マイクロフォーカス株式会社、
テストの効率化を支援するソフトウェアテストツール
「Silk」3製品の新バージョンをリリース

2018年8月3日

マイクロフォーカス株式会社（本社：東京都港区、代表取締役：田島裕史）は、機能テスト自動化ツール「Silk Test 19.0」、負荷テストツール「Silk Performer 19.0」およびテスト管理ツール「Silk Central 19.0」を本日より販売・出荷開始します。

モバイルデバイスをはじめとする近年のITテクノロジーの急速な進化は、生活やビジネスに大きな変化をもたらしています。ソフトウェアの開発現場においては、爆発的に増加し複雑化するテストの実施と管理が大きな課題になっています。ソフトウェアの品質低下は、サービス提供の遅延やセキュリティ問題など企業のビジネスや信頼性に影響を及ぼすこともあります。開発プロジェクトを成功に導くには、品質を担保するためのテストの計画、管理を効率化し、確実に遂行していくことが重要です。

「Silk Test」「Silk Performer」「Silk Central」の3製品は、最新ITテクノロジーへの迅速な対応と高い操作性で、長年多くの開発プロジェクトのテスト効率化を支援してきました。本日リリースの新バージョン19.0では、下記の機能強化とユーザビリティの向上を実現しました。特にSilk TestはDockerに対応し、新しいテスト環境の迅速な構築および再利用や、継続的インテグレーション（CI）や継続的デリバリー（CD）への機能テストの組み込みが可能になりました。これにより、テストプロセスや配信プロセス全体の更なる効率化を図ることができます。

3製品それぞれの主な新機能は以下のとおりです。

■Silk Test （機能テスト自動化ツール）

自動テストのDocker化
Silk4J にDocker でChrome/Firefoxを使用したWebアプリケーションのテストを自動実行する機能を追加しました。Jenkins、Bamboo、Team City などの CI サーバーから機能テストを自動的にトリガーすることができ、継続的インテグレーション（CI）および継続的デリバリー（CD）プロセスに機能テストを組み込むことができます。Docker化された環境でテストを実行できるようになるため、新しいテスト環境の構築を迅速に、また環境の再配布も容易に行うことができます。
Mac上でのクロスブラウザーテスト
Mac OS 上の Mozilla Firefox 、Google Chrome に対して、Web アプリケーションのテストを記録、再生する機能を追加しました。

■Silk Performer （負荷テストツール）

HTTP/2 による再生
Web プロトコルスクリプトの HTTP/2 による再生機能を追加。HTTP/2 は、WWW で使用される HTTP の大幅な改定版です。HTTP/1.1 から数多くの改良がされており、クライアントとサーバー間の通信が大幅に高速化されています。
Chrome と Firefox を使ったブラウザ駆動型負荷テスト
ブラウザ駆動型負荷テストのスクリプト再生に、Chrome と Firefoxも対応しました。