROG_PATH={Y|N}
パラメーター
Y
JESYSMSG および SYSLOG のデータセットにプログラムのロード パスを表示します。
N
JESYSMSG および SYSLOG のデータセットにプログラムのロード パスを表示しません。
プロパティ
デフォルト: なし
ES_RLS_FILE_SUPPORT
あるプログラムが更新目的で読み取りを行っているためにレコードがロックされている際に、他のプログラムがそのレコードにアクセスできないようにする必要がある場合は、この環境変数を設定して、ロックを保持しているプログラムが完了するまで無効なレコードが返されるのを防止できます。ファイル共有のタイムアウトも、ファイル共有構成ファイルで /t 0 を使用して 0 に設定する必要があります。

構文

UNIX:
ES_RLS_FILE_SUPPORT=value
export ES_RLS_FILE_SUPPORT
Windows:
SET ES_RLS_FILE_SUPPORT=value

  • Y|y - レコードが別のプロセスによってロックされている場合に無効なレコードが返されないようにします。

デフォルト

RLS ファイル サポートはオフです。

ES_SEP_DORMANT_TIME
一時 SEP 休止時間のオーバーライドを許可します。ステートフル要求の完了時に一時 SEP を自動的に終了するのではなく、サーバー マネージャーで、終了をスケジュールするまでのアイドル時間を使用可能にします。これにより、新しい要求で、新しいインスタンスを起動するのではなく、SEP を再利用できるようになります。この環境変数によって、アイドル時間を制御できます。

構文

UNIX:
ES_SEP_DORMANT_TIME=seconds
export ES_SEP_DORMANT_TIME
Windows:
ES_SEP_DORMANT_TIME=seconds

  • seconds アイドル時間の秒数。

デフォルト

2 秒間のアイドル時間が経過すると、一時 SEP は終了します。

注:Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。
ES_SERVER
デフォルトのサーバー名 (casstart または casstop で -r スイッチを指定していない場合に使用されます)。

構文

UNIX:
ES_SERVER=name
export ES_SERVER
Windows:
ES_SERVER=name

  • name サーバー名。

デフォルト

ESDEMO/ESDEMO64

z/OS の通信マネージャーによって書き込まれる SNA トレースの場所を指定します。
構文
ES_SNATRC_DIR=path-name
パラメーター
path-name
SNA トレースの場所を示すフル パス。
デフォルト
設定されていません。
説明
この環境変数は、SNA トレース ファイルが有効なディレクトリに書き込まれるように、リージョンを起動する前に設定しておく必要があります。

その後、このディレクトリを使用して、SNA 環境変数 SNAMSG および SNATRC を適切な値に設定します。

ES_SYSOUT_HOLD
SYSOUT ファイルのステータスを Out Hold に設定するかどうかを決定します。
構文
ES_SYSOUT_HOLD={Y|N}
パラメーター
Y
SYSOUT ファイルのステータスが Out Hold に設定されます。
N
SYSOUT ファイルのステータスは Out Hold に設定されません。
プロパティ
デフォルト: なし
ES_USR_DFLT_ESMAC
ESMAC 認証用にログオンしているユーザーがいない場合にデフォルト ユーザーのオーバーライドを許可します。

構文

UNIX:
ES_USR_DFLT_ESMAC=user
export ES_USR_DFLT_ESMAC
Windows:
SET ES_USR_DFLT_ESMAC=user

  • user - デフォルトのユーザー名。

デフォルト

mfuser

注:Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。
クライアントが Web サービスからの応答を待つ時間。有効な値は 0 から 65535 秒までです。
構文
ES_WS_RUNAWAY_TIMEOUT=wait-time
パラメーター
wait-time
クライアントが Web サービスからの応答を待つ時間 (秒単位)。有効な範囲は 0 から 65535 までです。
デフォルト
設定されていません。
ES_XA_LOG_SUPPRESS
in-doubt XA トランザクションの XA ロギングおよび回復を抑制します。

構文

UNIX:
ES_XA_LOG_SUPPRESS=value
export ES_XA_LOG_SUPPRESS
Windows:
ES_XA_LOG_SUPPRESS=value

  • Y|y - XA ロギングは抑制されます。

デフォルト

デフォルトでは、値は指定されておらず、XA ロギングは抑制されません。

注:Micro Focus では、この環境変数を構成するために、Enterprise Server Common Web Administration (ESCWA) インターフェイスの [Advanced Region Properties] ページを使用することをお勧めしています。詳細については、「Advanced Region Properties」を参照してください。
EXTFH
呼び出し可能ファイル ハンドラーの構成ファイルを指定します。

構文

Windows:
SET EXTFH=filename.cfg
UNIX:
EXTFH=filename.cfg
export EXTFH

パラメーター

filename.cfg 構成ファイルの名前。

Windows:
SET EXTFH=/home/mydir/myconfig.cfg
UNIX:
EXTFH=/home/mydir/myconfig.cfg
export EXTFH

F

FHREDIR
Fileshare クライアントが使用する構成ファイルを指定します。

構文

Windows:
SET FHREDIR=filename.cfg
UNIX:
FHREDIR=filename.cfg
export FHREDIR

パラメーター

filename.cfg 構成ファイルの名前。

Windows:
SET FHREDIR=/home/mydir/myconfig.cfg
UNIX:
FHREDIR=/home/mydir/myconfig.cfg
export FHREDIR
FS

Fileshare サーバーが使用する構成ファイルを指定します。

構文

Windows:
SET FS=filename.cfg
UNIX:
FS=filename.cfg
export FS

パラメーター

filename.cfg 構成ファイルの名前。

Windows:
SET FS=myconfig.cfg
UNIX:
FS=myconfig.cfg
export FS
FSCOMMS
Fileshare システムがシングル ユーザー モードで実行されることを指定します。

構文

Windows:
SET FSCOMMS="\$local"
UNIX:
FSCOMMS="\$local"
export FSCOMMS

パラメーター

"\$local"Fileshare システムをシングル ユーザー モードで実行します。

l

ISPPROF
ISPF ダイアログ プロファイルの場所。

J

JAVA_HOME
JDK の場所を指定します。
JCLTEMP_DIR [6]
JCLTEMP ディレクトリに別の場所を指定できるようになります。
構文
JCLTEMP_DIR=path
パラメーター
path
JCLTEMP ディレクトリの場所を示すフル パスまたは相対パス。
デフォルト
設定されていません。MFBSI_DIR で指定されたディレクトリを使用します。

L

LANG
制約事項:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
ロケールを指定します。

構文

LANG=language[_territory[.codepage]]
export LANG
パラメーター
  • language プログラムを実行する際の言語。
  • _(アンダースコア) language と territory の区切り文字 (territory を指定する場合)。
  • territory プログラムを実行する国。
  • (ピリオド) territory および codepage の区切り文字 (codepage を指定する場合)。
  • codepage プログラムに使用する文字セット。

LANG=fr_FR
export LANG
LD_LIBRARY_PATH
制約事項:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。

UNIX システム、cob コマンド、およびランタイム システムで共有ライブラリと呼び出し可能な共有オブジェクトが検索される場合の検索先ディレクトリを指定します。デフォルト以外のディレクトリに製品がインストールされている場合は、すべてのプラットフォーム (LIBPATH を使用する AIX を除く) で $COBDIR/lib を含めるようにこの変数を設定する必要があります。また、アプリケーションによって使用される呼び出し可能な共有オブジェクトを含むディレクトリも含める必要があります。デフォルトのディレクトリ (/opt/microfocus/VisualCOBOL) に製品がインストールされている場合は、この変数を設定する必要はありません。

構文

LD_LIBRARY_PATH=pathname[:pathname]...
export LD_LIBRARY_PATH
パラメーター

pathname 1 つのパス、または コロン (:) で区切られた複数のパスのリスト。

説明

指定するディレクトリの 1 つとして、$COBDIR/lib も指定してください。COBDIR 環境変数に関しては、これ以前で説明しています。

この環境変数は、システムの環境変数です。詳細については、ご使用の UNIX オペレーティング システムのマニュアルを参照してください。

LD_LIBRARY_PATH=$COBDIR/lib:/home/mydir/myapp:$LD_LIBRARY_PATH
export LD_LIBRARY_PATH
LIB
DB2 LIB ディレクトリの場所。
LIBLIST
制約事項:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
Micro Focus 用に予約されています。Micro Focus テクニカル サポートから指示があった場合にのみ使用してください。
LIBPATH
制約事項:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
UNIX システム、Cob、およびランタイム システムで共有ライブラリと呼び出し可能な共有オブジェクトが検索される場合の検索先ディレクトリを指定します。この変数は、AIX ベースのシステムでのみ使用できます。デフォルト以外のディレクトリに製品がインストールされている場合は、$COBDIR/lib を含めるようにこの変数を設定する必要があります。また、アプリケーションによって使用される呼び出し可能な共有オブジェクトを含むディレクトリも含める必要があります。デフォルトのディレクトリ (/opt/microfocus/VisualCOBOL) に製品がインストールされている場合は、この変数を設定する必要はありません。

構文

LIBPATH=pathname[:pathname]...
export LIBPATH

パラメーター

pathname 共有ライブラリを検索するディレクトリ。

LIBPATH=$COBDIR/lib:/lib:/usr/lib

M

MF_AMODE31ONLY
すべてのプログラムが AMODE(31) であることを示します。
従来の COBOL スタイルのオプションを有効にするどうかを指定します。
構文
MF_LE_CBLOPTS={Y|N}
パラメーター
Y
従来の COBOL スタイルのオプションを有効にします。
N
従来の COBOL スタイルのオプションを無効にします。
デフォルト
MF_LE_CBLOPTS=N
説明
無効になっている場合、方言が ENTCOBOL の場合、または言語が COBOL ではない場合は、PARM 構文は次の形式になります。
[run-time-options] [/program-options];

それ以外の場合、構文は次の形式になります。

[program-options] [/run-time-options]
MF_ROOT_CERT
MF Directory Server プロセスおよび任意のクライアント アプリケーションでルート証明書ファイルの値を取得できるようにします。
MF_USESCA5
サーバーがバージョン 5 の Open Service Component Architecture を使用する必要があることを指定します。
  • ON(デフォルト)
  • OFF
ESMAC によって返される HTTP ヘッダーで使用される文字セットを指定します。
構文
MFACCCGI_CHARSET=iana-string
パラメーター
iana-string
IANA 定義の文字セット文字列。有効な文字列のリストについては、「CBL_CCSID_FROM_IANA」 トピックの「説明」セクションを参照してください。
デフォルト
Windows:
MFACCCGI_CHARSET=windows-1252
UNIX:
MFACCCGI_CHARSET=iso-8859-1
MFALLOC_PROP
割り当て時に生成される PC データセット名の規則 (つまり、デフォルトのカタログ PC DSN フォーマット)。
MFAUDIT_LOGS
監査ファイルの場所。
MFCODESET_DBCSDIR
この変数を、アプリケーションが特定の 2 バイト文字セットの ASCII/EBCDIC 変換を実行するために必要なマッピング ファイル (.E2A および .A2E ファイル) セットの場所に設定します。
この変数が設定されていない場合、アプリケーションは製品インストール ディレクトリの etc/codeset サブディレクトリを検索して、組み込みサポートに必要なファイルを見つけます。サポートの対象となるのは、コードセット 81、82、86、886、および 941 です。
ただし、特定のディプロイ済みアプリケーションでは、完全版の COBOL Server 製品を利用できる必要はないため (JVM COBOL アプリケーションやネイティブの自己完結型アプリケーションなど)、完全版で提供される組み込みの変換サポートは利用できません。このような場合は、アプリケーションと共にマッピング ファイルをディプロイし、実行時にこの変数を使用してファイルを見つける必要があります。これを行うには、必要なコードセットに応じて、.E2A および .A2E ファイルをディプロイするだけで済みます。
MFCSCFG
クライアント/サーバー結合のクライアント プログラムで使用される構成ファイルを指定します。

構文

Windows:
SET MFCSCFG=filename
UNIX:
MFCSCFG=filename
export MFCSCFG

パラメーター

filename 構成ファイルの名前。

Windows:
SET MFCSCFG=/home/mydir/mfclisrv.cfg
UNIX:
MFCSCFG=/home/mydir/mfclisrv.cfg
export MFCSCFG

説明

MFCSCFG の値は、コマンド ラインで値が定義されている場合はその値によってオーバーライドされます。どちらの方法でもファイル名が指定されていない場合は、デフォルト名の構成ファイル mfclisrv.cfg が現在のディレクトリ内で検索されます。それでもファイルが見つからない場合は、各構成パラメーターのデフォルト値が使用されます。

MFDBFH_CONFIG

データベース サーバー インスタンスおよび関連するデータベースを定義する構成ファイルの場所と名前を指定します。

構文

UNIX:
MFDBFH_CONFIG=value
export MFDBFH_CONFIG
Windows:
SET MFDBFH_CONFIG=value

value は、データベース構成ファイルのフル パスおよびファイル名を表します。

デフォルト

設定されていません。

MFDBFH_GRANT_USER_PERMISSIONS

MFDBFH アクセス用に Oracle データベースを構成する際に作成される型およびプロシージャに対する実行権限を特定のユーザーまたはロールに付与します。

構文

UNIX:
MFDBFH_GRANT_USER_PERMISSIONS=value
export MFDBFH_GRANT_USER_PERMISSIONS
Windows:
MFDBFH_GRANT_USER_PERMISSIONS=value

value は、MFDBFH で作成されたタイプおよびプロシージャに対する実行権限が付与されるユーザーまたはロール (あるいはその両方) のスペース区切りのリストです。

デフォルト

設定されていません。

変数が設定されていない場合は、Oracle のデフォルトの権限が適用され、その型/プロシージャのスキーマ所有者にのみ実行権限が付与されます。

この変数は、MFDBFH で使用される他のデータベース プロバイダーの権限には影響しません。

MFDBFH_RECORD_LOCKING

データベース ファイル ハンドラーが有効な場合に使用するレコード ロックの型を指定します。

構文

UNIX:
MFDBFH_RECORD_LOCKING=table|database
export MFDBFH_RECORD_LOCKING
Windows:
SET MFDBFH_RECORD_LOCKING=table|database

パラメーター

table
ファイルのレコード ロックは別のロック テーブルに保持されます。このロック モードを使用している場合、COBOL ファイル操作のレコード ロックの動作は Fileshare を使用している場合とほぼ同じになります。
database
データベース エンジンのネイティブのレコード ロック メカニズムを使用して、データ ファイルのレコードに対するロックの確立とテストを行います。この方法によりパフォーマンスは向上しますが、ロック動作が従来の COBOL レコード ロックと完全には一致しなくなります。詳細については、「レコード ロック戦略」を参照してください。

デフォルト

MFDBFH_RECORD_LOCKING=table
注:この変数の値が「database」以外に設定されている場合は、このデフォルト値が使用されます。
MFDBFH_SCRIPT_DIR

データベース ファイル ハンドラーが有効な場合に必要なスクリプトおよびストアド プロシージャの場所を指定します。

構文

UNIX:
MFDBFH_SCRIPT_DIR=value
export MFDBFH_SCRIPT_DIR
Windows:
SET MFDBFH_SCRIPT_DIR=value

value 必要なリソースを含むディレクトリへのパスを表します。

デフォルト

value のデフォルト値は、製品インストール ディレクトリの \etc\mfdbfh\scripts サブ ディレクトリです。

MFDBFH_VAULT
シークレット Vault の名前を指定します (製品の secrets.cfg ファイルで定義されている必要があります)。この環境変数が設定されていない場合、MFDBFH は secrets.cfg で定義されているデフォルトの Vault を使用します。

シークレット Vault の詳細については、「Vault 機能」を参照してください。

構文

UNIX:
MFDBFH_VAULT=value
export MFDBFH_VAULT
Windows:
SET MFDBFH_VAULT=value

value は Vault の名前を表します。

デフォルト

設定されていません。

MFCROW_DISABLE
共通指令をオフにして、コンパイラが directives.mf ファイルにある指令を使用しないようにします。
構文
SET MFCROW_DISABLE={Y|N}
パラメーター
Y
コンパイラは directives.mf ファイル内の指令を使用しません。
N
コンパイラは directives.mf ファイル内の指令を使用します (デフォルト)。
SMS サポートを有効にします。
構文
パラメーター
デフォルト
MFEXTMAP
マッパー ファイルの場所。
MFLECONFIG

言語環境 (Language Environment;LE) ランタイム オプションの構成ファイルを指定します。

構文

Windows:
SET MFLECONFIG=filename
UNIX:
MFLECONFIG=filename
export MFLECONFIG

パラメーター

filename 使用する LE ランタイム オプションを含むファイルの名前。

MFLOCKING
ロック サポートを有効にします。
MFLOGDIR
クライアント/サーバー結合のログ ファイルが使用するディレクトリを指定します。

構文

Windows:
SET MFLOGDIR=dirname
UNIX:
MFLOGDIR=dirname
export MFLOGDIR

パラメーター

dirname ログ ファイルのディレクトリの名前。

Windows:
SET MFLOGDIR=/home/mydir/logs
UNIX:
MFLOGDIR=/home/mydir/logs
export MFLOGDIR
MFPRELOAD_USE
MFPRELOAD を呼び出してパフォーマンスを改善します。
MFRU_NOINHERIT
注:この変数は Windows 環境にのみ該当します。
ランタイム システムの初期化時にプロセスを共有メモリに登録するかどうかを決定します。非常に多くの COBOL プロセスが実行されている場合に共有メモリ セグメントに使用可能なスロットがないと、初期化時に COBRT105 エラーが発生することがあります。この変数を Y または TRUE に設定すると、登録プロセスがスキップされます。ただし、Y に設定した場合、さまざまなランタイム設定 (スイッチ、共有メモリ、コンソール ウィンドウ設定など) が子プロセスに継承されなくなります。

変数が設定されていない場合 (デフォルト)、登録プロセスはスキップされません

構文

SET MFRU_NOINHERIT=Y|TRUE

デフォルトでは、この変数は設定されていません。

MFSUB
SUBI または ASUBI のどちらを使用するかを指定します。
  • SUBI
  • ASUBI
MFSYSCATDIR
システム カタログ ディレクトリの場所。
MFTRACE_ANNOTATIONS
トレース ファイルの場所。
MFTRACE_CONFIG
CTF 構成ファイルの場所。
MFTRACE_LOGS
CTF ログ ファイルの場所。
MFTSO_DEBUG
デバッグ メッセージの表示を制御します。
MFUSER
デフォルトのユーザー ID。
MULTMFENTMAP
< や & などの特殊文字を同等の HTML エンティティ (たとえば、&lt; や &amp;) に置き換えるかどうかを指定します。

O

OOSW
オブジェクト指向ランタイム スイッチ。

P

PATH
制約事項:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。

ランタイム システムも含むすべての UNIX プログラムで、実行する実行可能プログラムが検索されるディレクトリを指定します。

構文

PATH=pathname[:pathname]...
export PATH

パラメーター

pathname 実行可能プログラムを検索するディレクトリ。

PATH=$COBDIR/bin:$PATH
export PATH

S

SORTCOMPRESS
ソートされる各レコードで圧縮ルーチンを実行するかどうかをシステムに伝えます。

構文

Windows:
SET SORTCOMPRESS=n
UNIX:
SORTCOMPRESS=n
export SORTCOMPRESS

パラメーター

n - 圧縮が有効かどうかを示す整数。0 (ゼロ、デフォルト) は圧縮が有効でないことを示し、正の整数は圧縮が有効であることを示します。圧縮が有効になっていると、ソート レコードのランレングス符号化が考慮されるため、レコードに複数の繰り返し文字が含まれている場合はパフォーマンスが大幅に向上します。

説明

ソートするレコードに、複数の空白文字など、繰り返される単一の文字が多く含まれる場合は、この変数の使用をお勧めします。この変数を使用すると、メモリの使用やソート処理の効率が向上します。

Windows:
SET SORTCOMPRESS=5
UNIX:
SORTCOMPRESS=5
export SORTCOMPRESS
SORTEXITREENTRY
SORTIN データ セットが使い果たした後に E15 ユーザー出口を呼び出すかどうかを決定します。[9]
構文
SORTEXITREENTRY={ON|OFF}
パラメーター
ON
Enterprise Server 内では、SORTIN データ セットが完全に読み取られた後でも、戻りコード 8 が返されるまで、MFJSORT は E15 ユーザー出口プログラムを呼び出し続けます。
OFF
SORTIN データ セットが読み取られると、E15 ユーザー出口プログラムは呼び出されません。
デフォルト
SORTEXITREENTRY=OFF
SORTSCHEME
ソートスキームを有効にします。SORTSPACEと併用すると、パフォーマンスが改善されます。

構文

Windows:
SET SORTSCHEME=1
UNIX:
SORTSCHEME=1
export SORTSCHEME
  • SORTSCHEME=1- これは、この環境変数に対する唯一の有効値です。詳細については、「SORTSPACE」を参照してください。
SORTSPACE
SORT 操作用に内部ワークスペースに割り当てられるメモリの量。これは、さまざまなフォーマットで指定できます。たとえば、64M、2G、および 1000000 を指定して、それぞれ 64 メガバイト、2 ギガバイト、および 1000000 バイトのソート メモリ領域を与えることができます。

構文

Windows:
SET SORTSPACE=n[K|k|M|m|G|g]
UNIX:
SORTSPACE=n[K|k|M|m|G|g]
export SORTSPACE

パラメーター

n[K|k|M|m|G|gSORT 操作用に内部ワークスペースに割り当てられるメモリの量。K または k はキロバイト、M または m はメガバイト、G または g はギガバイトを表します。文字なしはバイトを意味します。デフォルトは 1 メガバイトです。

説明

SORTSPACE に大きい値を指定すると通常、ソート速度が向上します。ただし、コンピューターの主メモリ容量を超える値を指定すると、オペレーティング システムが使用可能なメモリを検索しなければならなくなり、パフォーマンスが低下します。

Windows:
SET SORTSPACE=1024K
UNIX:
SORTSPACE=1024K
export SORTSPACE

SORTTEMPSPACE
SORT 操作用の一時ワークスペースに割り当てるメモリの量を指定します。

構文

Windows:
SET SORTTEMPSPACE=n[K|k|M|m|G|g]
UNIX:
SORTTEMPSPACE=n[K|k|M|m|G|g]
export SORTTEMPSPACE

パラメーター

n[K|k|M|m|G|g]SORT 操作用の一時ワークスペースに割り当てられるメモリの量。K または k はキロバイト、M または m はメガバイト、G または g はギガバイトを表します。文字なしはバイトを意味します。割り当てることができるメモリの最小量は 32 メガバイトです。

説明

SORTTEMPSPACE によって、SORT で使用するメモリの割り当てを調整でき、一般にメモリ断片化の影響を受けるシステムのパフォーマンスを向上できます。

Windows:
SET SORTTEMPSPACE=250MB
UNIX:
SORTTEMPSPACE=250MB
export SORTTEMPSPACE
SORTTYPE
ソート タイプを定義します。

構文

Windows:
SET SORTTYPE=2
UNIX:
SORTTYPE=2
export SORTTYPE
  • SORTTYPE=2SORT はファイル ハンドラーの使用を強制されるため、フォーマット変更は extfh.cfg ファイルから取得されます。
  • この変数を未設定にすると、SORT はパフォーマンスを改善するために CBL_ ルーチンを使用してファイルの読み取り/書き込みを試みます。
注:2 はこの環境変数に対する唯一の有効値です。

T

TERM
制約事項:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
使用する端末のタイプを定義します。

構文

TERM=name
export TERM

パラメーター

name Terminfo データベース内の端末名。

TERM=at386
export TERM
TERMINFO
制約事項:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。

ランタイム システムも含むすべての UNIX プログラムで、UNIX システムの Terminfo データベースが検索されるディレクトリを指定します。

構文

TERMINFO=pathname
export TERMINFO

パラメーター

pathname UNIX システムの Terminfo データベースが置かれているディレクトリの名前。

説明

UNIX システムの Terminfo データベースは、端末を使用する必要があるすべての UNIX アプリケーションで使用されます。COBOL アプリケーションでは、vi のような一般的な UNIX アプリケーションと比べ、より多く、より高度な端末機能が使用されるため、必要な Terminfo の詳細情報も多くなります。端末の機能のうち、端末の初期化時に設定され、ファンクション キーの使用を制御するような機能は一般に、通常の COBOL アプリケーションで必要な機能と矛盾します。このような場合、COBOL で必要とされるその端末情報を、別の Terminfo データベースに格納し、COBTERMINFO を使用して参照できます。

TMPDIR
制約事項:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
UNIX システムのデフォルトのディレクトリの代わりに、一時ファイルを格納するディレクトリを指定します。

構文

TMPDIR=pathname
export TMPDIR

パラメーター

pathname UNIX アプリケーションの一時作業ファイル用ディレクトリ。一時作業ファイルは、 Cob のような COBOL ユーティリティや、ランタイム システムで、SORT などの文が実行された場合に作成されることがあります。ディレクトリを指定しない場合は、システムのデフォルトのディレクトリが使用されます。

説明

ヒープの作成時、または整列時に、ランタイム システムでデータをディスクにページングする必要がある場合は、この環境変数を使用する必要があります。

TXFILEP
Micro Focus VSAM ファイルの場所。ディスク上の場所、またはデータベース内のデータストアの場所を指定できます。データベースでホストされるファイルの場合は、sql://host[/instance]/datastore[?folder=/path] という表記を使用します。詳細については、「The dbfhdeploy Command Line Utility」を参照してください。
USER
制約事項:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
デフォルトのユーザー名。

U

USER
制約事項:この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
デフォルトのユーザー名。

X

XFHLOG
注:この変数は、Windows プラットフォームにのみ該当します。
LOG オプションがアクティブな際にログ ファイルの場所を指定します。

構文:

SET XFHLOG=DEFAULT

パラメーター:

DEFAULT - 現在のディレクトリにログ ファイルを生成します。

説明:

XFHLOG 変数が設定されていない場合、ログ ファイルは C:\ProgramData\Micro Focus\File Handler\[version-number] に作成されます。

ここで、[version-number]Micro Focus 製品のバージョンを表します。

この変数の効果は、LOGFILENAME 構成オプションによってオーバーライドできます。