COBOL資産の“これから”をお考えですか? 「進化とは無縁な世界。今までどおり使い続けるしかない」「DXを進めるならすべて白紙に戻して刷新するしかない」と思っておられるなら、それはどちらも大きな誤解です。COBOLは長い歴史を持ちながらも今なお進化を続けており、事務処理用言語としての類まれな優秀さから今後も使い続けるメリットが十分にあります。さらに、既存の技術と未来の技術を橋渡しする私たちロケットソフトウェアが、みなさまのCOBOL資産モダナイゼーションを全力で支援します。
COBOL資産の中には、使用しているインフラの保守に相応のコストがかかるものがあります。企業や組織によっては、IT予算の7~8割をこれらに割かざるを得ず、新規投資のための原資を確保できないケースもあります。既存資産も価格競争力のある新しい環境にモダナイゼーションすることで、保守費を大幅に下げることが可能です。そこで削減した予算を、今まさに叫ばれているDXのために活用しましょう。
COBOL資産を新しい環境にモダナイゼーションするのは、コストダウンのためだけではありません。モダナイゼーションを行いオープンな環境に移行することにより、既存資産を2倍にも3倍にも有効活用できる体制が整います。たとえばCOBOLのビジネスロジックをJava クラス、.NETクラスへコンパイルして、Javaプログラムや.NETプログラムとシームレスに連携させて動かすことや、同じくCOBOLのビジネスロジックを元にマイクロサービス化し、外部のプログラムからAPI経由で呼び出すことができます。バッチ処理プログラムの一部をマイクロサービス化することにより、リアルタイムにデータ処理を行うことも可能で、収益の拡大に資するDX推進に貢献します。
COBOL資産を取り巻く課題を明らかにするとともに、モダナイゼーションの適切な手法、効率的なステップをご紹介します。
ホワイトペーパー「COBOLシステムのモダナイゼーションはどう進めるべきか?最適な手法とその効果」もあわせてご参照ください。
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ロケットソフトウェアのApplication Modernization and Connectivity製品群(旧マイクロフォーカス製品群、以下AMC)は、COBOL専業メーカーとして英国で1976年に設立、日本でも1984年よりビジネスを展開してきました。私たちは企業や組織のCOBOL資産への投資を守ることを何よりのミッションとしております。なかでも力を入れているのが、既存の技術と未来の技術の間に橋を渡すことです。私たちのソリューションを利用することで、企業や組織はこれまでの投資を保護しながら新しい技術を採り入れてモダナイゼーションを行い、時代にキャッチアップし続けることが可能です。
ロケットソフトウェアのAMCソリューションはまた、その道筋についても明確に示しています。それが「モダナイゼーション成熟度モデル」です。
クラウドファースト時代、モダナイゼーションの最終ゴールはクラウド環境に最適化された資産の構築といえます。それに向けて、まずは既存資産をオープン環境に移行してクラウド対応可能な状態にした後に、コンテナ化などクラウドの技術を個々のプログラムに適用。そして新規案件からはクラウドネイティブな開発へシフトできる体制の構築を実現することができます。
ロケットソフトウェアのAMCソリューションには、大きくCOBOL製品とエンタープライズ製品という2つのモダナイゼーション支援製品群があります。
COBOL製品とは、COBOL資産のモダナイゼーションを支援する製品群です。主要プラットフォームと最新テクノロジーをサポートしており、既存資産を世界的にデファクトスタンダードと認識されているRS-COBOLベースのCOBOL資産に移行できるというだけでなく、Java、.NET、Webサービスなどの最新テクノロジーと連携させ、低コスト低リスクで、ビジネスの変化に迅速に対応するシステム構築が可能です。
一方でエンタープライズ製品とは、IBMメインフレーム・アプリケーション向けの開発・管理機能を提供するもので、メインフレームのクロス開発やリホストを可能にし、モダナイゼーションを支援します。COBOL製品のすべての機能を包含しているのに加えて、PL/Ⅰ、IBMメインフレームのJCL、CICS、IMS互換機能も有しています。製品群で既存資産の棚卸と分析から開発、テスト、ディプロイまでトータルでカバーしていることも大きな特長です。
IBMメインフレーム上にCOBOL やPL/Ⅰの資産をお持ちであるなら、まずはエンタープライズ製品でリプラットフォームした後にモダナイゼーションを、これ以外のCOBOL資産をお持ちなら、COBOL製品でリプラットフォームした後にモダナイゼーションを享受いただけます。