コンテナーでのネイティブ COBOL アプリケーションのデバッグおよび実行の概要

コンテナー化されたネイティブ COBOL アプリケーションをデバッグして実行する方法、またはネイティブの COBOL 単体テスト プロジェクトの一部としてデバッグしてテストを実行する方法は、コンテナー化されていないネイティブ COBOL アプリケーションをデバッグして実行する場合とほぼ同じですが、考慮すべき追加または別の手順がいくつかあります。プロセスは次のとおりです。

1. 必要なイメージがあることを確認します。ビルドする場合は Windows 用の Visual COBOL ビルド ツール イメージが必要で、アプリケーションをディプロイ環境で実行する場合は COBOL Server イメージが必要です。

   詳細については、「Visual COBOL ベース イメージのコンテナー デモンストレーションの実行」を参照してください。

2. プロジェクトに Dockerfile を追加します。

   Visual COBOL でテンプレート Dockerfile を自動的に作成できます。また、すでに独自の Dockerfile がある場合はその Dockerfile を使用することもできます。

   詳細については、「ネイティブ COBOL プロジェクトに Dockerfile を追加するには」を参照してください。

3. プロジェクト プロパティのコンテナー固有の詳細が正しいことを確認します。詳細については、「コンテナー用のプロジェクト プロパティの指定」を参照してください。
4. デバッグおよび実行の構成を更新してコンテナー固有の詳細を指定します。

   詳細については、「デバッグ構成および実行構成でのコンテナー情報の指定」を参照してください。

5. 必要なタイプのコンテナーを使用するようにワークスペースが構成されていることを確認します。

   詳細については、「使用するコンテナーのタイプの指定」を参照してください。

6. プロジェクトを実行またはデバッグするか、単体テストを実行します。これを行うための一般的なプロセスは通常使用するプロセスと同じですが、コンテナーの実行場所に応じて追加の手順が必要になります。

   一般的なデバッグ プロセスの詳細については、「COBOL アプリケーションのデバッグ」および「ローカル マシンでの COBOL アプリケーションの実行手順」を参照してください。コンテナー固有のデバッグ情報については、「コンテナーでネイティブ COBOL アプリケーションをデバッグまたは実行するには」、「エンタープライズ サーバー上で実行されているコンテナー化されたネイティブ COBOL アプリケーションをデバッグまたは実行するには」、および「Kubernetes で実行されているコンテナー化されたネイティブ COBOL アプリケーションをデバッグまたは実行するには」を参照してください。

7. プロジェクトのデバッグが完了したら、プロジェクトのディプロイ イメージをビルドします。

   詳細については、「ディプロイ用のイメージを作成するには」を参照してください。