Visual COBOLは、最新版のCOBOL統合開発環境製品です。価値ある既存COBOL資産の最新テクノロジー環境での活用を可能にします。単一のCOBOLソースを多数のプラットフォームに展開することができるため、開発期間の短縮やコスト削減にも貢献します。
開発環境としてVisual StudioやVisual Studio CodeおよびEclipse IDEの利用が可能で、COBOLを熟知した開発者にも COBOLが初めての開発者にも高い生産性をもたらします。Visual COBOL の開発環境/実行環境は、Windows および主要 Linux/UNIX に対応し、Microsoft Azure へのCOBOL アプリケーションのデプロイも可能です。
Visual COBOLには「JVM COBOL」が搭載されており、COBOLアプリケーションをJavaクラスとして動作可能にします。COBOLで記述したユーザーアプリケーションがJavaのバイトコードとしてJava仮想マシンの上で動くため、業界標準のデータセンター運用に準拠したアプリケーション展開を実現します。
加えて、コンテナ型の仮想環境である Docker と Podman コンテナにも対応しています。物理サーバー上で複数のOS を稼働させる仮想化はサーバー資源の効率化を実現しますが、現在主流のハイパーバイザー型の仮想化は仮想環境(仮想マシン)毎にゲストOS が必要です。
一方、コンテナ型の仮想化は、Linux カーネルの 「コンテナ」機能を使って実行環境を他のプロセスから隔離し、その中でアプリケーションを動作させ、ホストOS を共有します。コンテナのオーバーヘッドはプロセスとほぼ同一で、仮想マシンのオーバーヘッドと比較すると非常に軽量です。また、コンテナはアプリケーションとライブラリを同一のコンテナ内に固めるため、アプリケーションの移動やデプロイが容易です。
開発/テスト工程ではトラブル発生時の開発環境の再構築や大規模開発における開発環境の展開を実現し、本番運用では検証済み実行環境から本番環境を構築可能です。
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