JUSTIFIED 句は、受信側データ項目内での非標準の桁寄せを指定する。
一般形式
一般規則
- 受信側のデータ項目に JUSTIFIED 句が記述されており、送信側データ項目のサイズが受信側データ項目よりも大きい場合、左端の文字が切り捨てられる。受信側のデータ項目に JUSTIFIED 句が記述されており、受信側データ項目のサイズが送信側データ項目よりも大きい場合、データはデータ項目の右端の文字位置に揃えられ、左端の文字位置には空白が埋め込まれる。
送信側データ項目の内容は考慮されない。つまり、項目内の後続空白文字は抑制されない。
たとえば、PIC X(4) のデータ項目があり、その値が「A 」 (A の後ろに空白が 3 つ) であるとする。これを、PIC X(6) JUSTIFIED のデータ項目に転記すると、結果は「 A 」となる。同じデータ項目を PIC X(3) JUSTIFIED のデータ項目に転記すると、左端の文字が切り詰められ、結果は「 」 (空白が 3 つ) となる。

USAGE NATIONAL の受信側データ項目に JUSTIFIED 句が記述されており、送信側データ項目のサイズが受信側項目よりも小さい場合、未使用の各位置はデフォルトの UTF-16 の空白 (NX'0020') で埋められる。USAGE
UTF-8 の受信側データ項目に JUSTIFIED 句が記述されており、送信側データ項目のサイズが受信側項目よりも小さい場合、未使用の各位置はデフォルトの UTF-8 の空白 (UX'20') で埋められる。他のすべての用途では、未使用の位置は英数字の空白で埋められる。
- JUSTIFIED 句を省略すると、基本データ項目にデータを割り当てる際の標準桁寄せの規則が適用される。「COBOL 言語の概念」の章の「標準桁寄せ規則」トピックを参照。