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第 3 章 Animator の操作

この章では、Animator で表示される画面と、実行できる各種の操作について説明します。

3.1 Animator 画面

Animator を起動すると、Animator 画面が現れ、プログラムのソースコードが表示されます。このソースコード内では、手続き部の 1 番目の実行文が強調表示されており、その下にカーソルが位置しています。Animator 画面の最下部には、情報行と Animator のメインメニューが表示されます。

図 3-1 は Animator のメインメニューを示しています。



図 3-1 Animator のメインメニュー

Animator のメインメニューには、プログラムの実行方法を制御する一連の機能群が表示されます。これらの機能の詳細については、この章で後述します。

文を実行する機能を使用すると、カーソルと強調表示が実行経路に従って移動します。その結果、カーソルと強調表示は常に、次に実行される文に位置することになります。ただし、次に実行される文を強調表示したまま、ソース内の任意の箇所にカーソルを移動することも可能です。強調表示されている文、すなわち次に実行される文 (または実行中の文) は「現在の文」と呼ばれます。

3.1.1 情報行

情報行には、デバッグしているプログラムの名前のほか、そのプログラム内で入り子になっている PERFORM 文の現在の階層 (上図では Level=01) と、選択しているアニメート速度が表示されます。これらの情報の右側に表示されるインジケータ群 (Ins、Caps、Num、Scroll) は、それぞれ InsertCaps LockNum Lock、および Scroll Lock が有効になると強調表示されます。

3.1.2 アニメート中のカーソルおよび表示箇所の移動

表示されているソースコード内では、さまざまなキーを使用してカーソルを移動できます。コードの表示箇所を移動するキーもあります。

カーソルや表示箇所を移動するときに使用できるキーを次に一覧します。使用しているマシンによっては、一部のキーの名前が異なる場合があります。実際のキーの割り当てについては、『Utilities Handbook』 の付録、『UNIX Key Usage Chart』 を参照してください。

キー名 機能 デフォルトのキー割り当て
cursor-left カーソルを 1 字分、左に移動する。 左矢印キー
cursor-right カーソルを 1 字分、右に移動する。 右矢印キー
cursor-up カーソルを 1 行上の同じ位置に移動する。(Scroll Lock が有効な場合には、表示内容を 1 行下に移動する。) 上矢印キー
cursor-down カーソルを 1 行下の同じ位置に移動する。(Scroll Lock が有効な場合には、表示内容を 1 行上に移動する。) 下矢印キー
Tab カーソルの次のタブ位置に移動する。タブは、1〜76列目の間で 4 字ごとに設定。 Tab
Backtab カーソルを直前のタブ位置に移動する。 Backtab
Enter カーソルを次の行の先頭に移動する。(Scroll Lock が有効な場合には、表示内容を 1 行上に移動する。) Enter
Home カーソルを現在行の先頭に移動する。Home を続けて 2 回押すと、カーソルは画面の先頭行の 1 字目に移動する。続けて 3 回押すとファイルの先頭に移動する。 Home
End カーソルを現在行の末尾に移動する。End を続けて 2 回押すと、カーソルは画面の最下部に移動する。続けて 3 回押すと、ファイルの末尾に移動する。 End
Page-Up 現在の表示内容の 1 ページ前のプログラムテキストを表示する。 KEY_PPAGE または Ctrl+U
Page-Down 現在の表示内容の 1 ページ後のプログラムテキストを表示する。 KEY_NPAGE または Ctrl+D
Top-of-text プログラムの先頭に移動する。 Ctrl+T
Bottom-of-text プログラムの末尾に移動する。 Ctrl+V
Up-10-screens 10 ページ分 (画面の行数 x 10) 上に移動する。 KEY_SR または Ctrl+B
Down-10-screens 10 ページ分 (画面の行数 x 10) 下に移動する。 KEY_SF または Ctrl+F
F1F10 該当するファンクションキー (1〜10) に割り当てられた機能 KEY_F(0 〜 10)
Escape エスケープ Esc

3.1.3 メニューへのテキスト入力

Animator のメニューには、テキスト入力を必要とする項目が含まれています。そのようなメニュー項目を選択すると、前回の入力内容が常にフィールドに表示されます。この既存値は F2=clear で消去できます。F2キーを押すと、現在のカーソル位置からフィールド末尾までのテキストが消去されます。テキストを入力、または編集するときは、左矢印キーと右矢印キーのほか、HomeEndBackspace の各キーを通常どおりに使用できます。Ins キーを使用して、挿入モードと上書きモードを切り替えることもできます。

フィールドにテキストを入力した後、Enter キーを押すと入力内容が確定します。入力した内容を取り消すには Esc キーを押します。入力の確定またはキャンセル後に、上位のメニューに戻る場合もあります。

選択フィールドが表示された場合は、上下の矢印キーを使用してリスト内を移動できます。選択する項目に移動して Enter キーを押すと、その項目が選択されます。選択した項目がフィールドに入力される場合もあります。

3.1.4 Animator ウィンドウの使用方法

Animator の実行中には、各種の情報がウィンドウ内に表示されます。これらのウィンドウは必要に応じて操作できます。

COBOL ソースコードの前面には、監視対象のデータ項目の内容を示すウィンドウが表示されます。データ項目の内容を画面全体に表示したり、ソースコードの表示域をデータ項目ウィンドウで覆うことも可能です。監視対象のデータ項目は、簡単なキー操作で画面から隠すことができます。隠したデータ項目は、値が変更されると自動的に再表示されます。

3.1.4.1 データの表示

1 つのウィンドウで一度に表示できる COBOL 形式の文字数は 200 字までです。この長さを超えるデータ項目の値は、ウィンドウをスクロールすれば確認できます。同じデータ項目のウィンドウを複数開き、200 字を超える値を一度に確認することも可能です。監視対象のデータ項目は 16 進数形式でも表示できます。この場合、表示可能なバイト数は 128 バイトまでです。


: 数値は等価の編集 PICTURE 文字列として表示されます。


監視ウィンドウ内では、変更可能なデータ項目の内容が反転表示されます。これらのデータ項目の内容は、各種のキー操作を使って効率的に編集できます。キー操作の詳細については、次の『照会したデータ項目を更新するためのキー操作』 を参照してください。

3.1.4.2 照会したデータ項目を更新するためのキー操作

データ項目の内容を編集するときに役立つキーとその組み合わせを次に示します。使用しているマシンによっては、一部のキーの名前が異なる場合があります。実際のキーの割り当てについては、『Utilities Handbook』 の付録、『UNIX Key Usage Chart』 を参照してください。

キー名 機能 デフォルトのキー割り当て
Home カーソルをウィンドウの先頭位置に移動する。 Home
Top-of-Text データ項目の値の先頭にカーソルを移動する。データ項目の値の先頭部分以外を表示している場合は、ウィンドウの表示内容が移動する。 Ctrl+T
End カーソルをウィンドウ末尾に移動する。 End
Bottom-of-Text データ項目の値の末尾にカーソルを移動する。データ項目の値の末尾部分以外を表示している場合は、ウィンドウの表示内容が移動する。 Ctrl+V
cursor-up カーソルを 1 行上の同じ位置に移動する。カーソルがウィンドウの 1 行目に位置している場合は、1 ページ前のデータ項目の内容が表示される。 上矢印キー
cursor-down カーソルを 1 行下の同じ位置に移動する。カーソルがウィンドウ末尾の行に位置している場合は、1 ページ後のデータ項目の内容が表示される。 下矢印キー
cursor-left カーソルを 1 字分、左に移動する。カーソルがウィンドウの左端に位置している場合は、表示内容が 1 字分、右に移動する。 左矢印キー
cursor-right カーソルを 1 字分、右に移動する。カーソルがウィンドウの右端に位置している場合は、表示内容が 1 字分、左に移動する。 右矢印キー
F2 データ項目の内容を消去する。 KEY_F2
Ins 挿入モードと上書きモードを切り替える。挿入モードに切り替えると、情報行の Ins が強調表示され、カーソルの形状が変化する。 Ins
Del 現在のカーソル位置の文字を削除する。挿入モードでは、カーソル以降のすべての文字が 1 字分、左に移動する。 Del
Backspace カーソルの直前に位置する文字を削除する。挿入モードでは、カーソル以降のすべての文字が 1 字分、左に移動する。 Backspace

3.2 メニュー

Animator のメニューは、使用頻度の高い機能を速やかに使用できるように構成されています。

Animator の各メニューで F1=help を使用すればヘルプメニューを表示できます。F1 キーを押すと、ヘルプを呼び出したオプションのヘルプ画面が表示されます。

この項では、Animator の各メニューを名前のアルファベット順に説明しています。メニュー名は情報行の左側に表示されます。

3.2.1 Animator メインメニュー

Animator メインメニューは、Animator の起動直後に表示されます (ただし、ZOOM Animator 指令を指定した場合には、メインメニューを表示せずにプログラムが直接実行されます。)

メインメニュー (図 3-1 参照) では、機能を直接実行できるほか、サブメニューに移動することもできます。機能を直接実行する場合は、キーを一度押すだけでプログラムを実行したり、プログラムテキストの表示箇所を移動することが可能です。

サブメニューや機能を選択するには、該当する機能キーまたは強調表示されているキーを押します。

3.2.2 Breakpoints メニュー

Animator メインメニューで B キーを押すと、次に示す Breakpoints メニューが表示されます。



図 3-2 Breakpoints メニュー

プログラム内に区切り点を設定すれば、Go モードや Zoom モードの使用時にプログラムの実行を停止できます。区切り点は、問題があるコードの位置がある程度絞られている場合に、プログラムを効率的にデバッグする手段として役立ちます。

このメニューには、次の各機能を実行するためのオプションが表示されます。

プログラムの実行が区切り点に達すると、次のメッセージが画面最下部に表示されます。

区切り点に達しました

1 つのプログラムには、最大 100 個の区切り点を設定できます。


: デフォルトでは、プログラムの構文チェックを実行すると、Animator は区切り点の詳細情報を .aif ファイルに保存します。したがって、設定した区切り点は、次に構文チェックを行う場合や、Animator を終了した場合でも失われません。

区切り点の位置は、該当する節や段落の先頭からの相対番地として .aif ファイルに記録されます。したがって、節や段落内の区切り点より前の位置で行の追加や削除を行うと、プログラムの再チェック時に区切り点の位置が変わってしまう可能性があります。


3.2.3 Environment メニュー

Animator メインメニューで E キーを押すと、次に示す Environment メニューが表示されます。



図 3-3 Environment メニュー

Environment メニューでは、プログラムの実行全般に適用されるパラメータを設定できます。たとえば、次のような機能です。

3.2.4 Go メニュー

Animator メインメニューで G キーを押すと、次に示す Go メニューが表示されます。



図 3-4 Go メニュー

Go 機能では、プログラム内の文が 1 つずつ自動的に実行され、プログラムの実行に伴ってソースコードが次々と表示されます。Go モードは Step モードを自動化したもので、Step モードの場合のように文の実行前にキーを押す必要はありません。

Go モードでのプログラムの実行速度は、0〜9 のキーを押して調整できます。0 キーを押すと、実行速度は最も遅くなります。Animator メインメニューからも、Go 機能を選択する前に 0〜9 のキーを押して実行速度を設定できます。現在の実行速度は情報行に表示されます。デフォルトの実行速度は 5 です。

3.2.5 Locate-declaration メニュー

Animator メインメニューで L キーを押すと、次に示す Locate-declaration メニューが表示されます。



図 3-5 Locate-declaration メニュー

Locate-declaration 機能では、データ項目やファイル名、または手続きが宣言されている箇所をソースコード内で検索できます。

宣言を検索する項目を指定するには、カーソルを任意の項目上に移動するか、キーボードから項目の名前を入力します。表示されているプログラムテキストや監視ウィンドウ内でカーソルを移動するには、カーソル制御キーを使用します。データ項目とファイル名は、監視ウィンドウから、またはプログラムテキスト内の名前から検索できます。手続き名はプログラムテキスト内の名前から検索します。

3.2.6 Perform-level メニュー

Animator メインメニューで P キーを押すと、次に示す Perform-level メニューが表示されます。



図 3-6 Perform-level メニュー

Perform-level メニューでは、実行済みの段落やインラインの PERFORM 文、および呼び出された副プログラムを Zoom モードで実行できます。この機能は、特定の PERFORM 範囲や副プログラムにバグが含まれていないことが確実な場合に、プログラムのバグチェックを効率化する手段として有効です。

Perform-level メニューで実行できる機能は次のとおりです。

PERFORM の入れ子は、最大 254 レベルまでアニメートできます。このレベルを超えるプログラムは、Zoom モードを指定しても Step モードでアニメートされます。

3.2.7 Query メニュー

Animator メインメニューで Q キーを押すと、次に示す Query メニューが表示されます。



図 3-7 Query メニュー

Query メニューの機能は、データ項目の内容を表示して変更するときに使用します。Query メニューとそのサブメニューでは、データ項目の照会、データ値のリストを含むファイルの作成、およびデータ項目の監視を行えます。

データ項目の照会に成功すると、Query Data-name メニューが表示されます。照会したデータ項目の名前が情報行に表示され、そのデータ項目の値がウィンドウ内または画面最下部に示されます。



3.2.7.1 1 Query Data-name メニュー

照会するデータ項目を選択すると、次に示す Query Data-name メニューが表示されます。選択したデータ項目の名前が表示され、その値がウィンドウ内に示されます。



図 3-8 Query Data-name メニュー

このメニューには、照会したデータ項目の内容を表示するための機能があります。データ項目の内容が 200 バイトを超える場合には、最初の 200 バイトのみが表示されます。また、データ項目は、16 進数形式と ASCII テキスト形式で同時に表示することができます。データ項目の内容を消去したり、変更を加えることも可能です。

Query Data-name メニューは、実際には ASCII テキスト用のメニューと 16 進数用のメニューから構成されます。この 2 つのメニューはキーで切り替えて使用します。

照会するデータ項目を選択すると、まず ASCII テキスト用のメニューが表示されます。ここで F3=hex キーを押すと、16 進数用のメニューに切り替わります。16 進数用のメニューでは、F3=hex の代わりに F3=ext が表示されています。このキーを押すと ASCII テキスト用のメニューに戻ります。

16 進数用のメニューでは、照会したデータ項目の内容が表示域の左側に 16 進数形式で表示され、対応する ASCII 形式の値が右側に表示されます。

3.2.8 Reset-execution メニュー

Animator メインメニューで R キーを押すと、次に示す Reset-execution メニューが表示されます。



図 3-9 Reset-execution メニュー

Reset-execution メニューでは、現在の文 (次に実行される文) を移動することによってプログラムの実行順序を変更できます。具体的には次の文のスキップのほか、現在のカーソル位置や次の (上位の) PERFORM レベル、またはプログラムの先頭に実行位置をリセットすることができます。リセットを実行しても、データの値は変更されません。

3.2.9 Text メニュー

Animator メインメニューで T キーを押すと、次に示す Text メニューが表示されます。



図 3-10 Text メニュー

Text メニューでは、画面の分割、結合、および再表示を実行できます。

3.3 Animator の機能

Animator では、各種の機能をメニューから実行します。メニュー上では、一部の機能が略語で表示されることもありますが、以下の説明では正式な機能名を使用しています。

次の項では、Animator で使用できるすべての機能を一覧します。この一覧に続いて、それぞれの機能について詳しく説明します。

3.3.1 機能一覧

次の表は、Animator で使用できる各機能を、その実行に使用するキーとともにアルファベット順で一覧しています。いずれかの機能を実行するには、表中の順序に従ってキーを押します。たとえば、Set Breakpoint 機能を実行するには、Animator メインメニューで B (Breakpoints) キーを押し、続いて S (Set Breakpoint) キーを押します。

使用しているマシンによっては、一部のキーの名前が一致しない場合があります。実際のキーの割り当てについては、『Utilities Handbook』 の付録、『UNIX Key Usage Chart』 を参照してください。

表中のキーは、データ名をキーボードから入力せず、カーソルを使用して指定することを前提としています。したがって、たとえば、C キーは、カーソルを使用してデータ名を選択することを示します。カーソルを使用しない場合は、C キーの代わりに E (Enter name) キーを押し、データ項目名を入力します。

機能
使用するキー
機能
使用するキー

0 〜 9

0-9

Next Reset

RN

Align

F3

On Count Breakpoint

BO

Alter Path

特になし

Organize Monitors

QO

Alternate

Alt

Perform-level

P

Breakpoints

B

Perform-view

PV

Cancel All Breakpoints

BC

Query

Q

Cancel Program Break

EPC

Query Data-name

QC

Clear

いくつかのキーで可能

Quit-perform

RQ

Child Data

QCF8

Refresh

TR

Parent Data

QCF7

Reset-execution

R

Cursor-name Locate

LC

Same Level

QCF9

Cursor-name Query

QC (またはダブルクリック)

Scroll Up/Down
(連続)

Ctrl + F9/F10

Cursor-position Reset

RC

Scroll Up/Down
(行単位)

Ctrl + <左矢印>/<右矢印>

Detach from application

Esc → D

Select Program Break

EPS

Do

D

Set Breakpoint

BS

Do At Breakpoint

BD

Split Text

TS

Down Table

QCF6

Start

RS

Enter

Enter

Step

S

Enter-name Locate

LE

Step Perform

PS

Enter-name Query

QE

Text

T/QCT

Environment

E

This Program Break

EPT

Escape

Esc

Thread-local Breakpoint

BT

Examine Breakpoints

BE

Un-set Breakpoint

BU

Exchange

F4

Up Table

QCF5

Exit Perform

PE

View

F2

Find String

F

View Programs

EV

Go

G

View Threads

V

Hex

QCF3

Where

F5

Hex/ASCII

QCF10

Word left

F9

Hide Monitors

QH

Word right

F10

If Breakpoint

BI

Zoom

Z

Join Text

TJ

Zoom Breakpoint

BZ

Look-up

F6

Monitor

QCF4

Monitor-off

QM

3.3.2 各機能の説明

この項では、Animator で使用できる各機能について説明します。


0 〜 9

Go モードでのプログラムの実行速度を変更します。実行速度は、0 が最も遅く、9 が最も速くなります。


Align

プログラムテキストの表示位置を調整します。カーソル位置の行が、画面の 3 行目になるように表示内容が更新されます。


Alter Path

最初に指定したパスとは異なるディレクトリをファイルの検索先として指定します。有効な任意のパスを入力できますが、末尾には必ずディレクトリの区切り文字 (/) を付ける必要があります。

この機能は適宜利用できます。実行するためのキーは特に決まっていません。


Breakpoints

Breakpoints メニューを表示します。Breakpoints メニューについては、『メニュー』 で説明しています。同メニューで利用できる機能については、『Cancel All Breakpoints』『Do At Breakpoint』『Examine Breakpoints』『If Breakpoint』『On Count Breakpoint』『Set Breakpoint』 および 『Un-set Breakpoint』 を参照してください。


Cancel All Breakpoints

アクティブな区切り点をすべてリセットします。


Cancel Program Break

現在設定されているプログラムブレークをキャンセルします。プログラムブレークとは区切り点の一種で、指定したプログラムに実行が達した時点で有効化されます。『Select Program Break』 も参照してください。


Clear

現在の入力フィールドをクリアします。


Child Data

照会している項目の直下レベルの内容を表示します。この機能は、集合項目を照介しているときに利用できます。


Parent Data

選択した項目が属するデータ項目の内容を表示します。この機能は、集合項目のメンバを照会しているときに利用できます。


Cursor-name Locate

データ項目やファイル名、または手続きが宣言されている箇所をソースコード内で検索します。

プログラムテキストや構造ダイアグラム、または監視ウィンドウ内でカーソルを項目上に移動するには、カーソル制御キーを使用します。データ項目とファイル名は、監視ウィンドウから、またはプログラムテキスト内の名前から検索できます。手続き名はプログラムテキスト内の名前から検索します。


Cursor-name Query

現在のカーソル位置のデータ項目の内容を表示します。項目の値の変更や監視など、他の機能を利用することもできます。照会したデータ項目の値を変更するには、キーボードから新しい値を入力して既存値を置き換えます。データ項目の値が動的なストリームの場合には、Do 機能を使用して更新します。

カーソルを置く位置やマウスで選択する位置は、データ項目上またはデータ項目のウィンドウ内の任意の場所で可能です。データ項目を選択せずに値の照会を試みると、次のメッセージが画面最下部に表示されます。

データ項目ではない

データ項目の照会に成功すると、Query Data-name メニューが表示されます。照会したデータ項目の名前が情報行に表示され、そのデータ項目の値が画面最下部に示されます。


Cursor-position Reset

プログラムの実行順序を変更する機能です。カーソル位置の文が現在の文になり、その文から実行が継続されます。この機能を実行しても、データの値は変更されません。


Detach from application

可能な場合に、デバッグしているプログラムを実行したまま Animator のみを終了する機能です。たとえば、NSAPI アプリケーションをデバッグしている場合には、Animator を終了する際に Web サーバを終了させないようにこの機能を使用する必要があります。


Do

COBOL 文を入力してただちに実行させる機能です。このコマンドを使用すれば、プログラムの実行中に任意の文を挿入できます。挿入した文は、プログラムのコード自体には追加されません。プログラムのコードに文を追加するには、ソースコードにテキストエディタで文を追加し、再コンパイルする必要があります。この機能の代わりに、任意の文を特定の区切り点で実行されるように指定することも可能です。その場合には、指定した文はファイルに書き込まれます。

71 文字を超える COBOL 文を挿入することはできません。

無効な COBOL 文の挿入を試みると、エラーメッセージが表示されます。


: Do コマンドでは大部分の COBOL 文を使用できますが、複雑な文は Animator でサポートされない場合があります。この場合は、適切なエラーメッセージが生成されます。



Do At Breakpoint

現在の行と共に実行する有効な COBOL 文の入力を促します。プログラム実行は中断されません。COBOL 文を指定した区切り点を含む行は強調表示されます。

Animator は Do 機能で設定された区切り点を検出すると、その区切り点を含む文を実行する前に、指定されている COBOL 文をただちに実行します。Zoom モードや Go モードでは実行は中断されません。Step モードでは、その区切り点を含む文に制御が進んだときに Do 文が実行されます。Do 文が実行されると、その旨を示すメッセージが画面最下部に表示されます。Do 文は再入力せずに繰り返し実行できます。

無効な COBOL 文を入力すると、エラーメッセージが生成されます。

Animator の終了時には、この機能で設定した各 Do 文が progname.edo ファイルとして、プログラムのソースファイルと同じディレクトリに保存されます (progname はプログラム本体のソースファイルの名前)。この .edo ファイルの内容は、プログラムのソースファイルに貼り付けることができます。 .edo ファイルの内容を貼り付けるには、COBOL Editor の [Command File] メニューにある [F4=load-DO-statement-file] オプションを使用します。


: Do コマンドでは大部分の COBOL 文を使用できますが、複雑な文は Animator でサポートされない場合があります。この場合は、適切なエラーメッセージが生成されます。



Down-table

次の表記述項の内容を表示します。表の添字として使用されている変数の表示値 (データ名と共に表示される) は現在の値を示しており、この機能の実行に伴って変更されます。この照会機能は、表データ項目を照会している場合にのみ有効です。


Enter

選択やキーボード入力を確定します。確定後に上位メニューに戻る場合もあります。[Escape] と [Enter] の両方が使用できる場合は、前者を選択すると入力内容が破棄されて終了しますが、[Enter] を選択すると、更新されて終了します。


Enter-name Locate

この機能を実行すると、ソースコード内で検索する項目の名前を入力するメニューが表示されます。項目名を入力すると、その項目の種類に応じてカーソルが次のいずれかの位置に移動します。

入れ子プログラムでは、この機能は検索する項目が定義されている部分で使用する必要があります。


Enter-name Query

照会するデータ項目名の入力を促します。データ項目名は、大文字と小文字のどちらで入力することもできます。データ項目の照会が成功すると、 Query Data-name メニューが表示されます。照会したデータ項目の名前が情報行に表示され、その項目の値がウィンドウ内または画面最下部に示されます。照会したデータ項目の値は、キーボードから任意の値を入力するだけで変更できます。入力した値によって既存値が置き換えられます。

入れ子プログラムでは、この機能は照会する項目が定義されている部分で使用する必要があります。


Environment

Environment メニューを表示します。Environment メニューについては、『メニュー』 で説明しています。同メニューで利用できる機能については、『This Program Break』『Select Program Break』、および『Cancel Program Break』 を参照してください。


Escape

上位メニューに戻ります。最上位のメニューで実行すると、Animator を終了します。[Escape] と [Enter] の両方が使用できる場合は、後者を選択すると、更新して終了しますが、[Escape] を選択すると入力内容が破棄されて終了します。


Examine Breakpoints

区切り点をチェックするための機能です。この機能を実行するたびに、次の区切り点が設定されている COBOL 文にカーソルが移動します。最後の区切り点に到達した後で実行すると、最初の区切り点に移動します。

さらに、Breakpoint メニューがアクティブな場合は、区切り点を含む文にカーソルを移動するたびに画面最下部の行にメッセージが表示されます。


Exchange

分割画面モードで、カーソルが位置する画面 (実行画面) を切り替えます。画面は Split Text 機能で 2 つに分割できます。


Exit Perform

現在の文を含む PERFORM 範囲内の未実行コードを実行します。対象の PERFORM 範囲の最後の文を実行した後に、プログラムの実行は停止します。

この機能は、現在の文が PERFORM 範囲に含まれる場合にのみ有効です。現在の文が PERFORM の範囲外 (PERFORM LEVEL が 01 の位置) で、しかも副プログラム内に位置している場合は、この機能を実行すると副プログラムの終了を確認するメッセージが表示されます。このメッセージに対して Yes を選択すると、副プログラムが Zoom モードで実行され、呼び出し側プログラムに制御が戻る位置で停止します。実行中のプログラムが副プログラムでない場合には、PERFORM LEVEL が 01 であることを示すエラーメッセージが表示されます。


Find String

指定した文字列がプログラムファイル内で次に使用されている箇所を検索します。デフォルトでは、プログラムの全ファイル (主プログラムとコピーファイル) が検索されますが、主プログラムのみを検索することも可能です。検索が完了すると、見つかった文字列の先頭にカーソルが移動します。

検索できる文字列の長さは 32 字までです。大文字と小文字は区別されるため、コード内に記述されている通りに指定する必要があります。

検索文字列の末尾に空白文字を付けるには、文字列と空白文字に続いてシャープ記号 (#) を入力します。検索範囲を主プログラムのみに限定するには、検索文字列の末尾にシャープ記号を付け、さらに M を入力します。M は、主プログラムのファイルのみを検索するように Animator に指示します。

この機能を 1 つのセッションで繰り返し使用する場合は、2 回目以降の検索時に前回の検索文字列がフィールドに表示されます。この文字列は Clear 機能で消去できますが、そのまま Enter キーを押して同じ文字列を再検索することも可能です。

この機能では、常に現在のカーソル位置以降が検索されます。カーソル位置より前の文字列を検索することはできません。


Go

プログラム内を文を 1 つずつ自動的に実行する機能です。プログラムの実行に伴ってソースコードが次々と表示されます。Go モードは Step モードを自動化したもので、Step モードの場合のように文の実行前にキーを押す必要はありません。

Go モードでのプログラムの実行速度は、0〜9 のキーを押して調整できます。0 の実行速度が最も遅くなります。Animator のメインメニューで 0〜9 のキーを押し、Go 機能を選択せずに実行速度を変更することも可能です。現在の実行速度は情報行で確認できます。デフォルトの実行速度は 5 です。

Go モードを終了して Animator のメインメニューに戻るには、Escape キーを押します。

Go モードから Zoom モードに切り替えるには、Z キーを押します。Zoom モードに入るとアニメート処理が無効になり、プログラムは最高速度で実行されます。Zoom モードを抜けるには、Break キーの組み合わせを使用します。


Hex

照会したデータ項目の表示を 16 進数形式に切り替えます。表示形式への切り替えと共にメニューも変更されます。表示されているデータは ASCII 形式、16 進数形式のどちらでも上書きできます。


Hex/ASCII

16 進数形式と ASCII 形式のデータ表示の間でカーソル位置を切り替えます。この機能は、照会したデータ項目を 16 進数形式で表示しているときに利用できます。表示されているデータは、 ASCII 形式と 16 進数形式のどちらかで上書きできます。


Hide Monitors

すべての監視ウィンドウを非表示にします。非表示にした監視ウィンドウは、データ項目の値が変更されるか、Refresh 機能を実行すると再度画面に表示されます。


If Breakpoint

条件付き区切り点を設定する機能です。条件付き区切り点とは、プログラムの実行が区切り点に達したときに、指定された条件が満たされる場合にのみ有効になる区切り点のことです。この区切り点を設定した行は強調表示されます。

サブメニューで、区切り点に指定する条件を COBOL 形式で入力します。有効な文を入力して Enter キーを押すと、現在のカーソル位置に条件付き区切り点が設定されます。この区切り点では、指定した条件が満たされる場合にのみ実行が停止します。

指定した条件が満たされていない場合は、Animator が区切り点を無視してプログラムの実行を継続します。区切り点には COBOL 構文として有効なさまざまな条件を指定できます。複数の条件を組み合わせることも可能です。なお、すでに通常の区切り点を設定している文には条件区切り点は設定できません。その逆も同様です。


Join Text

Split Text 機能による画面分割を解除し、ソースコードを単独画面に表示します。Join Text 機能の使用後に画面を更新するには、Refresh Text 機能を使用します。


Look-up

ソースコードの表示位置を調整する機能の 1 つです。行番号の入力が求められ、指定した番号の行が画面の 3 行目になるように表示内容が更新されます。この機能を使用すれば、画面をスクロールせずに任意の行に簡単に移動できます。


Monitor

照会した任意のデータ項目を監視し、プログラム実行に伴う値の変化を表示します。

『Monitor-off』 および 『Hide Monitors』 も参照してください。


Monitor-off

照会したデータ項目の監視を無効化します。『Hide Monitors』 も参照してください。


Next Reset

コードを実行しないで、次の文を現在の文にします。この機能を実行しても、データ項目の値は変更されません。


On Count Breakpoint

定期区切り点を設定する機能です。定期区切り点とは、指定した文が特定の回数だけ実行されると有効化される区切り点のことです。たとえば、有効化頻度 3 の区切り点を設定して Zoom モードでプログラムを実行すると、その区切り点が 3 回検出されるたびにプログラムが停止します。定期区切り点を設定した行は強調表示されます。

区切り点の有効化頻度は 2〜255 の範囲内で指定します。有効化頻度を入力すると、通常の Breakpoint メニューが表示され、区切り点を設定したり、Do 機能を使用する区切り点を指定できます。指定した有効化頻度は情報行に表示されます。


Organize Monitors

画面上の監視ウィンドウをデフォルトの位置に戻します。


Perform-level

Perform-level メニューを表示します。Perform-level メニューについては、『メニュー』 で説明しています。同メニューで利用できる機能については、『Step Perform』 および 『Exit Perform』 を参照してください。


Perform-view

CALL や PERFORM のスタックを表示し、異なるレベルにコンテキストを切り替えます。


Query

Query メニューを表示します。Query メニューについては、『メニュー』 で説明しています。同メニューで利用できる機能については、『Cursor-name Query』『Enter-name Query』『Monitor-off』『Hide Monitors』、および『Organize Monitors』 を参照してください。


Query Data-name

Query Data-name メニューを表示します。Query Data-name メニューについては、『メニュー』 で説明しています。同メニューで利用できる機能については、『Child Data』『Parent Data』『Down-table』『Hex』、および『Hex/ASCII』 を参照してください。


Quit-perform

現在の PERFORM 範囲からただちに抜けます。PERFORM 範囲の残りの文は実行されず、該当する PERFORM 文の直後に位置する実行可能な文が現在の文になります。この機能が実行できるのは、PERFORM 範囲内のみです。

この機能を実行しても、データの値は変更されません。


Refresh

ソースコードと監視対象の変数の表示を最新にします。


Reset-execution

Reset-execution メニューを表示します。Reset-execution メニューについては、『メニュー』 で説明しています。同メニューで利用できる機能については、『Start』『Next Reset』『Quit-perform』、および『Cursor-position Reset』 を参照してください。


Same Level

照会したデータ項目と同じレベルを持つ次のデータ項目の内容を表示します。該当するデータ項目の名前が情報行に表示されます。


Scroll Up/Down (連続)

表示テキストをファイルの先頭 (Scroll Up) または末尾 (Scroll Down) に向かって高速スクロールします。どちらの方向に移動する場合も、他のいずれかのキーを押すとスクロールは停止します。


Scroll Up/Down (行単位)(Ctrl+<左矢印>/<右矢印>)

表示テキストを上または下方向に行単位でスクロールします。上にスクロールするには左矢印キー、下にスクロールするには右矢印キーを使用します。


Select Program Break

プログラムブレークとして使用するプログラムの名前の入力を促します。プログラムブレークとは区切り点の一種で、指定したプログラムに実行が達した時点で有効化されます。


Set Breakpoint

現在のカーソル位置に区切り点を設定します。Animator は区切り点を検出すると、その位置の文を実行する前にプログラム実行を停止します。停止位置の区切り点を含む文が現在の文になり、この区切り点を含む行が強調表示されます。

プログラムに設定した区切り点は維持されるため、区切り点を解除せずにアニメート処理を終了すると、次に同じプログラムのアニメート処理を行うときに、前回と同じ区切り点が設定されています。1 つのプログラムには、最大 100 個の区切り点を設定できます。

プログラムの実行が区切り点に到達すると、画面最下部に次のメッセージが表示されます。

区切り点に達しました

Split Text

現在のカーソル位置で、画面を上下 2 つに分割する機能です。分割後の各画面に 4 行以上のソースが表示される位置で分割する必要があります。

画面の分割後は、どちらの画面でもプログラムを実行できます。分割した画面間でカーソルを移動するには、Exchange 機能を使用します。

この機能で画面を分割すれば、一方の画面でプログラムを実行しながら、もう一方の画面でデータ宣言や変数を照会することができます。


Start

プログラム内で実行可能な最初の文を現在の文にします。コードの実行は伴いません。

この機能を実行しても、データの値は変更されません。したがって、この機能を使用してプログラムのテストを初期状態からやり直す場合は、プログラム実行を継続する前にすべての変数を初期化する必要があります。


Step

現在の文を実行し、次に実行可能な文にカーソルを移動します。カーソルの移動先の文は強調表示されます。


Step Perform

現在の文が PERFORM 文の場合にはその範囲全体、CALL 文の場合には呼び出される副プログラム全体を Zoom モードで実行します。該当する PERFORM 範囲または副プログラムを抜けると、その直後の文で実行は停止します。


Text

この機能を Query Data-name メニューから実行すると、照会したデータ項目の表示がテキスト形式に切り替わり、メニューの内容も変更されます。表示されているデータは、テキスト形式と 16 進数形式のどちらでも上書きできます。

Animator メインメニューから実行した場合には、Text メニューが表示されます。Text メニューについては、『メニュー』 で説明しています。同メニューで利用できる機能については、『Split Text』『Join Text』、および 『Refresh』 を参照してください。


This Program Break

プログラムブレークを設定します。この機能で設定したプログラムブレークは、指定したプログラムに制御が戻ったときに有効になります。たとえば、現在のプログラムに This Program Break 機能で設定したプログラムブレークは、副プログラムの呼び出しから現在のプログラムに制御が戻ったときに有効になります。


Thread-local Breakpoint

現在のスレッドのみに有効な区切り点を現在のカーソル位置に設定します。その他のスレッドは、この区切り点を含む文を実行しても停止しません。


Un-set Breakpoint

現在のカーソル位置の区切り点を解除します。


Up Table

直前の表記述項の内容を表示します。表の添字として使用されている変数の表示値 (データ名と共に表示される) は現在の値を示しており、この機能の実行に伴って更新されます。この照会機能は、表データ項目を照会している場合のみ有効です。

表の先頭記述項より前の記述項を選択すると、警告音が鳴ります。


View

アニメート中にユーザ画面を表示する機能です。ユーザ画面の内容は、文字を画面出力する文を実行するたびに更新されます。ユーザ画面を表示している状態で、任意のキーを押せばソースコード画面に戻ります。ただし、アニメート処理をクロスセッションで実行している場合には、指定した秒数が経過すると、自動的にソースコード画面に戻ります。

View 機能は、協調型アニメーションの使用時には無効です。


View Threads

アプリケーションの内部で実行されている全スレッドを一覧します。一覧されたスレッドは固定したり、固定を解除できます。コンテキストを他のスレッドに切り替えることも可能です。


View Programs

ロードされている全プログラムを一覧します。他のプログラムにコンテキストを切り替えて、そのプログラムを照会したり、区切り点を設定することも可能です。


Where

カーソルを現在の文の先頭に移動し、その文が画面の 3 行目に表示されるようにプログラムテキストの表示を更新します。


Word Left

ソースコード内の 1 つ前の単語にカーソルを移動します。カーソルがすでに行の先頭の単語に位置している場合は、 1 行上の最後の単語に移動し、必要に応じてソースコードの表示をスクロールします。


Word Right

ソースコード内の次の単語にカーソルを移動します。カーソルがすでに行の最後の単語に位置している場合は、 1 行下の最初の単語に移動し、必要に応じてソースコードの表示をスクロールします。


Zoom

プログラムを最大限の速度で実行します。実行中には、ソースコードを含む Animator 画面の代わりにユーザ画面が表示されます。

Zoom モードを抜けるには Escape キーを押します。ただし、プログラムで拡張 ACCEPT を実行している場合は、Break キーや Esc キーを押すと ACCEPT が終了し、アニメート処理は継続されます。

明示的に抜けない場合に、Zoom モードは STOP RUN 文が検出されるまで継続します。STOP RUN 文が検出されると Animator 画面が表示され、Step モードに戻ります。


Zoom Breakpoint

現在のカーソル位置に一時的な区切り点を設定し、Zoom モードに入ります。この区切り点は、 Animator によって検出されるか、またはその他の理由で実行が中断されると解除されます。


3.4 ランタイムシステムのエラーメッセージ

構文上の問題を含まないプログラムでも、中間コードにコンパイルして実行すると問題が見つかり、ランタイムシステムによってエラーメッセージが生成されることがあります。たとえば、不正なモードでファイルアクセスを試みたり、使用するファイルが壊れている場合などです。生成される可能性がある実行時エラーの詳細については、『エラーメッセージ』 を参照してください。

プログラムのアニメート中に発生した実行時エラーは、画面の最下行に表示されます。Animator による実行時エラーの表示形式については、『エラーメッセージ』 を参照してください。


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