開発環境のライセンス体系は?
開発環境の利用ユーザー数に応じて必要ライセンスが購入いただけます。ユーザ数は、1台のコンピュータ上で同時にコンパイル、デバッグできる数を意味します。この同時使用には、テルネットなどの端末ソフトウェアを経由した他のコンピュータからの使用が含まれます。
Sever Express で開発したアプリケーションを実行、配布するために必要な実行環境製品と各々の用途は?
Server Express のアプリケーションを実行、配布するためにはアプリケーションの使用機能と実行形態に応じて 実行マシン上に別売製品:Rocket® Server for COBOL <UNIX/Linux> または Rocket® Server for SOA <UNIX/Linux> が必要となります。
Rocket® Server for COBOL <UNIX/Linux>
Server for COBOL には次の3つのタイプのライセンスがあります。
開発環境製品にバンドルされているライセンスは、このうちの(1)開発者用ライセンスです。このライセンスは、下記記載のとおり、30秒間ライセンスの開放がされないため、実行環境用には販売しておりません。実行環境用に販売しているライセンスは、(2)同時プロセス数ライセンスと(3)CPUライセンスです。
** ハードウェアによるパーティショニング技術には LPAR、Micro-Partitions、nPar、vPar、Integlity VM、Solaris 10 Containerなどが含まれます。
AIX Workload Manager、HP Process Resource Manager、Solaris 9 Resource Container、Oracle VM、VMWareなど OSのリソース管理機能によるパーティショニング技術は含みません。
Rocket® Server for SOA <UNIX/Linux>
Server for SOA には次の2つタイプのライセンスがあります。
** ハードウェアによるパーティショニング技術には LPAR、Micro-Partitions、nPar、vPar、Integlity VM、Solaris 10 Containerなどが含まれます。
AIX Workload Manager、HP Process Resource Manager、Solaris 9 Resource Container、Oracle VM、VMWareなど OSのリソース管理機能によるパーティショニング技術は含みません。
※ MRocket® Server for SOA は、Rocket® for COBOL のすべてのコンポーネントに加え、COBOL言語専用アプリケーションサーバ「Enterprise Server」コンポーネントが含まれた製品
マルチコアCPUのライセンスは?
クアッドコア以上のマルチコアCPUを搭載するコンピュータでは、搭載ソケット数分の Multi-core CPU/Serverライセンス購入が必要です。デュアルコアまたはシングルコアCPUを搭載するコンピュータでは、搭載ソケット数分の Standard CPU/Serverライセンス購入が必要です。
待機系でのライセンスは?
本番系とは別にライセンス購入が必要です。
不特定多数によるアクセスは?
プログラムパッケージをインターネットを経由した公共の不特定多数によるアクセスにて使用する際には、マイクロフォーカスの書面による同意および追加ライセンス料の支払いが必要です。
詳細についてはマイクロフォーカスにお問い合わせください。
購入したソフトウェアを譲渡できますか?
マイクロフォーカスによる事前の書面による同意が必要です。譲渡には、合併・買収・売却・倒産等による法人格の変更や、事業の子会社または親会社や他会社への移管(売却も含む)、統廃合による自治体の変更等が該当します。詳細についてはマイクロフォーカスへお問い合わせください。
日本国外での使用は?
プログラムパッケージを使用目的で国外に持ち出す際には、マイクロフォーカスの書面による同意が必要です。
詳細についてはマイクロフォーカスにお問い合わせください。
開発マシン用に別途Server for COBOL またはServer for SOAを購入する必要がありますか?
開発環境に含まれるServer for COBOL およびServer for SOA と実行環境用に販売しているServer for COBOL およびServer for SOA のライセンスタイプは異なります。開発マシンにおいて、プログラム作成、デバッグ、単体テスト作業をされる場合は開発環境に含まれる標準ライセンスで十分です。なお、本番を想定されたシステムテスト作業や稼働後の障害対応用途を考慮し開発マシンと実行マシンを別に用意される場合は、開発マシン上に実行マシンと同等のライセンスタイプが必要となりますので、開発マシンにおいてもServer for COBOL またはServer for SOA を購入ください。
旧バージョンのServer Expressで開発したアプリケーションの実行環境としてServer Express 5.1Jの実行環境を購入/使用することは可能ですか?
可能です。中間コード(intコード)、生成コード(gnt コード)は、そのまま動作します。ただし、障害改修や性能改善がなされていますので再コンパイルをお薦めします。
システムの実行可能プログラム(a.out)、共有ライブラリ(soライブラリ)は、Server Express 5.1Jで再リンクする必要があります。なお、障害改修や性能改善がなされていますので再コンパイル+再リンクをお薦めします。
Server Express 5.1Jをアップグレード価格で購入した場合、旧ソフトウェアに対する使用権は?
アップグレードと同時に使用権はなくなります。
保守サービスでServer Express 5.1Jへの保守アップデートを受けた際、旧バージョンのServer Express に対する使用権は?
同一マシンにインストール/使用する場合は、使用権があります。別マシンにアップデート製品をインストール/使用する場合は使用権がなくなります。
旧バージョンに対応する製品は?
Server Express 5.0J/5.1Jで名称を変更した製品は、以下のとおりです。
Server Express 2.0J/2.2J/4.0J | → | Server Express 5.0J/5.1J |
---|---|---|
Server Express for pSeries Red Hat | → | Server Express for POWER Red Hat |
Server Express for pSeries SUSE | → | Server Express for POWER SUSE |
Server Express for zSeries Linux | → | Server Express for System z Linux (5.0J) Server Express for s390 SUSE (5.1J) |
Server Express for x86 Solaris | → | Server Express for x64/x86 Solaris |
Server Express for Intel x86 Linux | → | Server Express for x64/x86 Linux |
Application Server for UNIX/Linux | → | Server for COBOL <UNIX/Linux> |
Enterprise Server for UNIX/Linux | → | Server for SOA <UNIX/Linux> |
ISVミドルウェアとの互換性は?
ISV製ミドルウェアとの互換性については、弊社が接続性機能を提供している場合と、ISV側が Micro Focusへの接続性機能を提供している場合があります。
前者の場合互換性の動作保証は弊社が行い、後者の場合ISVが行います。
前者には以下のものがあります:
OpenESQLを経由するデータベースアクセス
ODBC 3.0に準拠するODBCドライバを動作保証対象とします。
DB2 ECMを経由するDB2アクセス
IBMによる DB2プレコンパイラの Micro Focusサポートに依存します。
COBSQLを経由するOracleアクセス
Oracleによる Pro*COBOLの 弊社サポートに依存します。
mfcobolパッケージ経由のJava連携
「動作保証環境の詳細」の項を参照してください。
Server Express 2.0J/2.2J/4.0J/5.0J をインストールしているマシンにServer Express 5.1Jをインストールすることは可能ですか?
可能です。ディレクトリを分けてインストールしていただき、使用時に環境変数の設定を切り分ければ、両方を使い分けることができます。
旧バージョン(2.0J/2.2J/4.0J/5.0J)からServer Express 5.1Jへの互換性は?
以下の上位互換があります。
旧版の Rocket® COBOL (formerly a Micro Focus® product)で開発されたアプリケーションを移行したいのですが、どのような点に気を付ければ良いですか?
弊社は、これまでも原則としてCOBOLソースプログラムの上位互換性は保証してきました(再コンパイルは必要です)。例外としては、コンパイラのバグ修正によって同じプログラムの動作が変わってしまうもの、非常に旧弊な使用法のサポートを廃止するものなどがあり得ますが、このような場合でも基本的には互換オプションなどを用意することで救済しています。
なお、COBOLの構文・意味論上正しくないプログラムの動作に関しては、一般に互換性は保証できません。
ソースプログラムの互換性以外に環境面で以下のような相違があります。
Server Express は、うるう年に対応していますか?
対応しています。形式2の ACCEPT文、DAY-OF-INTEGERなどの日付変換組み込み関数とも、うるう年の2月29日を正しく処理できます。
保守サービスの開始日はいつからですか?また初年度保守サービス期間はいつまでですか?
保守サービスは、製品の出荷をもって、保守サービスの開始とします。 初年度保守サービス期間は翌年出荷日前日までとなります。
但し、保守サービス提供にあたりユーザ登録をしていただく必要があります。 2年目以降は保守サービス料金の支払いをもって更新可能です。
(登録ユーザーの方に保守更新のご案内を送付します。)
未登録ユーザーの保守サービス開始の遡及は可能ですか?
製品の出荷から1年を経過した場合はユーザー登録をして保守サービスを受けることはできません。
Server Express の保守サービスは、いつまで提供されますか?
リリースされている Server Express の全バージョンは、現在もご要望に応じて出荷しており、保守サービスの停止の計画はありません。現在、停止が予定されているバージョンはありませんが、停止する場合には、その12ヶ月以上前に、保守サービス登録者向けに通知します。
また、動作保証対象OS のバージョン・パッチレベルのサポート終了や、対応する Cコンパイラのバージョン、データベース製品等の老朽化に伴って、従来と同じレベルの保守サービスを提供することが困難となる場合、保守サービスを縮退させて頂きます。この場合もその12ヶ月以上前に、保守サービス登録者向けに通知します。
保守サービスを縮退している製品のバージョンは、「COBOL/エンタープライズ製品 技術情報(FAQ)」
の「各製品の保守サービスの縮退状況を教えてください。」に掲載しております。
保守サービスの一部打ち切り(Partial Cancellation)はできますか?
一部打ち切り後に受けられない保守サービス内容等があることに同意の上、Cancellation Letterにご署名いただければ可能です。受けられなくなる保守サービスに関しましては、保守サービスの一部打ち切り(Partial Cancellation)についてをご参照ください。