ソフトウェア要件

Eclipse の要件

• セットアップ ファイルによって Visual COBOL および 64 ビット Eclipse 4.6.0 がインストールされます。インストール後、同じマシン上で使用可能な他の Eclipse インストールへのプラグインとして Visual COBOL をインストールできます。サポートされているバージョンは、32 ビットと 64 ビットの Eclipse の両方で 4.4 および 4.5 です。「Eclipse の他のインスタンスへの Visual COBOL のインストール」を参照してください。
• Visual COBOL でデフォルトでサポートされるのは 64 ビットの Eclipse IDE であり、64 ビットの Java がインストールされている必要があります。
• Visual COBOL は 32 ビットと 64 ビットの両方の Eclipse をサポートしています。64 ビットの Eclipse を使用して、32 ビットおよび 64 ビットのアプリケーションを作成できます。

その他のソフトウェア要件

本製品をインストールする前に、コンピューターに次のソフトウェアがインストールされている必要があります。

• unzip ユーティリティは、セットアップ ファイルで必要です。

• pax アーカイブ ユーティリティは、セットアップ ファイルで必要です。pax はほとんどの UNIX/Linux システムに付属していますが、存在しない場合は、別途インストールする必要があります。pax がインストールされていることを確認するには、コマンド ラインで pax --help または pax --version を実行します。
• 必要なライブラリ - 本製品をインストールして正しく動作させるには、32 ビットと 64 ビットのどちらのオペレーティング システムでも、次に示す 32 ビットのライブラリが必要になります。

  64 ビットの OS にインストールする場合、32 ビットのライブラリはデフォルトではインストールされないため、本製品のインストール前にそれらをインストールする必要があります。

  ライブラリ	32 ビットのライブラリの名前	64 ビットのライブラリの名前	プラットフォーム
  			s390	SUSE 11 1	SUSE 12	Red Hat 6.x	Red Hat 7
  glibc	glibc-*.i686	glibc-*.x86_64	glibc-*.s390			X	X
  libgcc	libgcc-*.i686	libgcc-*.x86_64	libgcc-*.s390			X	X
  libstdc++	libstdc++-*.i686	libstdc++-*.x86_64	libstdc++-*.s390			X	X
  glibc-locale	glibc-locale-32bit	glibc-locale-2	N/A		X
  gtk2	N/A	libgtk-2_0-0-2	N/A		X
  gtk2	N/A	gtk2-tools-2	N/A		X
  gtk2	N/A	libXcomposite1-0	N/A		X
  gtk2	N/A	libgdk_pixbuf-2_0-0-2	N/A		X
  gtk2	N/A	gdk-pixbuf-query-loaders-2	N/A		X
  gtk2	N/A	libjasper1-1	N/A		X
  gtk2	N/A	gtk2-*.x86_64	N/A			X	X
  gtk2-x11	N/A	libgthread-2_0-0-2	N/A		X
  libXtst	N/A	libXtst6-1	N/A		X
  libXtst	N/A	libXtst-*.x86_64	N/A			X	X
  glibc-devel	glibc-devel-*.i686	glibc-devel-*.x86_64	N/A			X	X
  PackageKit-gtk	N/A	PackageKit-gtk-module-*.x86_64	N/A			X
  PackageKit-gtk3	N/A	PackageKit-gtk3-module-*.x86_64	N/A				X
  gtk2-engines	N/A	gtk2-engines.*.x86_64	N/A			X
  libcanberra-gtk2	N/A	libcanberra-gtk2-*.x86_64	N/A			X	X
  webkitgtk	N/A	webkitgtk.x86_64	N/A			X
  webkitgtk3	N/A	webkitgtk3.x86_64	N/A				X
  xterm	任意のバージョン	任意のバージョン	任意のバージョン	X	X	X	X
  unzip	任意のバージョン	任意のバージョン	任意のバージョン	X	X	X	X
  libgnome	N/A	libgnome.x86_64	N/A			X	X

  注: ¹ SUSE 11 に Eclipse をインストールするには、SuSe 11 Service Pack 3 以降がインストールされている必要があります。

  * core_on_error ランタイム変数を使用するために必要な追加ライブラリ。gdb パッケージ (GNU Project Debugger 用) は、お使いの OS のインストール メディアからインストールできます。

  ** PL/I のサポートのために SUSE および Red Hat で必要なオペレーティング システム ライブラリ。

  詳細については、Red Hat の Web サイトを参照してください。

• Xterm (X Window System の端末エミュレーター) は、UNIX/Linux ディストリビューションの一部ですが、デフォルトではインストールされません。UNIX/Linux インストール メディアを使用して Xterm をインストールしてください。

• Eclipse IDE を実行するには、Oracle の Java Platform (64 ビット) バージョン 1.8.92 以上が必要です。JVM COBOL コードの実行のため、およびネイティブ COBOL と Java の相互運用性のために、Java 7 および 8 (32 ビット版または 64 ビット版) がサポートされています。Oracle の Java EE は、Oracle 社の Web サイトからダウンロードしてマシンの任意の場所にインストールできます。
  注: Linux では、Visual COBOL for Eclipse 用の RPM インストーラーによって Java の 64 ビット版がインストールされます。インストールの開始時に、Linux マシンに 32 ビット版の Java がすでにインストールされている場合は、Visual COBOL をインストールできない可能性があります。これは Linux 用の Oracle Java インストーラーの既知の問題です。32 ビット版と 64 ビット版の両方の Java を同じマシンにインストールすることはできません。この問題を回避するには、次の操作を行います。

  • .tar 圧縮形式の 64 ビット版 Java ディストリビューションを Oracle Web サイトからダウンロードします。
  • 32 ビット版 Java で使用している場所とは別の場所にディストリビューションを展開します。たとえば、/usr/local/java ではなく、/usr/local/java64 に展開します。
  • JAVA_HOME および LD_LIBRARY_PATH を 64 ビット版 Java に設定し、Visual COBOL のインストールおよび実行に使用するようにします。

インストールを開始する前に、環境を次のように設定する必要があります。

• JAVA_HOME 環境変数を設定する必要があります。製品のインストール時には、この変数を 64 ビット Java インストールに設定してください。そうしないと、インストールが終了します。たとえば、次のコマンドを実行します。

  JAVA_HOME=java_install_dir

  ここで、java_install_dir は JAVA インストール ディレクトリへのパスです (/usr/java/javan.n など)。

• システムの PATH 変数に $JAVA_HOME/bin を追加する必要があります。これを行うには、次のコマンドを実行します。

  export PATH=$JAVA_HOME/bin:$PATH

• ローカライズされたメッセージを取得するように LANG 環境変数を設定する必要があります。LANG 設定は英語および日本語のみです。