
Net Express のインストール上の注意
ここでは、Micro Focus Net Express をインストールする前に知っておく必要のある注意事項を示します。詳細は、次のヘルプトピックを参照してください。
Micro Focus Server をインストールする場合は、 『Micro Focus Server のインストール上の注意』を参照してください。
複数のユーザのいるサイトにインストールする場合は、ヘルプトピックの『システム管理』も参照してください。
インストールの後は、この Readme にメインヘルプからアクセスできます。
インストールプログラム
- このマシンに Enterprise Server なしで Net Express を以前にインストールしている場合は、Net Express 5.1 を Enterprise Server オプションとともに、または Enterprise Server を単独でインストールする前に CCITCP2 が動作していないことを確かめる必要があります。CCITCP2 が Windows サービスとして動作している場合は、CCITCP2 を停止してから、ccitcp2 -u コマンド行オプションを使用してサービスとしてアンインストールする必要があります。Enterprise Server オプションでは、CCITCP2 を Directory Server を呼び出す起動プログラムと置き換えます。この起動プログラムは CCITCP2 を完全に置き換えるものであり、完全に下位互換性があります。Enterprise Server は Directory Server を Windows サービスとして自動的にインストールおよび開始し、これにより Enterprise Server Administration が利用可能になります。
- Micro Focus Server と Micro Focus Net Express は、同じマシン上に共存できません。
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CD を挿入すると、自動的にインストールプログラムが開始されます。数秒経過してもインストールウィンドウが表示されないときは、次のようにしてインストールプログラムを実行してください。
x:¥setup.exe
x は、使用している CD-ROM のドライブです。
- オプションまたはサブオプションをインストールしない場合は、後で [コントロール パネル]、[プログラムの追加と削除] を使用し、「Micro Focus Net Express」を選択、[変更] をクリックして、オプションをインストールできます。
- 自動インストールは、Readme ヘルプの『システム管理』を参照してください。
Windows NT、Windows 2000、Windows Server 2003、または Windows XP Professional
- Windows NT、Windows 2000、Windows Server 2003、または Windows XP Professional 上にインストールする場合には、ログインは HKEY_LOCAL_MACHINE、HKEY_CLASSES_ROOT、および HKEY_CURRENT_USER の下のレジストリ構造への書き込みアクセス権を持つユーザ ID で行う必要があります。これによって、インストールソフトウェアにより、Net Express を実行するための環境が設定されます。
- Windows NT、Windows 2000、Windows Server 2003、または Windows XP Professional 上でアンインストールするには、インストールしたときと同じユーザ ID でログインする必要があります。
Microsoft Terminal Server
- Net Express は Microsoft Terminal Server ととともに使用できます。Net Express が単一のマシンで実行されていても、Net Express にアクセスする各ユーザには、個別のエンドユーザライセンスが必要であることに注意してください。詳細は、『MICRO FOCUSエンドユーザ ソフトウェア使用許諾契約書』を参照してください。
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Microsoft Terminal Server は、シングルユーザ製品のインスタンスを複数実行するための環境です。シングルユーザ製品をマルチユーザ製品として実行するためのプラットフォームではありません。
Net Express をターミナルサーバにインストールする方法は、次のとおりです。
- システム管理者権限があるユーザ ID で物理的なターミナルサーバにログインします。
- [スタート > 設定 > コントロール パネル > プログラムの追加と削除] を選択します。
- [プログラムの追加] をクリックします。
- インストールイメージを参照して、Net Express の setup.exe を選択します。
- スタンドアローンマシンにインストールするのと同じように通常の設定手順を実行します。
- インストールの終了後に、[次へ] と [終了] をクリックします。インストールモードで製品を実行しないでください。
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Microsoft Terminal Server をインストールする場合は、各ユーザに一意のポートアドレスを割り当てる必要があります。各ユーザが初めて Net Express にログインし、ターミナルサーバを起動するときに、次の操作を実行する必要があります。
- [オプション > プロジェクト > Webサーバーのポートアドレス] を選択します。
- 割り当てられたポートアドレスを入力します。
この操作は、Web サーバのデフォルトポートアドレスが 80 であるために必要です。このデフォルトポートアドレスが最初のユーザに割り当てられた後に、次のユーザが Web サーバを起動しようとすると、ソフトウェアにより、このポートが使用中であることが認識され、別のユーザの試行が拒否されます。このため、各ユーザには、独自のポートアドレスが必要です。
上記の操作は、ユーザが Net Express に初めてログインするときにのみ必要です。
Web ブラウザのオフライン化
- Web ブラウザをオフラインで使用するには、Windows NT、Windows 2000、または Windows XP のダイアルアップネットワーク機能をインストールする必要があります。この機能をインストールしていないと、「localhost」または同等の数値 (127.0.0.1) が見つからないという TCP/IP エラーが発生する場合があります。
アンインストール
- Net Express をアンインストールする場合は、ハードディスクから単純にそのファイルを削除できません。[コントロール パネル > プログラムの追加と削除] を使用してアンインストールします。
Net Express ディレクトリが削除されない場合は、Windows エクスプローラを使用して、Net Express ディレクトリおよびそのディレクトリにある残りのファイルやサブディレクトリを削除します。削除する前に、必要なファイルが対象のディレクトリに含まれていないことを確認してください。
- Windows 2000, XP, 2003 上でアンインストールするときには、「プログラムの追加と削除」ユーティリティで、Net Express のサイズが誤って報告される場合があります。
修復
- 製品ファイル、レジストリ設定、またはショートカットを誤って削除してしまった場合は、修復を実行することでそれらのファイルを差し替えることができます。修復を行うには、[コントロール パネル > プログラムの追加と削除] を使用して、表示された指示に従います。