Net Express 5.1 J
2008年 9月30日
はじめに
Net Express ソフトウェア製品は、1999年5月 に 3.0 J を販売開始以来、常にブラッシュアップを図ってきています。
この度、更に新しいテクノロジーを搭載し、Net Express 5.1 J の出荷を開始します。
製品構成
今回出荷開始となる製品は以下の通りです:
Micro Focus Net Express 5.1 J | Micro Focus Net Express 5.0 J / 4.0 J / 3.1 J-Pack / 3.0 J の後継製品です。 |
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Micro Focus Server 5.1 J for COBOL <Windows> |
Micro Focus Server 5.0 J for COBOL <Windows>, Micro Focus Application Server, Micro Focus Run Time System の後継製品です。 |
Micro Focus Server 5.1 J for SOA <Windows> |
Micro Focus Server 5.0 J for SOA <Windows>, Micro Focus Enterprise Server for Windows の後継製品です。 |
重要:
- 2008年 4月 1日より、実行環境製品の CPUライセンスは、Standard CPU (2コア以下) ライセンスとMulti-core CPU (3コア以上) ライセンスの 2クラスに分かれています。
保守サービスの範囲内で 5.1へアップデートされる場合、クラス分けされていないCPUライセンスはどちらのライセンスへのアップデートかを選択していただく必要があります。
Standard CPUライセンスへは無償アップデートいたします。Multi-core CPUライセンスへは差額アップデートいたします。
一旦Standarad CPUライセンスを選択されますと、後でMulti-core CPUライセンスに変更することができませんので、ご注意ください。 - このバージョンでは、お客様のコンプライアンス保護のための機能拡張として、実行時ライセンスの監視機能が強化されました。
従来の同時ユーザ数ライセンスは、新規販売される場合にはプロセス数ライセンスに変わり、同時実行プロセス数の監視が働きます。
同時ユーザ数ライセンスをお持ちの方が 5.1 にアップデートされた場合、許諾されるライセンスはユーザ数ライセンスのままで変わることはありません。 - このバージョンでは、実行時ライセンスの機能拡張に伴い、実行時ライセンスキーが変更となります。
保守サービスの範囲内で 5.1へアップデートされる場合、シリアル番号は変わりませんが新たに2種類のライセンスキーが発行されます。
- 現在お持ちのライセンスキーは使用できなくなります。新ライセンスに移行後に廃棄してください。
- 新たに発行されるライセンスキーのうち、Server for COBOL または Server for SOA のキーは、.NET ではないアンマネージアプリケーションの実行用のライセンスキーとなります。
- 新たに発行されるライセンスキーのうち、Server for .NET のキーは、.NETマネージアプリケーションの実行用のライセンスキーとなります。
- ライセンスのアップデート方法の詳細は以下に記載されています。
入手方法
上記の各製品は、各旧版製品の年間保守サービスの一部として、それぞれの後継製品をアップデート提供いたします。現在お持ちの保守サービス対象製品の種別に応じて以下の通りの優遇アップデートが適用されます:
アップデート 元製品 |
開発環境製品 | 実行環境製品 | |||||
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Net Express | Server for COBOL | Server for SOA | |||||
ユーザ数/スタンドアロンライセンス | CPU数ライセンス | CPU数ライセンス | |||||
5.0 | 無償アップデート | 無償アップデート | Standard CPUライセンスには無償アップデート Multi-core CPUライセンスには差額アップデート |
Standard CPUライセンスには無償アップデート Multi-core CPUライセンスには差額アップデート |
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4.0 | 無償アップデート | Run Time System, Application Server for Net Expressから無償アップデート | Application Server for Net Express は Standard CPUライセンスには無償アップデート Multi-core CPUライセンスには差額アップデート |
Enterprise Server for Windows は Standard CPUライセンスには無償アップデート Multi-core CPUライセンスには差額アップデート |
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3.1/3.0 | 無償アップデート | Run Time System, Application Server for Net Express から無償アップデート | Web Application Server は Standard CPUライセンスには無償アップデート Multi-core CPUライセンスには差額アップデート |
該当なし | |||
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製品は CDで提供されており、ダウンロードサービスは用意しておりません。
保守サービスをお持ちのお客様で、後継製品のご利用を希望される方は、ユーザ登録番号、シリアル番号、納品先詳細をお書き添えの上、 保守サービス窓口 までお申し込みください。
差額アップデートの場合にはお見積もりをお出しいたします。
新バージョンの新機能については、こちら を参照してください。
このリリースで改修された障害
#11353 | PIC X項目からPIC N項目への転記で "-" が不正な全角文字に変換される |
#11189 | [コンパイル]メニューによるコンパイルを繰り返すと .IDYファイルのアクセスエラー |
#10546 | COLLATING SEQUENCEの指定で HIGH-VALUE比較動作が変わる |
#10138 | 複数コンパイル単位を含むソースの生成コードへのコンパイルでアベンド |
#9901 | COBOL文字集合に追加された "_" などの文字がコード表に記載されていない |
Net Express 5.0 J をお使いの方
- 新しいコンピュータに新バージョンをインストールする場合には、現在お使いの Net Express 5.0 J をアンインストールしてください。
同一のシリアル番号のライセンスを複数のコンピュータにインストールすることはできません。 - 既に旧版の Net Expressがインストールされているコンピュータに Net Express 5.1 J をインストールすると、両方のバージョンをそのまま使いつづけることができます。
- 既にインストール済みのライセンスは、両方のバージョンに対して同時に有効となります。
- Visual Studio上で .NETアプリケーションを開発する場合には、追加のライセンスが必要となります。
要求キーを取得の上 こちら から応答キー申請してください。 - 5.1 J のインストール時に要求されるシリアル番号は、旧版製品のパッケージに同梱された「年間保守サービス証書」に記載されているものを入力してください。
- この場合、スタートメニューに旧版の Net Express 5.0 J が残ったままで、新たにNet Express 5.1 J が追加されます。
- 旧版の製品と同じロケーションにインストールしないように注意してください。Net Express 5.1 J の、デフォルトのインストール先は
C:\Program Files\Micro Focus\Net Express 5.1
となっていますので、通常はそのようなことはありません。 - 旧版の Net Express が不要になった時点で適宜アンインストールしてください。
- 旧版の Net Express で開発されたアプリケーションの .GNT、.INT コードは、設計上 Net Express 5.1 J の実行環境でも動作します。しかし、コンパイラの改善がなされていますので再コンパイルをお勧めします。
- 旧版の Net Express で開発されたアプリケーションの .EXE、.DLL は、リンク時にランタイムシステムのバージョン固定を指定していない限り、設計上 Net Express 5.1 J の実行環境でも動作します。しかし、コンパイラの改善がなされていますので再コンパイルをお勧めします。
- 旧版の Net Express で作成されたデータファイルや、Dialog Systemスクリーンセットは、Net Express 5.1 J でもそのまま使用できます。
- 旧版の Net Express で行った環境設定(IDEのプロパティ、インストールフォルダ下で各種環境設定ファイルに記入した設定情報など)は、Net Express 5.1 J で新たに設定しなおす必要があります。
- 旧版の Net Express で作成した Enterprise Serverのリポジトリ定義情報 (ディプロイしたサービス、各種オプション設定など) は、Net Express 5.1 J で新たにディプロイ・定義しなおす必要があります。
- Net Express 5.1 J をインストールすると、Windowsサービスとして登録される Micro Focus Directory Server は 5.1 J のものになり、リポジトリも 5.1 J のものを参照します。
引き続き Net Express 5.0 J の Directory Server を使用したい場合には、手動でサービスを停止し、Net Express 5.0 J コマンドプロンプトから mfdsコマンドを起動してください。
Micro Focus Server 5.0 J for COBOL <Windows> または Run Time System 5.0 J <Windows> をお使いの方
- 新しいコンピュータに新バージョンをインストールする場合には、現在お使いのコンピュータから旧版の Server for COBOL をアンインストールしてください。
同一のシリアル番号のライセンスを複数のコンピュータにインストールすることはできません。 - 既に旧版の Server for COBOL がインストールされているコンピュータに Micro Focus Server 5.1 J for COBOL をインストールして、両方のバージョンをそのまま使いつづけることができます。この場合、新規発行されるライセンスへの入れ替えが必要となります。
- 5.1 J の CD からセットアップを開始します。
- 5.1 J のインストール時に表示される「ライセンス情報」のダイアログでは、何も入力せずに [次へ] をクリックしてください。
- 旧版の製品と同じロケーションにインストールしないように注意してください。Micro Focus Server 5.1 J for COBOL の、デフォルトのインストール先は
C:\Program Files\Micro Focus\Server 5.1
となっていますので、通常はそのようなことはありません。 - スタートメニューに Micro Focus Server 5.1 J が追加されます。
- Windowsコマンドプロンプトで Micro Focus Server 5.1 J の \Bin フォルダに移動し、apptrackユーティリティを起動します。
- 旧版の実行時ライセンスをアンインストールし、新たに発行されたライセンスをインストールします。
- .NET アプリケーションを実行する場合には、新たに発行されたライセンスのうちの Server for .NET ライセンスも追加インストールします。
- 旧版の Server for COBOL または Run Time System で運用していたアプリケーションの .GNT、.INT コードは、設計上 Micro Focus Server 5.1 J for COBOL の環境でも動作します。しかし、コンパイラの改善がなされていますので、Net Express 5.1 J による再コンパイルをお勧めします。
- 旧版の Server for COBOL または Run Time System で運用していたアプリケーションの .EXE、.DLL は、リンク時にランタイムシステムのバージョン固定を指定していない限り、設計上 Micro Focus Server 5.1 J for COBOL の環境でも動作します。しかし、コンパイラの改善がなされていますので Net Express 5.1 J の環境で再コンパイルをお勧めします。
- 旧版の Server for COBOL または Run Time System で運用していたデータファイルや、Dialog Systemスクリーンセットは、Micro Focus Server 5.1 J for COBOL の環境でもそのまま使用できます。
- 旧版の Server for COBOL または Run Time System で行った環境設定 (インストールフォルダ下に配備したランタイム構成ファイル、ファイルハンドラ構成ファイルなど)は、 Micro Focus Server 5.1 J for COBOL で新たに設定しなおす必要があります。
Micro Focus Server 5.0 J for SOA <Windows> をお使いの方
- 新しいコンピュータに新バージョンをインストールする場合には、現在お使いのコンピュータから旧版の Server for SOA をアンインストールしてください。
同一のシリアル番号のライセンスを複数のコンピュータにインストールすることはできません。 - 既に旧版の Server for SOA がインストールされているコンピュータに Micro Focus Server 5.1 J for SOA をインストールして、両方のバージョンをそのまま使いつづけることができます。この場合、新規発行されるライセンスへの入れ替えが必要となります。
- 5.1 J の CD からセットアップを開始します。
- 5.1 J のインストール時に表示される「ライセンス情報」のダイアログでは、何も入力せずに [次へ] をクリックしてください。
- 旧版の製品と同じロケーションにインストールしないように注意してください。Micro Focus Server 5.1 J for SOA の、デフォルトのインストール先は
C:\Program Files\Micro Focus\Server 5.1
となっていますので、通常はそのようなことはありません。 - スタートメニューに Micro Focus Server 5.1 J が追加されます。
- Windowsコマンドプロンプトで Micro Focus Server 5.1 J の \Bin フォルダに移動し、apptrackユーティリティを起動します。
- 旧版の実行時ライセンスをアンインストールし、新たに発行されたライセンスをインストールします。
- .NET アプリケーションを実行する場合には、新たに発行されたライセンスのうちの Server for .NET ライセンスも追加インストールします。
- 旧版の Server for SOA で運用していたアプリケーションの .GNT、.INT コードは、設計上 Micro Focus Server 5.1 J for SOA の環境でも動作します。しかし、コンパイラの改善がなされていますので、Net Express 5.1 J による再コンパイルをお勧めします。
- 旧版の Server for SOA で運用していたアプリケーションの .EXE、.DLL は、リンク時にランタイムシステムのバージョン固定を指定していない限り、設計上 Micro Focus Server 5.1 J for SOA の環境でも動作します。しかし、コンパイラの改善がなされていますので Net Express 5.0 J の環境で再コンパイルをお勧めします。
- 旧版の Application Server で運用していたデータファイルや、Dialog Systemスクリーンセットは、Micro Focus Server 5.1 J for SOA の環境でもそのまま使用できます。
- 旧版の Enterprise Server で運用していたリポジトリ定義情報 (ディプロイしたサービス、各種オプション設定など) は、Micro Focus Server 5.1 J for SOA で新たに定義しなおし、Net Express 5.1 J で新たにディプロイしなおす必要があります。
- Micro Focus Server 5.1 J をインストールすると、Windowsサービスとして登録される Micro Focus Directory Server は、5.0 J のものになり、リポジトリも 5.1 J のものを参照します。
引き続き Server for SOA 5.0 J の Directory Server を使用したい場合には、手動でサービスを停止し、Server for SOA 5.0 J の mfdsコマンドを起動してください。
Net Express 5.1 J での要求キーの確認方法について
要求キーを確認するには、製品起動時に表示される画面かプロテクションシステムを使用します。詳細は、こちら に記載されている方法で、確認してください。
要求キーの申請は製品パッケージに同梱されている要求キー申請書の手順に従っておこなってください。
Net Express 5.1 J の無効化について
Net Express 5.1 J では、アンインストール時の無効化ダイアログが、アンインストール時には表示されません。無効化が必要な場合は、製品をアンインストールする前に、以下の方法で無効化キーを取得してください。(無効化キーが作成されると、フルライセンスが削除されて、製品が使用できなくなります。フルライセンスを再度設定する必要がある場合、他の PC に移行する場合、このキーが必要です。)
無効化の方法
i. エクスプローラから製品のインストールディレクトリの下の BASE\BIN の下の REVOKE.EXE をダブルクリックしてください。
無効化ダイアログが表示されます。
ii. 無効化する製品名をマウスカーソルでクリックしてハイライトします。(Revolve 製品のように複数オプションの場合は、Ctrl キーを押しながらクリックして複数選択してください。)
ここでハイライトされた製品またはオプションのみが無効化されます。
(ここで製品が表示されないものは、フルライセンスがない製品またはオプションです。)
iii. 無効化する製品名のみが、ハイライトで選択されているか確認して、無効化ボタンを押します。次のメッセージで、[はい]ボタンを押すと、24 桁の英数字がダイアログに表示されます。これが無効化キーです。このキーを、エディターにコピーペーストして、ファイルに保存し、再申請の際ご利用ください。
また、製品をアンインストールした後で無効化を行いたい場合は、製品 CD の setupsup ディレクトリの下の REVOKE.EXE を実行して、上記の ii. から iii. を行ってください。
Net Express 5.1 J のアンインストール時の無効化の警告画面について
Net Express 5.1 J では、フルライセンスの有無に関わらず、アンインストール時に、以下の画面が表示されます。

この画面では、必ず、[中止(A)/ライセンスの保持]を選択してください。日本語版製品では、インターネット経由での無効化キーの送信はできません。
[続行/ライセンスの無効化(R)]を選択してしまった場合は、次に表示される画面で[終了]ボタンを押して、アンインストールを続行してください。
無効化キーを取得するには、上記項目に記述されている「無効化の方法」を参照のうえ 、無効化キーを作成してください。